【数が分からない、丸シールを使う】3歳4歳、おうち療育アイデア

丸シールを使った「数の認識」をうながす方法。準備するものや、おうち療育のやりかたを紹介します。

 こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。


 概念の理解が薄い 


3歳半ばに受けた「新版K式発達検査」にて、色の認識が薄いとの指摘を受けた息子は、臨床心理士さんによる個別療育にて、色の認識の練習に取り組んでいました。

色の認識というのは「概念の理解」につながる発達課題です。色や数、お金、季節など。

(・ω・) 概念の理解というのは、物事をひとつのあつまりとして認識する力のことだよ。

今回は、臨床心理士による個別療育で教えてもらった「概念の理解」へ向けたアプローチを参考に、おうち療育で活用できるアイデアを紹介します。


 課題:数字の横に書かれた○のところに丸シールを貼る 


課題:数字の横に書かれた○のところに丸シールを貼る

ポイント:手を動かす(自分で体験する)


 準備するもの 


準備するもの: 複数の色がある丸シール(百均や文房具店で売っている)、紙

数を認識する練習、おうち療育はたのんオリジナル

紙に数字と同じ数の○を書きます。丸シールをひとつずつに切り分けます。


 おうち療育のやりかた 


ママが左の数字を読みます。「1は、1個のことだよ」と伝え、右にシールを貼ります。

次に、2へ進みます。「2は、2個のことだよ」と伝え、2個のシールを渡します。「この丸に2個シールを貼るよ」と知らせます。

同じように3へ進みます。

初日は3程度にしておいて、だんだんと慣れてきた頃に4や5を増やすと良いと思います。

息子もそうですが、発達に凸凹がある子どもの場合、耳で聞くよりも、目で見たものを強く覚えている傾向があります。さらに、見ただけよりも、自分で体験したものは印象に残りやすいです。

なので、シールを貼るなど、手を動かして自分で体験するというところが大事です。

シールが難しいときは、果物やビスケットなどのお菓子を使うのもオススメです。

今回は「5」までの数を繰り返し練習するものです。

なぜ、5で区切っているかというと、5までの数量を正確に認識していると、それ以上の数はスムーズにイメージできると本に書いてあったからです。

この課題は「1」というものが1個を表し、2というものが2個を表しているということをイメージするものです。

数字を歌のように覚えて数えている場合には、たとえ100まで数えることができても「3個ください」の意味を理解できないそうです。

(・ω・) 個別療育の臨床心理士さんによると、息子のように概念の理解が弱い子によく起こるそうな

だから、たくさんの数をかぞえる前に「1」というものが1個を表し、2というものが2個を表しているということを何度も繰り返し確認しました。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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