【早生まれに発達障害児が多い?】療育には早生まれの子が多い

療育に早生まれの子が集まりやすい理由を考えた っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC


 【早生まれに発達障害児が多い?】療育には早生まれの子が多い 


「早生まれに発達障害児が多い」

年中時に息子が通っていた集団療育で聞いた噂話です。実際、そのクラスにいた子のほとんどが早生まれでした。

あと1ヶ月遅く生まれていたら良かったなあ。1年下のクラスだったら、それなりに馴染めたかもしれないなあ。なんて、他の保護者と話した記憶があります。

が、心理相談の臨床心理士さんによると、1年下のクラスでも馴染めるとは言い切れないそうです。

1年下のクラスに混じって上手くいくのであれば、大人になって困る人がいないはずだけれども、そんなことはないし、いつ生まれたかは、あまり関係ないという当たり前の意見がありました。

4月に生まれた子の成長が遅くても、3月生まれの子と比べると差が目立たないから、気づかれにくいだけと話していました。

幼少期に気づかれる子は早生まれの子が多いけども、高学年や中学生になって気づかれる子は前半に生まれている子も少なくないそうです。

だから、早生まれの子は逆にラッキー。早い段階から気づいてもらえて、療育を受けたり、通級を利用できるから運が良いのだと。

まわりに比べて計算が遅かったり、宿題に時間がかかったり、発達障害に関係なく、早生まれの子はそんなもんだから気にせず過ごしたら良いそうです。

早生まれの子はだんだんできることがまわりに追いついていくから、いまは「底」で、これからどんどん上手くいくと信じておけばいいんだってさー。

なんでもかんでも「発達障害だから……」に繋げない。これが心理相談の大きなテーマとなっています。

発達障害が治ったようにみえる子にも早生まれの子が多いという話も印象に残りました。治ったのではなく、はじめから発達障害ではなかったのだろうけれども、早生まれの子は幼稚園や保育園のクラスのなかでも幼い行動が多く「困っている子」に見える場面が多いから、発達障害を疑われやすいそうです。

約1年遅く生まれているのですから、そりゃ4月生まれの子よりできない部分があるのは仕方がないことです。

そうなのですけれども、保護者としては、みんなより遅く生まれている分、就学に向けての焦りは大きいのだと思います。だから、発達の問題に対して敏感に反応し、ちょっとしたきっかけで療育利用を決める家庭が多いのかもしれません。

その結果、療育には早生まれの子が集まりやすい傾向があるのだろうなとの結論に至りました。

(・ω・) ちなみに、集団療育で同じクラスに通っていた人のなかには「通常学級(通級なし)」の判定が出た人も複数いたよ。

ほな、また。よしなにー。

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