激しいカンシャクをどうやって改善するか、ではなく、どうやってかわすか、ごまかすか、を意識するのが良いと思う、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC K-picさん
激しいカンシャクに疲れ果てた4歳
3歳半ばに発達の遅れを指摘され、個別療育に通い始めた息子。カンシャクが改善するのかと思いきや、だんだんと激しくなり、母は疲れ果てていました。
「ノイローゼなるわ」言うてたら、ほんまにノイローゼになり、実家に帰省したり、児童相談所に相談したり。
(・ω・) 地獄やったわ!
いろいろ諦めた5歳
「話を聞いてあげる」「無視する(無効化する)」「お母さんの心を穏やかに」 あちらこちらから聞こえるアドバイスを真剣に聞いて、一生懸命 対応を考えました。
しかし、ある日、ふと気づいたんですわ。
(・ω・) そんなの関係ねえ
何やっても一緒やぞ。こんなんやっとったら、まだノイローゼなるわ。 と気づいてから、いろいろ諦めました。
それから思い出しました。嘘くさいと思って、やっていなかった対応があったことを。
いつだったか読んだ本に書いてありました。
発達障害のある子がカンシャクを起こしたときには、前後でつながりのないことをすると良い。たとえば、コチョコチョとか。
(・ω・) 嘘くさい
と感じたので、試すこともなかった「コチョコチョ」をやってみることにしました。
激しいカンシャクに「コチョコチョ」で対抗した結果
激しいカンシャクをおこして泣き叫ぶ息子に、脈絡なく「コチョコチョ」で対抗してみました。
激しいカンシャクは続いていましたが、しばらくすると、息子の意識はコチョコチョに抵抗するために方向転換し、カンシャクが止まりました。
コチョコチョされたことに怒ってはいましたが、激しいカンシャクを起こした原因となった”何か”については忘れた様子でした。
なるほど。カンシャクを起こした原因を、本人が忘れたら、カンシャクが止まるんだ。
これは、なかなか良い作戦だと気づきました。
自分自身の体験を振り返ると、母と喧嘩したとき、もう怒っていないけども、怒るのをやめるタイミングを見つけるのは難しいものだったなと思います。
息子にとって、一度スタートしたカンシャクを自分で止めるのは難しいものであったのだと気づいたのです。
激しいカンシャクが落ち着いた6歳
6歳になり、以前のような激しいカンシャクを起こすことが減りました。
発達障害のある子は心の成長が7割で進むといいます。6歳に7割かけると、4歳程度。4歳というと、普通に成長する子たちのあいだではカンシャクを起こしにくくなる時期です。(諸説あり)
やっと、そのラインに到達したのかなと感じています。
激しいカンシャクをどうやって改善させるか、ではなく、かわすしかない。あの手この手でかわしながら、子どもの成長を待つしかないのだと思いました。
そりゃそうです。
医師や臨床心理士や、子どもを専門に見る人たちですら、まだ解決策を見つけていないのですから、素人に激しいカンシャクを改善させる方法を見つけることなんて、ほぼ不可能ですわ。
だから、激しいカンシャクをどうやって改善するか、ではなく、どうやってかわすか、ごまかすか、を意識するのが良いと思います。
カンシャクを起こしたときには、脈絡の無い行動で子どもを混乱させ、カンシャクを起こした原因を忘れさせるという方向で対抗するのがオススメです。
ほな、また(・ω・) よしなにー。