3歳のときはスーパーへ行くのが困難だった。あれから2年が過ぎて、大変な今日が人生の彩りに変わった、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC photoBさん
【たくさんの大変な今日が、人生の彩りになるのだ】発達凸凹5歳年長
人生で学んだすべてを私は3語にまとめられる。それは「何があっても人生には続きがある」ということだ。
In three words I can sum up everything I’ve learned about life: “It goes on.”
ロバート・フロスト(アメリカ合衆国、詩人)
さいきん、わたしたち夫婦は発達凸凹5歳息子の「変化」を感じる日が増えた。
いくつかの変化のなかで、いまもっとも鮮明に浮かびあがるのは「スーパー」での出来事である。
3歳の息子を連れてスーパーへ行くのは、ハードモードだった。ベビーカーに乗せていても、欲しいものに近づくために、暴れ続ける。
たったひとつの商品を買うことさえ困難。ベビーカーごと倒れるのも、しょっちょうだった。
なぜ、そのような困難な状態でスーパーへ出かけていたのかというと、母の子育てアドバイスがあったからだ。
「小さい子は、みんなそう。慣れさせないと」
わたしはスーパーに慣れさせるため、ハードモードに何度も挑戦した。とてもクリアできそうにない戦いに、疲れ果てた。
あるとき、1000円以上する苺をいくつも投げ飛ばした。当然、すべて買い取った。かなり高額な出費。
本当にみんな、こんなことする? 夫と相談し、スーパーへ行くのは諦めた。ネットスーパーを使うことにしたら、日常が一気に楽になった。
(・ω・) スーパーとの戦いは、骨折り損のくたびれ儲けだったや。
あれから2年が過ぎた。現在の息子は、スーパーで暴れない。苺が欲しいと引っ張ることもない。
「いちご、たべたいんだけど、かっていい?」と質問し、「苺はいま高いから、旬の時期になって安くなったら買おう。カットフルーツなら買ってもいいよ」と交渉すると、納得する。
「たかいいちごをかったら、よるごはんのざいりょうが かえなくなるもんね。ごはんのほうが、だいじだから、しかたないね」 こちらの懐具合まで考えてくれる現実的な一面も現れるようになった。
It goes on. 人生には続きがある。
あの日は、大変な今日だった。たくさんの大変な今日が、人生の彩りになるのだ。
ほな、また(・ω・) よしなにー。