折り紙で鶴を作って残り時間を「見える」状態にした。始まる予告だけではなく、終わる予告も意識したい、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC Capricorneさん
おうち療育とは
「おうち療育」とは、臨床心理士さんによる療育で学んだことをふまえて、自宅でおこなう、苦手を補う練習のことです。現時点の目標は、小学校へ入るまでに、ひらがな、数字を読み書きできるようになること。
1時間を見える化、タイムタイマーを作る
少し前に、砂時計をタイムタイマーとして使うと書きました。便利。
(・ω・) タイムタイマーとは療育機関でよく利用される、残り時間を見える化する時計だよ
さて、砂時計タイムタイマー。気持ちの切り替えに非常に役立っているのですが、ひとつ困ったところがあります。
見える化できる時間が、短すぎる。
そのときすぐやる声かけには非常に役立つのですが、1時間とか、長い時間の区切りに使えない点に困っていました。いろいろ考えた結果、
(・ω・) 作ればいいやん
との結論に至ります。本物は高いからなあ。とりあえず自作してみることにしました。
時計みたいに丸い形をふたつ作って、ちょっとずつ手動で動かすのはどうかとイメージ。したところで、長いあいだ止まっていました。
(・ω・) 完成イメージは浮かぶが、制作過程が想像不可。丸ふたついるなあ、どうやって動かす仕組みにしたらいいんかなあ、で止まった。
そこで、ちょっと発想を変えてみた。簡単なのでええねん。時間は無限ではないというイメージを掴んでほしい。
準備したもの:折り紙4枚
折り紙で鶴を作って、15分過ぎるごとに1個ずつ渡す仕組みにしました。箱のなかに4つ集まったら1時間。終わりの時間だよと説明。
(・ω・) 本当は10分ごとで区切りたいんやが、5以上の個数はパッと認識できないような気がするので、4個(15分区切り)にした。ちなみに、5個(12分区切り)は母がややこしいので却下。
こんな簡単な仕組みじゃ難しいやろな。と思ったのですが、とりあえず試してみたところ、わりとスムーズに馴染めました。素直にやめた。
砂時計と同じく、突然終わり時間が告げられる状態から、残り時間が見える化(鶴が集まってくる)されたことで、心の準備ができて納得してやめられたのだと思います。
予定の変更が苦手。だから、事前に予告する。
「始まる予定」は意識してやっています。でも「終わる予告」というのは意識したことが無かったです。今後は意識してみる。
鶴が手元に準備できないときでも、いきなり「終わる時間だよ」じゃなく、「もうすぐ終わる時間だよ」「そろそろ終わる時間だよ」「終わる時間だよ」と段階をふんで声をかけると良いのかなと思いました。
大人は時計を見て残り時間を認識しているが、時計が読めない子どもにとったら急展開なのだから、ついていけなくて当然だったな。
就学前に時計が読めるようになったら本人が過ごしやすいと思う。どうやって教えたら時計に興味が湧くのか、療育の先生に聞いてみる。
ほな、また(・ω・) よしなにー。