【おうち療育(86)トレーニング箸をやめる】発達凸凹5歳年長

ママの一言がきっかけでトレーニング箸から、普通の箸への練習が一気に進んだ。手先が不器用だから、ではなく、不安で使えなかったのかもしれない、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC  shiratanさん


 おうち療育とは 


「おうち療育」とは、臨床心理士さんによる療育で学んだことをふまえて、自宅でおこなう、苦手を補う練習のことです。現時点の目標は、小学校へ入るまでに、ひらがな、数字を読み書きできるようになること。

(・ω・)身辺自立編。就学に向けた日常生活の練習。”ひとりで”がんばる!


 おうち療育(86) きょうの練習 


課題:トレーニング箸をやめて、普通の箸を使う

準備:箸のリサーチ、購入


 トレーニング箸をやめるきっかけはママの一言だった 


就学に向けて、年長の夏休みになった頃から、給食で使うお箸の練習を始めました。

(・ω・) いままでエジソンのトレーニング箸を使っていたよ

エジソンのお箸で細かいものをつかめる(お茶碗のごはんをひとつ残らずしっかり食べられる)ようになってから、とイメージしていましたが、なかなか到達できません。

米粒ひとつ残らず、は諦めて、とりあえず普通の箸でごはんを食べられるように、練習を始めました。

はじめは新しいお箸に喜んで機嫌よく食べていましたが、やっぱりうまくつかめないので、カンシャクを起こし、普通のお箸を投げ捨てる状態に。

「こんなおはしじゃ、ごはんがたべられないよ! おなかすいて、しんじゃってもいいの!!! すててよ!!!!!」 大暴れ。

(・ω・) 先は長い。

5歳息子は手先が不器用。しかし、小学校の給食は待ってくれない。

(・ω・) 練習せなあかんのや。

好きなキャラクターのお箸や、使いやすいと噂のカクカク箸、割り箸、あれやこれや試し、拒否され。

たまたま出かけた食事処にて、5歳息子は出されたお箸を拒否することなく使い始めました。食事処のお箸は、短めで菜箸みたいな溝が並んでいるもの。似たようなものを買おうと計画して、近隣のお店へ。

お箸の専門店、量販店、ニトリ、ダイソーなど、ちょうど良いお箸がありそうなところをウロウロ。溝のある子ども用の短いお箸が見つからない。

(・ω・) 実際に探してみると、ちょうど良いお箸ってなかなか無いんだなあ。

最終的にたどり着いたのは、いつも使っているイオンネットスーパー。

(・ω・) 灯台下暗し。イオンネットスーパーは意外と幅広く取り扱っている。

そこから、なんとなく箸を使うようになり、拒否する日もあり、わーわーやっていました。ところがさいきん、当たり前のように箸を使うようになりました。

きっかけは、わたしが発した言葉。「さいきん、できることが増えて嬉しいよ」

「ぼくにできることがふえるとうれしいの? ぼくがおはしをつかうようになったら、もっとうれしい? じゃあ、おはしつかう。」

それから、普通のお箸を出しても、不満そうな顔をしなくなりました。お茶碗に残ったご飯を食べられないときには、怒らずに「すぷーん  ください」と要求し、自分で食べています。

わたしは息子がお箸を使えない理由を「発達凸凹で手先が不器用だから」と考えていましたが、上手にできる自信が無い「不安」から始まっていたのかもしれません。

あわせて、ママの言動というのは、子どもにとって、非常に大きな影響があるんだなと、改めて気づいた出来事でした。

いつもできるわけではないけども、褒めるとか、応援するとか、嬉しいとか、そういう前向きな言葉を使って暮らしたいです。

ちなみに、エジソンのトレーニング箸は2歳頃から使い始めました。指を入れる丸2つがとれる仕組みになっているので、3歳頃にひとつ、4歳頃にひとつ、取り外しました。上が繋がっているだけの状態のものを1年ぐらい使っていた。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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