【自閉症スペクトラムが走り回る理由、対応】発達凸凹4歳息子

発達凸凹4歳息子が走り回る理由を、児童精神科の医師に教えてもらった。ADHDではなく、自閉症スペクトラムの特性が関係しているらしい。声かけのポイントについてのおはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC &handworksさん


 自閉症スペクトラムが走り回る理由 


児童精神科の医師による診察で、気になる行動「集団療育で走り回る(多動)、ADHD?、薬を飲んで落ち着いたほうが良いの?」について質問しました。

(・ω・) ちなみに、4歳息子の仮診断は「自閉症スペクトラム、知能の遅れなし」(一昔前でいうとアスペルガー症候群。つまりママと一緒)

はじめに臨床心理士さんから発達の遅れを指摘されたのが、多動や衝動性の高さ(ADHDの特徴)でした。ですが、児童精神科の医師によると、「本物のADHDは、こんなもんじゃない」そうです。

集団療育で走り回る理由として考えられるのは、自閉症スペクトラムの特性で「空気が読めない」から。集団療育には、いろいろな特性をもつ子どもが参加するので、まわりの様子を見て同じ行動をしている。正しい行動に気づいていないのだと思われる。

多動性や衝動性が無いとは言わないけども、ADHDを心配するレベルではない。薬も必要ない。活発な男の子によくある程度だから、集団生活に慣れてきたら馴染めるだろう、との見立て。


 医師のアドバイスを受けて、対応(声かけ)を変えてみた 


児童精神科の診断を受けたあとの集団療育にて、医師のアドバイスをもとに声かけを変更しました。

いつもは、4歳息子が走り始めてから、「走ったら、ダメ! 座りなさい!」 と追いかけていた。全然聞こえていない様子。止まらない、振り返らない。みんなと一緒に大騒ぎ。

(・ω・) 鬼ごっこになってた

新しい声かけは、走り回る前、集団療育が始まった直後、椅子に座っているときに実行しました。

「走り回る子どももいるけども、椅子に座っている子どもが正解。ママも嬉しい、先生も嬉しい」 そう話すと、うんうんと納得した様子。

いつもどおり、途中からは走り回る子どもがいっぱいで大騒ぎになりましたが、4歳息子は椅子に座り続けました。椅子を離れる遊びが終わると、まっすぐ席に戻ってきた。「はしったら、だめだねえ」と、余裕の一言。

(・ω・) おお!

スターペアレンティングでいうところの「親の希望を伝える」です。4歳息子は、この場に適している行動が分からなかったので、他の子どもの行動を真似していたんだなと気づいた。どうやら自由に走っていい場所だと認識していたっぽい。

自閉症スペクトラム傾向のある子どもが、特定の場所で走り回って困るときには、「ここでは、椅子に座るっていうルールがあるんだよ」「走り回る子どももいるけど、本当は椅子に座るのが正しいんだよ」ということを、言葉ではっきり伝えてみてください。

自閉症スペクトラムの発達特性「空気が読めない」の影響で、その場に適した行動に気づいていないかもしれません。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

スポンサーリンク