4歳息子の発達凸凹(自閉症スペクトラム)について、幼稚園でカミングアウトしようと思っていたが、集団療育のお母さんたちの意見を聞いて、考えが変わった、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC copeeeさん
集団療育のお母さんたちに「幼稚園でのカミングアウト」を質問
8月後半、幼稚園の2学期が始まりました。1学期は登園拒否があり、はたのんママがノイローゼになる状態でした。その結果、実家への帰省にいたり、2ヶ月近く幼稚園を休みことに。
(他のお母さんに、息子の発達凸凹、自閉症スペクトラムをカミングアウトして、新しい気持ちで幼稚園生活を始めたい)
そう考えて、集団療育の自由時間、去年から参加しているお母さんたちに、幼稚園や保育園で、どのようにカミングアウトしたのか、話を伺いました。
カミングアウトしたら、すっきりする。そう思い込んでいましたが、実際の体験談を聞くと、そうでも無いんだなと気づきました。
他の子どもを叩くなど他害行為のある(叩いたり、蹴ったりする)子をもつお母さんは「はじめの日にカミングアウトした」そうです。
他害行為の無い子をもつお母さんがたは「1年ぐらいかかった」と。まわりのお母さんの性格が分かってきて、やっとカミングアウトできたと話していました。
「他の子と違う行動をするから、あれ? って目で見られる。耐えられなくなって、カミングアウトした」というお母さんもいた。
お母さんたちが話す内容で、印象に残ったのは、「カミングアウトしても、すっきりしないよね?」の問いかけに「わかる!」と声をあげたお母さんが多かったことです。
「悪いことも起こっていないし、良いことも起こっていない。結局、他のお母さんたちは発達障害について、よく知らないから、へーで終わる」
「子どもの相談できるママ友ができると思ったけど、普通の子を育てているお母さんとは、やっぱりわかりあえなかった。悩んでいることがぜんぜん違うよー」
「言ったことは取り消せないから、慎重にしたほうが良い。言って良かったのかなって悩む日もある。カミングアウトしなくても、なんとかなっているなら、そのままにしたほうが良いよ」
絶対カミングアウトするぞ。と考えていましたが、集団療育でお母さんたちの体験を聞くうちに、気持ちが変わりました。
幼稚園のお母さんたちに4歳息子の発達凸凹(自閉症スペクトラム)をカミングアウトしないのは悪いこと、嘘をついているような気持ちを持っていました。
でも、カミングアウトしたところで、わたしは他のお母さんに何を求めているのか。どんな対応を望んでいるのか。それを考えると、何も浮かんでこないのです。
何も望むことがないのに、なぜ、わたしは「カミングアウトしなければ」と焦っていたのか。
(・ω・) 悩むことなかったな、カミングアウトする必要が無いじゃん
みんなと少し違う行動をする4歳息子を見て、なにかに気づくお母さんもいるだろうけども、気にせず生きていこうと思う。
困ったときには、担任の先生や加配の先生、療育の先生、それから集団療育のお母さんたちにアドバイスを求めよう。
幼稚園のお母さんたちより、集団療育のお母さんたちのほうが話しやすい。いろんな事情を隠さなくても良いから。居心地が良い。
先生が話す一般論よりも、発達凸凹のある子どもを育てるお母さんの体験談が心に響くと気づいた。相談して良かった。
ほな、また(・ω・) よしなにー。