発達凸凹のある4歳息子は「幼稚園に行きたくない」とカンシャクをおこす。子どもの希望を一方的に受け入れるのではなく、我々夫婦の希望をふまえて「短時間登園」をはじめるよ、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC &handworksさん
「幼稚園に行きたくない」4歳息子は朝からカンシャク
4歳息子は、4月から幼稚園に通い始めました。まあ、休みがちで、ほとんど通えていない状態ですが。
療育の先生からアドバイスを受けて、短時間でも良いから、毎日、幼稚園に連れて行かなくてはいけないという気持ちが芽生えました。やる気は満々だけれども、4歳息子の「行きたくない」もフルターボですから、予想通り、どうにもならぬ。
4歳息子は、きょうもカンシャク。「ようちえん、いきたくない」と、床を蹴って、奇声を繰り返し、泣き続け、嘔吐し、朝から、相当のエネルギーが消費されました。
本来の登園時間の2時間後に、やっと幼稚園へ。無事に到着しただけで、良しとしよう。
きょうは30分で、お迎え
パパと相談して、きょうは30分でお迎えに行くことにしました。たった30分、すぐ終わる。でも、「幼稚園に行きたくない」と泣き叫ぶ4歳息子にとっては、長い時間。
(・ω・) ちなみに、きょうは楽しかったらしい。しかし、幼稚園に行きたくない気持ちは継続。
しばらくのあいだ、短時間登園を続けようと思います。とりあえず1時間が目安でしょうか。何度も通って、ぼちぼち楽しい場所だと理解できたら、カンシャクや、嘔吐をおこさず通うようになるでしょう。たぶん。
(・ω・) 個別療育も、何度も先生と顔を合わせるうちに、先生が大好きになって、喜んで通っている。幼稚園の先生も、何度も顔を合わせていたら、安心して話せるようになると思う。
4歳息子にとっての信頼は、多くの時間を一緒に過ごすよりも、会う回数の多さ、出会ってからの時間によって生まれるのだと考えている。だから、長時間ではなく、短時間で会うを繰り返すつもり。
泣き叫ぶ子どもを幼稚園に行かせる必要あるの?
わたしは「幼稚園に行きたくない」と泣き叫び、嘔吐までする4歳息子を、無理やり幼稚園に連れて行くのは、悪いことだと考えていました。だから「いきたくない」と騒ぐ日は、諦めて休ませていました。
でも、わたしたち夫婦は、4歳息子が「普通の世界」で暮らしていけるように、まわりと適切なコミュニケーションが取れるように、療育へ通わせているのです。小学校や中学校に通わなくてもいい、そういうふうには考えていません。小学校の前の段階として、幼稚園も、行きたいときに行くだけではだめだと感じています。
4歳息子の希望を、一方的に受け入れるのではなく、我々夫婦の希望である「幼稚園に行く」 その目的が達成される範囲で、4歳息子にとって快適な対応を考えたいと思います。
4歳息子が泣き叫ぶ大きな理由は「幼稚園に行きたくない」ですが、そのなかには、いろいろな小さな理由が詰まっています。ほとんどは「不安」につながるものです。場所への不安、人への不安、作業への不安など。
簡単ではないけれども、目の前にある不安から、ひとつずつ片付けるしかない。
(・ω・) スモールステップ。
定型発達の子どもたちが、すんなり進む階段も、4歳息子にとってはハードルが高い。スモールステップで考える。大きな階段を登れないからといって、成長を待つだけではだめだ。もっと小さな階段を作らなくては。
というわけで、しばらくは「短時間登園」を取り入れます。4歳息子も「みじかいじかんだったら、ようちえんにいく」と主張している。交渉は成立した。5月は、休むことなく、幼稚園に通えることを願っている。
ほな、また(・ω・) よしなにー。