【幼稚園の集団行動ができない悩み、怒り】発達凸凹4歳息子

幼稚園にて、発達凸凹のある4歳息子が集団行動をできない現実に気づき、落ち込んだり、怒ったり、心の葛藤があった、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

たんぽぽの綿毛がたくさんある

画像提供:写真AC ハットさん


 心がすり減る 


いつもは前向きな気持ちをかいていましたが、きょうは深刻に悩んでいた出来事、心の葛藤についてのおはなしです。

(・ω・) 定型発達の子どもと出会い、わたしの心はすり減った、そういうおはなし


 自分が自分じゃなくなる 


3週間ほどブログを更新していないあいだ、わたしは「怒り」に満ちていた。朝起きた瞬間から24時間怒っていた。

理由は、発達凸凹のある4歳息子の問題行動が繰り返されたからだ。

わたしは、そもそも、頻繁に怒る性格ではない。わたしの怒りというのは、だいたい「自分のペースが乱される」ことによって起こる。子どもがいない暮らしでは、自分のペースで行動するのは、難しいことではなかった。だから、怒ることは少なかった。

一方、4歳息子が生まれてからは、自分のペースで行動する時間がない。24時間、子どものペースが時計が進む。当たり前だ。だから、不本意ながら、それを受け入れて暮らしてきた、つもりだった。

でも、その「仕方ない」の気持ちが、ぐちゃぐちゃになる出来事が、このところ多かった。それによって、落ち込んで、悲しんだ。悲しみが、やがて「怒り」に変化した。わたしは、自分が自分ではなくなったように感じた。

1番はじめのきっかけは、幼稚園の説明会で、他の子どもの様子を見たこと。4歳息子は椅子の上に立ったり、机に登ったり、走り回ったり、自由な行動をした。必死に追いかけて、抱きかかえて、席に座った。一方、他の子どもたちは、ママの指示に従い、じっと椅子に座っているのだ。何度か行われた保護者会(幼稚園に向けた登園練習日)では、同じことが繰り返された。絵本の時間は、4歳息子だけが走り回り、他の場所で遊んでいた。

母や保健師さんなど身近な子育て経験者に、わたしが「大変だ」というと、「体力がない」「みんなやっているよ」「だんだん落ち着くよ」といわれ、その言葉を信じて、希望をもって暮らしてきた。

でも、違ったのだ。他の子どもは、4歳息子のように騒いでいない。わたしだけが、圧倒的に疲れて当然だった。走り回っているのは、わたしだけなんだもの。

昔の出来事を思い出した。4歳息子が1歳後半のころ。保育園の園庭開放にいくと、息子は走り回って池にハマり、階段をおりて外に出てしまい、絵本の時間に座ることもない。当時は(好きなことは、人それぞれだから)と感じていた。いま思うと、その頃には他の子どもと差があったのだ。同じぐらいの子どもたちは、みんな先生の指示に従っていた。ママがダメと行ったところには行かなかった。

そうか、あれから2年が経ったのに、まだ、できていないのか。それに気づいて、落ち込んだ。悲しくなった。それは、やがて「怒り」に変わった。(他の子どもと全然違う。みんな一緒なんて、嘘だった)という気持ちが大きくなり、頭が痛くなった。頭痛とともに嘔吐を繰り返して、3週間が過ぎた。

自分が自分ではなくなったように感じた3週間だった。4歳息子の行動にも、夫にも、24時間イライラしていた。

昨日までイライラし続けていたのだけれども、きょうはブログを書こうと思うぐらいにまで回復した。珍しく、4歳息子を連れてスーパーにも行ってきたし、郵便局も行った、テレビで紹介していた野菜ふりかけを作ってみたりもした。

時間の経過によって、いろいろと、気持ちの整理ができた気がする。幼稚園の説明会あたりから、少しずつ悩んでいたので、約半年。長くて、短い時間だった。

4歳息子は、どうやら現時点で集団行動ができない。よくわかった。わたしは少なからず期待していたのかもしれない。なんとか、みんなと同じ行動をとれるはず、他の子だって4歳息子と同じぐらい騒がしいはずだ、と。

(・ω・) 現実を知ってしまったんだよ

しかしながら、状況を整理してみると、落ち込むほど、悪い出来事は起こっていない。幼稚園は加配の先生をつけてもらうように申請したのだ。予想通りの出来事が起こっているだけではないか。

集団行動ができないのは、2年前と変化なしだけれども、会話は十分成り立つようになったし、物語に興味を示すようになったし、トイレもそれなりに行けるようになってきたし、外に出るときは手をつなぐし、スーパーではママについてくるし、できるようになったことはたくさんある。成長が止まってしまったわけではない。

集団行動については未知数。経験したことがないから、よくわかっていないだけなのだ。5月から集団療育への参加も始まるので、経験を積み重ねて、適応していくに違いない。ぼちぼち、がんばる。

そういえば、幼稚園にいくと、わたしのまわりに子どもたちが集まってくる。理由は分からないけれども、嬉しい。「家に遊びに来て!」と誘われた。アスペルガー症候群(発達障害)の人は、子どもに好かれやすいときいたことがあるが、どうやら本当らしい。


 良いママになろうとしすぎていた 


4歳息子の発達が遅れている、発達に凸凹があるといわれてから、わたしは「良いママ」になろうとしすぎていたように感じる。それは自分自身がアスペルガー症候群(発達障害)の特性をもっていることや、不登校ひきこもり支援に携わり、一般の人よりも発達障害についての知識があると思いこんでいたから、自分自身に秘められた力があると過信していたからに、ほかならない。

まぁまぁの自分で良い。まぁまぁのママで満足して生きる。

あとから考えると、良い結果をもたらした決断ばかりではないけれども、そのときどきで精一杯の考えを巡らせて選択したはずだから、過去の決断を後悔する必要はない。きょうからは、まぁまぁの自分に満足して生きる。

そう、さいきん、疲れているから、心がすさんでいるの。幼稚園の準備、大変。袋作りとか、用品探しとか。いままで経験したことがない用意がたくさんあって、疲れ果てた。疲れ果てた。時間が経てば、元気が出てくると思う。きっと、そう。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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