1年続いた集団療育が終わった。この出会いと別れは、発達凸凹のある子どもをもつ親が通る階段、気持ちの区切りだったに違いない、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC 月舟さん
別れありきの出会いだった、集団療育
約1年続いた集団療育が終わった。毎週会っていたお母さん、子どもたちとお別れ。もう会えないと実感したのは、集団療育が終わった翌週の同じ曜日になってからだった。
週1回ではあったが、心の距離はグッと近づいていたようだ。毎日出会う幼稚園のお母さんたちよりも、ずっと、ずっと。
ひとつ心残りがある。ほかのお母さんの話を、もっと聞きたかった。それぞれ自宅も離れているし、小学校の学区も違う。二度と交わることはないのだろう。それが心残り。
でも、たぶん、これで良かった。願望は遠ざかるほど好ましい。
わたしにとって、集団療育での出会いは「別れありきの出会い」だったと思う。
昨年の春、息子は幼稚園に入園し、はじめての集団生活を経験した。同時に集団療育が始まった。我々親子にとって、大きな階段だった。
登園拒否に悩み、周囲の子どもとの成長の違いにショックを受け、小学校の選択に戸惑って。
迷いを、両手いっぱいに、たくさん抱えて過ごした1年だった。
これから始まる1年は、ここまでの1年と異なるものにしたい。
去年の悩みは、集団療育で出会った人たちの思い出とともに梱包する。さようなら。
5年ほど前に流行った映画「イニシエーション・ラブ」(主演 前田敦子さん)に出てきた通過儀礼という言葉が頭に浮かぶ。
この出会いと別れは、発達凸凹のある子どもをもつ親が通る階段、気持ちの区切りだったに違いない。
さて、新しい1年、ぼちぼちがんばるか。ぼちぼち、な。
余談ですが。今年度の集団療育は希望者が多くて落ちました。優先度が低いと判断された結果だと思うので、まあ、良かったのであろう。
(・ω・) 幼稚園と、臨床心理士さんによる個別療育をがんばるよ!
ほな、また。よしなにー。