二歳息子と愉快な仲間は、テントウムシのタマゴを育てることに成功しました。きょうは、テントウムシのタマゴを育てた14日間の成長記録を時間の経過に添って、まとめました。テントウムシのタマゴが、幼虫からサナギ、大人テントウムシへと変化して旅立つ様子をご覧ください。
生後0日目のテントウムシ成長記録
息子二歳はパパとでかけた公園で、テントウムシを捕まえました。ママにも見せてあげたいという気持ちで、虫かごに入ったテントウムシを自宅まで運搬。
夕方になったので、そろそろ逃がそうと話していたところ、テントウムシがタマゴを生みました。
(・∀・) 1ケ月ぐらいはタマゴで過ごすのだろうと、のんきにしていたら、わずか2日で誕生
生後1日目から生後3日目のテントウムシの幼虫成長記録
テントウムシに飼育には、ふたつの壁がありました。ひとつは「エサ問題」もうひとつは「容器の問題」です。
わたしのイメージでは、幼虫というと「葉」を食べる生き物。エサは近所の公園でたくさん確保できるだろうと安心していました。
ところが、パパ(飼育リーダー)が調べたところ、テントウムシの幼虫はアブラムシしか食べないとの現実に気づきます。代用品は「蜂の巣の粉末」だそうで。
(・∀・) 蜂の巣だって。リッチ。もちろんお値段もリッチ。ネット通販でしか買えないっぽい。エサが届くまでにテントウムシがいなくなっている可能性も高し。
パパの転職活動中で自宅にいるので、協力してアブラムシとりをがんばることになりました。
なんとかアブラムシがたくさんいる場所を見つけました。「エサ問題」が解決してホッとしていると、今度は「容器の問題」が発生します。
1ミリ程度の小さなテントウムシの幼虫が逃げ出さないように、水槽型の虫かご天井にラップを貼りつけたところ、容器のなかに水滴が発生するようになりました。水槽型の虫かごの天井、それから水滴が落ちる床に水たまりができて、たくさんのテントウムシの幼虫とアブラムシが死んでしまいました。
水滴が生まれるのは防ぐことができませんでした。だから、水滴ができるのは仕方ないと諦めて、水滴が水たまりにならない工夫を考えました。容器の天井と床に水分を吸い込むキッチンペーパーを敷いたところ、容器内の水滴問題が解決。
我々が「エサ問題」と「容器の問題」に四苦八苦しているあいだも、テントウムシの幼虫は元気に成長を続けていました。生後2日目には5ミリ程度の大きさになり、その後も毎日2ミリ程度ずつ成長を続けました。
生後7日目から8日目のテントウムシの幼虫成長記録
容器の水滴問題が解決してからは、テントウムシの幼虫が死んでしまうことはありませんでした。テントウムシの幼虫は脱皮を繰り返すごとに、ぐんぐんぐんと大きくなります。生後8日目には、1.5センチ程度の大きさになりました。

動くスピードも一段と速くなり、タッタカターと走りまわっていました。息子二歳も「はやい、はやい」と嬉しそう。
予想以上のスピードで成長するテントウムシの幼虫に、息子二歳もママも興味津々でした。息子二歳は朝起きると、すぐに玄関へ向かって、テントウムシの幼虫が暮らす虫かごをリビングへ移動させるのが日課になりました。
(・∀・) 夕方になったら玄関へ戻すのも息子二歳の担当。「むちさん、ねんねすー(テントウムシは寝る時間)」と言いながら、移動。
生後9日目のテントウムシの幼虫成長記録
ネット情報によると、14日程度でサナギになるとのこと。残りの1週間、ますますアブラムシを食べるだろうから、新たなアブラムシスポットを探さないと足りなくなるのではないかと心配していました。
ところが、予想より早く、生後9日目で我が家のテントウムシの幼虫はサナギへと変化を始めました。

アブラムシ捕獲に出かける必要がなくなった安心感と共に、もう動き回るテントウムシの幼虫を見ることはできないのかと寂しい気持ちにもなりました。
生後14日目
テントウムシの幼虫がサナギになったら、我々にできることはありません。テントウムシがサナギから出てくるのを待つのみです。
息子二歳はサナギになり、動かなくなったテントウムシを起こそうと、水槽型の虫かごをガサガサ揺らし始めました。昨日まで動いていた虫が動かなくなって、息子二歳はそわそわ。
絵本「はらぺこあおむし」を読んで、「あおむしちゃんみたいに、サナギになっているんだよ、もうすぐ出てくるよ」と説明すると、納得したのか、静かにながめるようになりました。
「はらぺこあおむし」の絵本を片手に、テントウムシのサナギを見ながら「なかなかねえ(なかなか出てこないねえ)」と心配そうに観察。
そして迎えた生後14日目。テントウムシがいっせいに大人になり、旅立ちました。サナギから出てきたばかりのテントウムシは、黄色かったです。

1時間ほどで、見慣れた模様のテントウムシに変身しました。

気温が高いと成長が早まる
パパによるネット調べでは、テントウムシの幼虫は生後14日でサナギになり、生後21日で羽化するとのこと。ただし、気温が高いと成長が早まるとの記載もあったそうな。
我々はテントウムシを育てた2019年の9月(京都)は、まだまだ夏の暑さが続いていました。気温にすると、25度から30度。家庭菜園で育て始めた秋向けの植物が枯れる程度に暑い9月。
「テントウムシの幼虫は気温が高いと成長が早くなる」との情報は本当だったようです。
テントウムシのタマゴを育てる経験は貴重なものだと思います。わたし自身も、わたしの母や祖母も経験したことがない出来事です。もう二度と体験できないかもしれない。息子二歳の記憶にも残ってくれると嬉しいなあ。
ほな、また(・ω・) よしなにー。
追記:2022年4月26日