テントウムシの幼虫を育てる二歳息子。きょうは、テントウムシのサナギが最後の脱皮をした瞬間の黄色い姿や、息子二歳とのお別れの様子などのおはなしです。
生後14日目、最後の脱皮を始める
生後14日目の朝。サナギになったテントウムシが、腹筋運動のような動きをする様子がありました。「そろそろ赤いテントウムシになるよ」と、息子二歳と一緒にわくわく。
とはいえ、そんな急には生まれないだろうと、いつも通り、近くの公園へ遊びにでかけました。お昼ごろに帰宅し、水槽型の虫かごを覗いてみると、なんと1匹の大人テントウムシが。
(・∀・) 高速チェンジ
思い返すと、テントウムシの幼虫は、ハイスピードで生まれて、ハイスピードで育って、ハイスピードでサナギになったなあ。最後の脱皮も高速で終わったようです。
次は見逃すまいと、息子二歳と一緒に水槽型の虫かごに張り付いていました。「なかなかねぇ(なかなかテントウムシさん出てこないねえ)」と二歳息子も、そわそわ。
2匹目のテントウムシは夕方ごろに最後の脱皮を始めました。
息子二歳も、ママも、赤いテントウムシが出てくると思っていたのですが、出てきたのは黄色いテントウムシでした。
「あかいむしさん、ちがう(赤いテントウムシじゃない)」と息子二歳は不満な様子。しかし気になる存在。ウロウロする黄色いテントウムシさんを眺めていると、だんだん黄色から赤へと変化し始めました。
(・∀・) 黄色から赤くなるまで、1時間ぐらいかかった
「あかいむしさんになった!(赤いテントウムシになった)」と、大喜び。手に乗せて、動き回るテントウムシを嬉しそうに見ていました。
「そだてた、アブラムシあむあむして、ぐんぐんぐんした(自分が育てた、アブラムシいっぱい食べて大きくなった)」とニコニコ。さっそく、おばあちゃんに電話して、自分が育てたんだと報告。
夜になるころ、息子二歳と一緒に家庭菜園にテントウムシを逃がしました。嫌だと騒ぐかと思っていたのですが、虫は逃がすものと認識しているのか、素直に手放しました。
水槽型の虫かごもベランダに出しておきました。夜中に生まれて、エサがないところに閉じ込められたままになるのはかわいそうだから、お外で待機です。
|ω・) 余談ですが。サナギになったあと、息子二歳がガザゴソしたときに、葉についたテントウムシたちが床に落ちてしまいました。落ちた衝撃で死んでしまったかもと心配になったけど、サナギは無事でした。大人テントウムシになって、飛び立ったよ。
しばらく家庭菜園で過ごすテントウムシたち
翌朝、ベランダの家庭菜園へ水やりにいくと、テントウムシがたくさんいました。おそらく息子二歳が育てたテントウムシでしょう。息子二歳は嬉しそうに、テントウムシをながめて、手に乗せていました。
今年はアブラムシがくっつきやすい野菜を育てていないので、我が家の家庭菜園にはテントウムシの食べ物がありません。
日が経つごとに家庭菜園のテントウムシは少なくなりましたが、なかなか外に出ていかないテントウムシが1匹残っていました。ここにいると食べ物がなくて死んでしまうので、最後の一匹は息子二歳の手に乗せて、アブラムシのいる公園へ連れて行きました。
途中で逃げ出さず、息子二歳の手に乗っていたので、名残惜しくもありましたが、きょうでお別れです。「ばいばい、またくるよー」と息子二歳は嬉しそうに、さようならしていました。
テントウムシたちとお別れしてから、息子二歳は昆虫図鑑を熱心に読んでいます。お客さんがきたときには、テントウムシのページを見せて、育てたと話していました。テントウムシがアブラムシを食べることも覚えているようです。
二歳息子はもちろん、ママもパパも、テントウムシの幼虫を育てたのは、初めてでした。テントウムシの幼虫が黒い生き物だってことも知らなかったし、サナギになることも知らなかったし、わずか2週間で大人テントウムシになることも知らなかった。
良い経験ができました。この先、二度と経験することがないかもしれない。
それから、考えたことが、もうひとつあります。息子二歳も、テントウムシの幼虫みたいに、あっという間に成長して、旅立つのかなあと。「だっこして」と騒いで、ママも求めてくれるのも、あとわずかなんだと思って、寂しい気持ちになりました。息子二歳と、もっといっぱい遊ばなきゃ。
(・∀・) 遊ぶぞーと決意したものの、体力が続かない。子どもの体力はアスリートなみらしい。アスリートを育てていると考えると、疲れるのも納得。適度な休憩も許してほしい。
ほなまた(・∀・)よしなにー