【クレヨンしんちゃん流のびのび子育て】ママの心が軽くなる本

読書大好きママが「役に立ったなあ」「おもしろいなあ」と感じた本を紹介します。きょうは「子育てにとても大切な27のヒント―クレヨンしんちゃん親子学」の読書感想文です。のびのび自分らしく生きるしんちゃんを育てるみさえママの子育て方法から、わたしが学んだ考えや、本のなかで印象に残った場面についてのおはなしです。


 「クレヨンしんちゃん」は、親になると違った見方ができるアニメ 


わたしは小さなころからクレヨンしんちゃんが好きでした。主要キャラクターは癖のある人ばかりですが、それを否定することなく、受け入れるストーリーが好き。

わたしは、昔から「のんびりマイペース」でした。 世間は急いでいる人が多いので、いつも否定され、わたしの自信は不足気味。

|ω・) 急がなきゃ。とは思っていた。が、身体の動きが追いつかなかった。

クレヨンしんちゃんの世界は平和で、しんちゃんも、ほかの子どもたちも、のびのび自分らしく生きていて、良いなあって感じていました。

咲き誇る秋桜たち

画像提供:acworksさんによる写真ACからの写真

大人になって、特に親になってから、クレヨンしんちゃんを見ると、(ああ、そうだったんだ)と気づく場面が多いです。

子どものときは(みさえはこんなことをしても許している、なぜ怒らないのだ)と思う場面が多くありましたが、親になってみると(そうだよね、邪魔しているように見えても、子どもは手伝っているつもりだからなあ)と、しんちゃんのいたずらを受け入れたみさえママの気持ちに共感できるようになりました。


 しんちゃんが寝込んだパパに救急車をぶつけた理由 


わたしが、「子育てにとても大切な27のヒント―クレヨンしんちゃん親子学」のなかで、特に印象に残っているのは、しんちゃんが風邪で寝込んでいるパパに救急車をぶつけた場面です。

もちろんパパは怒りました。でも、しんちゃんにはちゃんとした理由がありました。パパが苦しそうにしているから、救急車を呼んで助けてあげたい。そう思って、寝込んでいるパパに救急車をぶつけたのです。

しんちゃんはパパに攻撃するんじゃなくて、パパが元気になるように、救急車で病院へ運んで、お医者さんに診てもらおうと考えていました。

しんちゃんは5歳。ママやパパとしっかり話す力があります。それでも、まだ気持ちが伝わらないときがあるのです。

我が家の息子は、まだ2歳。言葉の数も少なくて、自分が考えていることを上手に伝えることができません。

ママやパパの邪魔をしているように見えても、息子二歳なりに助けてあげよう、手伝ってあげようって気持ちの行動が多いのかなあと気づきました。

子どもはママやパパを困らせようとしているんじゃない。不器用なだけ。

クレヨンしんちゃんの子育て本を読んで、息子二歳それからママの行動を振り返ってみると、たしかにママを手伝おうとウロウロしている日があるなあと回想。邪魔しようとしているのではなくて、手伝いたかったんだなあと。

ママだって、日本語が通じない相手に、自分を気持ちが伝わらなくて、ウムウムとなった日があります。

|ω・) ゲームの世界で。同じチームの人に外国のかたが多くて、全体的に英語で話していた。ハローぐらいしか会話に混ざれなかった。悲しい思い出。

息子二歳が言うことを聞かないので、ぷんすかする日もあります。だがしかし、息子二歳にも言いたいことがあるのです。息子二歳からすると、ママが言うことを聞いてくれない、ぷんすか状態です。


 はたのんママもクレヨンしんちゃん流のびのび子育てを取り入れる 


時間やママの心に余裕がある日は、ママがしたい行動ではなく、息子二歳の望む行動をさせてあげたいと考えて、日々の行動を改めました。

時間はかかるのですが、息子二歳は最終的にママが指示した行動を、自分からとるようになりました。

たとえば、歯みがきの時間。以前は「まず歯みがきだよ」と息子二歳の行動をさえぎって、歯みがきをしていました。もちろん、イヤイヤ大暴れ。息子の「あとで、すー(遊び終わってから歯みがきする)」は当てにならない、絶対にしないと決めつけていました。

クレヨンしんちゃん流のびのび子育ての考えかたを参考に、はたのんママも行動チェンジ。

息子二歳が「あとで、すー(遊び終わってから歯みがきする)」と宣言した日には、待つことにしました。ミカンの皮をショベルカーで運ぶとか、電車のオモチャを往復させるとか、絵本を読むとか。ママは、ひたすら待つ。やがて息子二歳なりに満足すると、ママのヒザに寝転がって、自分から歯みがきの体勢になったのです。

(・∀・) 自分から歯みがきの体勢になる日がくるなんて!

息子二歳にだって、これやってから、次はこれするぞーって気持ちの順番があるんですね。

「きょうは歯みがきしないんだね」と歯みがきを片付けようとすると、「はみがきする」と、二歳息子はママを追いかけてきます。歯みがきをしなくてはいけないってことは、子どもなりに分かっている様子。

歯みがきは嫌だけども、しなきゃダメ。分かっている。でも、いまじゃない。「あとでする」気持ちつくるから待ってて。なんだなあ。

(・∀・) わたしが考えた結論。のびのび子育てに大事なのは「時間の余裕」である。時間の余裕があれば、たいがいのことは許せる。

クレヨンしんちゃんのみさえママには、子どもが何を考えて、その行動をとったのか、理由を知ろうとする姿勢があります。本当にダメなときは怒る、理由に納得できたときは怒らない。良いなあと思った。

のびのび自分らしく、自信たっぷりで生きるしんちゃんは、はたのんママの理想の子育てです。困ったときには、読み返して参考にしたい一冊です。