【支援学級の見学後の個別療育にて、臨床心理士】発達凸凹4歳息子

支援学級の見学に行った結果、集団療育の延長にある場所ではないと気づいた、発達凸凹4歳息子(自閉症スペクトラム)に必要なのは情緒的な支援「通級」だと納得した、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC rumoさん


 支援学級(知的級)の見学 


わたしが暮らす京都では、長く続いた緊急事態宣言が解除され、小学校にある支援学級(知的級)の見学が再開しました。

(・ω・) さっそく行ってきたよ! 何度か延期されて、やっと行けた。

教室のあちらこちらに、集団療育で利用するような写真つきの予定表や、知育系のオモチャが並べられていました。先生は、かなり多い。生徒2人につき、先生1人ぐらいの配置。お母さんと一緒に授業に参加する子や、遅れて来る子もチラホラ。

見学に訪れた日は「さんすう」の授業をしていました。初級、中級、上級の3クラス。4歳息子が入学したら、まず参加するであろう初級クラスの授業では、数字を読む、書く練習中。

隣にある上級クラスでは、3桁の足し算。小学校3年生ぐらいの問題。この支援学級では、6年間で3年生程度の勉強をするそう。よくできる子の場合、4年生程度まで。

「知的な遅れがない場合は、通常学級の授業に参加できますか?」と尋ねると、「いままでには、そういった子がいない(情緒的な理由で来る子がいない)ので、前例が無いです」と。ほう。

わたしは支援学級を見学するまで、集団療育と同じような場所なのだと想像していたのですが、全然違いました。走り回る子はいないし、みんな落ち着いています。静か。

(・ω・) ここに4歳息子が参加するとしたら、異質である。


 支援学級の見学後の個別療育にて、臨床心理士 


支援学級の見学後にあった個別療育(臨床心理士)にて、感想を求められ話すうちに、自分のなかで、いろいろな結論が出たように思います。

支援学級は、わたしが見学した範囲では、「4歳息子には合わない」と感じました。

通常学級で馴染めるのかといわれると、現時点では「?」ですが、支援学級でも、どうやら異質。知能面の支援ではなく、情緒面の支援が望ましい気がする。

(・ω・) 我々の地域では、支援学級(知的級)に入ると、通級(情緒級)の利用はできないんだよ。

さて、知的な遅れがない4歳息子のようなタイプの子どもは、中学や高校で支援学校に進むことが少ないそう。一般の中学や高校へ進学するときに、勉強していない2年分あるいは3年分の勉強を、家庭でするのは厳しい。

将来に向けて考えると、通常の授業を受けるのが良いのかなと思う。授業での理解が追いつかなくても、少しずつ家庭でフォローすれば、なんとかなるだろう。

一方、コミュニケーションなど、情緒面の支援は、小学校でも継続したい。だから、通級を利用して、通常学級へ就学する、を目標に残り1年半を過ごすのが良いかな。個別療育の臨床心理士さんも納得した様子だった、たぶん。

(・ω・) 方向性は決まったな。


 支援学級の見学に行ったから気づいたこと 


幼稚園の行きしぶりが激しかった5月、療育の先生から「支援学級の検討もしたほうが良い」と言われたとき、わたしは驚きました。そうか、4歳息子は客観的にみると、通常のクラスでは過ごせない子どもなんだと。

(・ω・) 先生は、深刻なつもりはなかったみたい。そういう選択肢もあるよね、と軽い気持ちで話したのを、わたしが深刻に受け止めただけっぽい。

それ以降、まわりが何を言おうと、(通常学級へ行くのは親の自己満足、子どもにとっては支援学級へ行くのが最適なんだ)と思い込んで、準備を進めていました。

が、実際に支援学級の見学をしてみて納得した。支援学級は、集団療育の延長ではなかった。

(・ω・) 集団療育とは、全然違う。走り回る子どもはいない。想像と違った。

4歳息子のような自閉症スペクトラムや、多動など、発達が遅れている、集団行動が苦手などの理由で利用する場所では無いことが分かった。実際に体験しないと分からないものだ。見学に行ってみて良かった。

納得した。これからは通級(情緒級)の情報を集める。そして、通常学級で過ごせるように、だんだんと特別な支援、加配の先生による積極的な補助を減らして、自分で助けを求める力を身につける必要があるのだと感じた。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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