発達凸凹4歳息子と意思疎通が難しい。なぜか考えたところ、イエスとノーが分かりにくい、イエスとノーのあいだにある答えを表現できなくて困っていると気づいた、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC リズム727さん
意思疎通の壁、イエスのときには手をあげて
さいきん、発達凸凹4歳息子との意思疎通が難しいです。なぜなのか。考えたところ、ひとつの答えにたどり着きました。
イエスとノーが分かりにくい
4歳息子は「うん」を多様しすぎている。正確には、イエスの「うん」、ノーの「ううん」を多様している。だいたい一緒に聞こえる。
(・ω・) どっちを言うてるのか、分からへんのや。
なので、「イエスのときは、手をあげる」システムにしました。
たとえば、「この、お菓子食べるなら、手をあげてー」 逆に「この、お菓子は食べないんやな? 食べないんやったら手をあげてー」とか。4歳息子の希望が、伝わりやすくなった。
(・ω・) ほしかったのにー! いらないって言ったのに! のトラブルが減った
意思疎通の壁、イエスとノーのあいだに答えがあるとき
もうひとつ、イエスとノーの中間に答えがあるときに、意思疎通の壁があると気づきました。
たとえば「お茶、飲む? 飲まない?」と聞いたとき、返事が無いので片付けたら「のむところだったのに!」と怒る。
何度か繰り返すうちに気づきました。4歳息子、いますぐ飲むときには「うん」と返事をする。飲みたいけどテレビや工作が忙しく、いますぐ飲まないときは返事をしない。飲みたくないときには「ううん」の返事をする。
つまり、返事をしないというのは「(そのうち)飲む」ってことなのよ。
4歳息子なりに考えたのでしょう。(そのうち)飲むと言うたら急かされるし、(いますぐは)飲まないと言うたら片付けられるし、どっちも違うので何も言わなかったんだなあ。
「あとで飲みたいんだったら、置いといてほしいと言えばいいよ」と伝えると、納得した様子。4歳息子は第3の返事を覚えました。
いろいろな言葉を使いこなしているようにみえるけれども、まだまだ知らない表現がたくさんあるんだなあ。発達凸凹4歳息子が怒るときというのは、なにか新しい言葉(表現)を欲しているときなのかもしれない。
(・ω・) 怒るというのは、つまり、困っているんだなあ。
余談ですが。夫との意思疎通にも壁が
4歳息子との意思疎通が難しいと書いていて思い出した。そういえば、夫もこうだ。似たもの親子。
(・ω・) イエスとノーが分かりにくい
あらゆる会話を「うん」「ううん」「うーん」で成し遂げようとする。何を言うてるのかわからん。4歳息子と同じく、イエスのときは手をあげるシステムにした。
そういえば、昔々、我が家に遊びにきた姉に「ふたりは、どうやって会話しているの?」 そう驚かれたことがある。
たぶん、会話してなかった。夫がキッチンをチラチラ見てたら、(喉が乾いたんだな)と察知してお茶を出す。とか、そういう無言の会話をしていた。
(・ω・) どうなってたんやろ、あのころは。
テレパシー使えたとしか思えん。もしくは、夫がわたしに合わせてくれていた? そうだったのかも。優しさの塊やな。
ほな、また。よしなにー。