【おうち療育(61)足し算の教え方、数の理解】発達凸凹4歳年中

発達凸凹4歳息子と、おうち療育。数の理解や、足し算の教え方について、丸シールを使うのがおすすめ、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC ヘイヘイさん


 おうち療育とは  


「おうち療育」とは、臨床心理士さんによる療育で学んだことをふまえて、自宅でおこなう、苦手を補う練習のことです。現時点の目標は、小学校へ入るまでに、ひらがな、数字を読み書きできるようになること。


 おうち療育(61) きょうの練習 


(1) 運筆、やる気を引き出す、条件対応、図形の認識「めいろ」30分:熱中 *うんこドリル めいろ 4・5さい

(2) 数の理解「足し算」10分:熱中 *はたのんママオリジナル問題

(3) お手伝い「ミニトマトをヘタを取る、配る」5分:集中

(自習) 数の理解、数の分解「同じ数の丸を書く、など」30分:熱中 *七田式・知力ドリル「かずをおぼえよう 3・4さい」

(・ω・) ママがお皿を洗っているあいだに、自分でできる問題を使って自習してた。


 足し算の教え方、数の理解 


きょうは、わたしが実践した、数の理解、足し算の教え方を紹介します。

4歳2ヶ月の時点で、息子は「1」すら数えることができませんでした。(まあ、こんなもんだろう)と思っていたのですが、集団療育で数字を読む子どもたちを見て、(もうこんなことができるのか)と驚き、おうち療育で数の理解の勉強を始めました。

ステップ(1) 数の理解。4歳2ヶ月頃(2ヶ月)

10までの数を数える練習をしました。我が家ではカレンダーを利用。数を確認しながら、一緒に数える。これができるようになったら、次は自分ひとりで、10まで数える。できないときは、ヒントを出しながら。

我が家では、夜の寝る前に実施。暗記系の科目は、寝る前に勉強すると、脳が整理されて、記憶に定着する。中学生のとき、そのように聞いたので、4歳息子に対しても、同じように対応しました。

練習の最後には、ごほうびとして、翌日のお菓子をプレゼントしていました。

(・ω・) うまくできても、できなくても渡していた。チャレンジするのが大事だから。

ステップ(2) 数の概念の理解。4歳4ヶ月頃(2ヶ月、夏休みのあいだ)

10まで数えられるようになりましたが、「数の概念(数量を表しているということ)」を理解しているかどうか、曖昧でした。なので、次は、数える数字と、数量を一致させる練習をしました。

用意するもの:丸シール(百均で購入)、ノート

準備:ノートに「1」と書く。となりにひとつ「○」を書く。ノートに「2」と書く。となりにふたつ「○」を書く。同じように「5」まで書く。

一緒に数字を読んで、横の○に丸シールを貼る練習です。この練習を2ヶ月続けました。5までの理解が正確にできていると、それより大きな数字はスムーズに理解できると本で読んだことがあります。なので、5までの数の理解に集中しました。

(・ω・) 息子は見ただけのものより、自分で体験したものをよく覚えているので、自分でシールを貼る体験型学習にした。

ステップ(3) 5までの足し算、1から10までの数字を書く。4歳6ヶ月頃(3ヶ月)

4歳息子は、まだ数字を読むことができない状態でしたが、ふと目にした「足し算」に強い興味を示しました。

そこで、「2+1=」(それぞれの数字の下に○をかく)と記入した紙を渡すと、数字の下にある○に丸シールを貼って、足し算をするようになりました。

(・ω・) この時点では、数を書けなかったので、答えも丸シール

4歳息子が貼ったシールの横に、はたのんママが数字を書きました。足し算も繰り返すうちに、「じぶんでかきたい」「ぼくもかける!」と、数を読む練習、書く練習を始めました。

(・ω・) この時期は、それまで興味の薄かった、数字を練習する幼児ワークにも熱心に取り組んでいました。

ステップ(4) 6から10までの足し算、11から20の数字を数える。4歳9ヶ月頃(2ヶ月)

○を書かずに、5までの足し算ができるようになったので、6−10の足し算を始めました。頭のなかでイメージできない問題は、○を書きながら、熱心に取り組んでいました。

自分自身でも成長を感じている様子があり「まえは、できなかったのに、できるようになった!」と喜んでいました。

ステップ(5) 11から15までの足し算、11から20の数字を書く、21から30の数字を数える。4歳11ヶ月頃から現在進行中

いまは10を超える足し算を始めています。いままでと同じように、○を書いて取り組んでいました。が、

(・ω・) この方法だけを利用して足し算をすると、もっと数が大きくなったときに、できなくなるような。

なので、今後は「10」のかたまりを作る練習をしようと考えています。10になる組み合わせをたくさん知っていたら、繰り上がりの計算がスムーズにできるようになる、と思う。

(・ω・) 1ヶ月ぐらいやる。そのあと、繰り上がりのある足し算を本格的に始めるつもり。


 足し算の教え方、数の理解 への考察 


わたしは、数字をある程度は数えるようにならないと、次の段階にある足し算をすることはできないと考えていました。

ところが、発達凸凹4歳息子の場合は、足し算が先行しており、足し算をするために数字を読む、書くという基本の学びへの興味が始まりました。

(・ω・) 大人が考えるように、教科書で習う順番にそった学びで理解が進むわけではないんだなあ。

あるいは、興味や関心が、理解する力を追い越したのだろうか。

以前に、一般的な成長は12345678と進むけど、発達凸凹のある息子の場合、136842597のように行ったり来たりしながら成長すると感じたことがある。

数字の読み書きができる前に、足し算をやりたがるようになったのも、発達凸凹の特性に関係するのかもしれない。足し算には、息子にとって、おもしろい要素があるに違いない。

ちなみに、はたのんママも数学が好き。頭のなかで電気が動いている、血が巡っている、思考の速さが試されている感じがするから。もしも、4歳息子が同じ気持ちで、足し算に興味をもっているのならば、嬉しい。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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