【おうち療育(58)自分で切符を買う、通す】発達凸凹4歳年中

おでかけ療育の記録。電車に乗るにはお金が必要という社会のルールを学ぶ、切符を体験する、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC わんまるおさん


 おうち療育とは  


「おうち療育」とは、臨床心理士さんによる療育で学んだことをふまえて、自宅でおこなう、苦手を補う練習のことです。現時点の目標は、小学校へ入るまでに、ひらがな、数字を読み書きできるようになること。

(・ω・)おでかけ編。おうち療育で身についた知識を、子ども自身が社会のなかで活かせるようにする練習。


 おうち療育(58) きょうの練習 


課題:駅で切符を買う、改札に通す

ねらい:電車に乗るためにはお金が必要であることに気づく

うながす行動:切符を買う場所をさがす、切符を改札で通す、改札に通した切符を取る、電車を降りるまで大事に保管


 自分で切符を買う、通す 


4歳年中の息子は、電車やバスに乗るとき、ママやパパがピッとすることを知っています。ですが、なんのためにピッとしているのか、よく分かっていない様子がありました。

そこで、今回は、電車でのお金の払いかたについて、おでかけ療育です。

駅に到着すると、4歳年中の息子は、いつもどおり改札へ。「きょうはICOCA(交通カード)忘れたから、切符買うよー」と伝えました。

「きっぷ、って、なに?」 「イコカとりにかえらなくちゃ」と、自宅へ帰ろうとしました。

「切符は電車のチケットだよ。ICOCAがなくても、切符があると電車に乗れるよ」「ママが子どものときは、みんな切符を使って、電車に乗ってたよ」と言うと、「じゃあ、きっぷをかおう」と納得。

(・ω・) 水族館や動物園みたいに「チケット」が必要だと伝えると、分かりやすいみたい。

「ICOCAに、チャージする機械で切符を買うよ」と伝え、一緒に移動。上の表を確認して、お金を渡します。3桁の数字は理解していないので、ここは協力。一緒に確認しながら、ボタンを押す。

改札で切符を通す。そのまま通り過ぎようとした息子に「切符を取るんだよ」「これは大事に持っておいてね。電車降りるときにも使うからね」と声かけ。かばんのポケットへ。

目的地へ到着したら、自分のかばんから切符を出して、改札を通る準備。

「今回は、切符が吸い込まれるよ。出てこないから、待たなくていいよ」と伝えると、「えー! せっかく、きっぷもらったのに、なくなるのー! いや! こまる!」と主張。

駅員さんに相談すると、切符にスタンプを押して返却してくれました。記念品ができて、大喜び。それ以降、おでかけのたびに、自分で切符を買いたがります。楽しそう。

(・ω・) はたのんママは、切符売り場で、自分の行き先の値段を調べるのに手間どっておる。ICOCAめちゃくちゃ便利やん、と改めて気づく。

4歳年中の息子、今回のおでかけ療育を通じて、電車に乗るには、コンビニでジュースを買うときみたいに、お金が必要なんだと理解できたようです。

お買い物のときも、クレジットカードでピッとするので、いろいろな場面で「お金が必要」という感覚が乏しいように感じます。普段、小銭を持ち歩く習慣がなかったけれども、4歳息子がちょこちょこお金を払う体験ができるように、小銭を財布に常備するようになりました。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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