小学校(就学相談)に向けて、ひとりで着替える練習。服のタグの位置で前後を確認しているよ、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC 底野庵太さん
おうち療育とは
「おうち療育」とは、臨床心理士さんによる療育で学んだことをふまえて、自宅でおこなう、苦手を補う練習のことです。現時点の目標は、小学校へ入るまでに、ひらがな、数字を読み書きできるようになること。
(・ω・) きょうは身辺自立編。就学に向けた日常生活の練習。”ひとりで”がんばる。
おうち療育(55) きょうの練習
課題:”ひとりで”着替える
ねらい:服の前後を確認するコツをつかむ
うながす行動:服についているタグや、表面の模様、ポケットの位置を確認する
着替え、タグを確認する
就学に向けて、学習面以外のおうち療育を始めました。きょうは身辺自立に向けた日常生活の練習として「着替え」に取り組みます。
4歳年中の息子は、幼稚園に通うようになり、ずいぶんと成長しました。服も自分で着替える日が多いのですが、よーくみると前後が逆になることもしばしば。
就学相談の確認には「着替え、服の前後を確認できる」という項目があるそうです。小学校に入る前、就学相談までに、ひとりで着替える練習をしておく必要があるんだなと考えて、着替えの練習を始めました。
(・ω・) 服の前後って、どうやって見分けるんだ?
いつも自然におこなっている自分の行動を振り返る。(タグの位置を見ているかな)を考えて、4歳年中の息子にも「タグの位置を確認するんだよ」と教えるようにしました。
「上のタグがうしろ」「左側にもタグがあるよ」と、服を見ながら確認。4歳年中の息子、ふんふんと聞いて、自分も確認。そこで問題が発生。
(・ω・) 子ども服のタグ、いろんなところについとる!
前についていたり、後ろについていたり、外側についていたり、なんだこれは! いままで、なんとなく着せていた服をよく見えると、いろんなところにタグがついていました。
(・ω・) 「まえ」って書いてあるタグもあるよね。ひらがななら息子も読めるが、漢字の場合は読めない。困った。
どうすりゃいいんや。と考えている母の隣で、4歳年中の息子は迷うことなく「まえにもうしろにもタグがあるけど、このタグがまえになるようにきる」と言いながら、ズボンをはいていました。文字が読めないぶん、図としてタグを認識しているらしい。次にはいたときも、自分で確認して正しくはいていました。
(・ω・) 予想に反して、早くもできつつあります。
(うちの息子は、よく服の前後を間違うなあ)と思っていましたが、たぶん、はたのんママが何も言わないから、どっちを前にして着ても良いと考えていたふしがあります。
(・ω・) たしかに「自分で着りゃ上出来だ」と思っていたから、服の前後について指摘する機会は少なかったなあ。
これからは着替えのときに「どっちが前か考えてから着てやー」と声をかけることにします。
その後、ネット検索したところ、前とか後ろとか決まった位置に、子どもが好きなワッペンをつけると良いとのアイデアを見つけました。うむ。前後が分かりにくい服には、そのような準備を整えよう。
(・ω・) 全部の服にワッペンつけるのは諦めた。裁縫は苦手だ、やむなし。
ちなみに、個別療育の作業療法士さんによると、小学校では着替えの機会が増えることに加え、小さなスペースで着替える力が必要とのこと。服の前後が分かるようになったら、次は狭いスペースで着替える練習をしよう。
ほな、また。よしなにー。