【手先が不器用な3歳息子との関わりかた】発達凸凹、お箸の練習

息子3歳には発達凸凹があり、手先が不器用なんだと気づいてから、お箸の練習中に伝える言葉が進化した。ママの気持ちは積極的に言葉にして伝えよう、っておはなしです。

「welcome」と描かれたハート型のサボテン

画像提供:みんと。さんによる写真ACからの写真


 発達凸凹がある息子3歳は手先が不器用。そして、几帳面 


先日、新版K式発達検査を受けて、発達に凸凹があることが判明した3歳息子。あれから、わたしのなかで、いろいろとしっくりくることが増えました。

(・ω・) ああ、そうだったんだ。

って気づいたら、対応のしかたも進化するもので、3歳息子の暮らしが、また一段と穏やかに。

発達相談の帰りに、靴を履く場面。臨床心理士の先生が、「息子さんは、ものすごく几帳面です。丁寧に、丁寧に行動しているよ」って。それは、わたしにとって、とても意外な言葉でした。

(・ω・) オモチャを大きな音でガタガタするし、よくお茶こぼすし、どちらかというと、「おおざっぱ」なんだと思っていた。

それで“手先が不器用”って言われた意味が、ようやく分かりました。息子3歳は丁寧に上手にやりたいのに、ちゃんとできなくて、困っていたんだなと。

「おおざっぱ」なんじゃなくて、「手先が不器用だから、上手くできない」 そうだったんだなあ。


 お箸で上手にご飯を食べられない3歳息子に効果のあった言葉 


息子3歳は、2歳のころから、エジソンの練習用のお箸を上手に使って、ご飯を食べています。でも、お茶碗に入ったご飯だけは、上手く食べられず、スプーンを利用していました。

さいきん、お箸でお茶碗に入ったご飯を食べようと、チャレンジしています。チャレンジするものの、上手く口まで運べず、ポロポロこぼれてしまうのです。だんだんと怒り始め「ごはんがポロポロおちちゃう、たべられない。たべさせて」と。

いままでは「こぼさないように気をつけてね。こぼしたら自分でお掃除するんだよ」「お茶碗と口を近づけて、食べるんだよ」と、伝えていました。「できない、できない」と騒ぐので、結局ママが食べさせてあげる日も多かったです。

発達凸凹で手先が不器用なんだと知ってからは、伝える言葉を変えました。

「いっぱい、こぼしても大丈夫だよ。ママがお掃除するよ」「ママも、子どものときは、ボロボロこぼしてたよ。いっぱい練習したら、上手になったよ」と。

話してる内容は、似たようなもんなのですが、息子3歳は「ママも、できなかったの? れんしゅうしたの?」と不思議そうにしたあと、自分で一生懸命、ご飯を食べ始めました。ボロボロこぼしていることは指摘せず、「できたね。れんしゅうしたら、上手に食べられたね」と、見守ることに。

いつもは、ちょっとこぼすだけで、「できない」と騒ぐ息子3歳が、ごはんをボロボロこぼしながらも、全部食べきりました。嬉しそう。

(・ω・) おお、やるなあ。


 ママの気持ちを、積極的に言葉にして伝えたい 


わたしはアスペルガー症候群の診断を受けています。小さいころは、同じように手先が不器用でした。がんばっていないわけじゃないんだよ。がんばってるけど、上手くできなかったんだよ。だから、息子3歳の気持ちは、よく分かります。

息子3歳が言う「できない」は、可能不可能の意味ではなく、「(上手に)できない(から、やりたくない)」っていう意味だったんだなと感じています。

几帳面だから、本当は、上手にやりたいのに、失敗してしまう。上手にできないから、やりたくなかったんだなあ。

息子3歳は「じょうずにできないけど、いいの?」って言葉を、よく口にしていました。「上手にできなくても、いいよ」って答えると、安心したような表情で、チャレンジすることが、いままでにもありました。

わたしが「上手に」って完璧を求める言葉を、深く考えずに口にしていたことで、息子3歳はプレッシャーを感じていたのかもしれません。(上手にしなくちゃ、ママに嫌われちゃう)って。

(・ω・) わたしも、小さいとき、そう思ってた。(ママが「上手に」って言ってた。上手にできないと、ママに嫌われちゃう。上手にできない。だから、やらない)って。

わたしが、息子3歳のチャレンジしたい気持ちを、さえぎっていたのかもしれない。失敗しても良いんだよ。って気持ちを、これからは積極的に言葉にして伝えたい。

言葉にしない、本当の気持ちは、発達凸凹があると、感じとることが難しい。わざわざ言うほどでもないと思うような、いつも存在するような気持ちこそ、発達凸凹がある息子3歳にとって必要な言葉なんだと思う。

(・ω・) 上手にできないことがあっても、ママは、息子3歳が大好きなんだよ。ってことも、言葉にして繰り返し伝えていきたい。

ほな、また。よしなにー。

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