発達凸凹のある4歳息子は幼稚園に行きたくない。先生は「普通にできている、心配いらないよ!」というけれども、毎日カンシャクをおこす姿をみて、考えに変化があった、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC マル◯さん
短時間登園をやめてみた
発達凸凹のある4歳息子は、加配の先生をつけて、幼稚園に通っています。
「ようちえんに、いきたくない」と、朝から大暴れするので、短時間登園を始めました。「はやく、むかえにきてくれるなら、ようちえん、いく」との宣言通り、嫌がってはいるけれども、それなりに気持ちを切り替えて、幼稚園へ向かうようになりました。
とある日。短時間登園を終えて、お迎えに行くと、「思っていたよりも、他の子どもに興味を持って、普通に過ごしていますよ。コミュニケーションカードを使わなくても、言葉で意思疎通ができるし、心配しすぎず、もっと時間のばしたら、どう?」との提案が。
ほう。と、次の日はお弁当を持たせて幼稚園へ。なにかあれば連絡するとのことでしたが、みんなと同じ時間まで過ごして帰ってきました。(なんだ、気にしすぎていたのか)とホッとしました。が。
(・ω・) 思い通りにはいかないものや。
帰宅すると「なんで、はやくむかえにきてくれなかったの?」「ようちえん、もういかない」と叫んで、その後は空前絶後の大カンシャク。長かった。
普通に見える、けど
4歳息子が、大カンシャクをおこす姿を見て、いろいろと思うところがありました。
「普通に過ごしている」といった先生の言葉。たくさんの子どもを見てきた先生が言うのだから、「正しい」と思ったけれども、それは間違いかもしれないと考え始めました。
発達凸凹のある4歳息子は、普通です。「普通」に見えます。でも、普通の子どもとは違う何かがあるから、歯医者で「この子、おかしい」と指摘され、療育に通いはじめ、加配の先生をつけて幼稚園に通うことになったのです。
4歳息子には、言葉の遅れや、知的な遅れがありません。だから、先生と言葉で意思の疎通ができます。おそらく自閉傾向も高くないので、まわりの人に興味をもつこともあります。
でも「普通」とは、なにか違います。カンシャクをおこして、何時間も泣き叫ぶ子ども、わたしのまわりにはいません。これが普通だとは思えない。
うーん。たぶん、加配をつけて幼稚園に通う場合、知的な遅れや言葉の遅れがあって、会話ができない子どもが多いのかもしれない。だから、普通に会話ができて、理解もしている4歳息子は普通、支援の必要がない子どもにみえるのではないだろうか。
しかし、市町村の窓口が「加配が必要」と判断したからには、普通の範囲を超える、なんらかの支援が必要な子どもなのだろう。
4歳息子が、自宅で泣き叫ぶ様子を見て、何度か幼稚園に具体的な支援の要望を出したことがあります。そのたびに「普通にできてるから、心配いらないよ!」と言われてきました。たくさんの子どもを見てきた先生だから、正しいアドバイスをくれるのだろうと思って受け入れてきたけれども、違うのかもしれない。
(・ω・) 療育の先生に相談してみる
ほな、また。よしなにー。