【子どもにイライラするときの改善策】2歳イヤイヤ期


 元気出して。ママ、大好き。


息子は2歳後半を過ぎてからますます活発になり、いたずらが大好きです。これが噂のイヤイヤ期なんだろうかと感じる場面も増えました。

わたしは子育てについて、親の理想を押しつけるのではなく、息子二歳のやりたいことを尊重してあげたいと考えていました。が、現実はそう穏やかに過ごせる日ばかりではなく、息子二歳の行動を制限して、ぷんすか怒っている日もあります。

とある日、わたしが体調不良と重なり、いつも以上にぷんすか怒っていると、息子二歳はパパと出かけることになりました。出発する前、息子二歳がママのところへ近づき、頭をなでなで。「げんきだして。ママだいすき」ギューッと抱きついてから、パパと出かけていきました。

息子二歳がとった人を思いやる行動に驚くとともに、怒ったことに対して(悪いことをした)と反省の気持ちが強くなりました。

その日、息子二歳とパパは神社へ行き「ママが早く元気になりますように」とお願いをしたそうです。帰ってきた息子二歳が教えてくれました。

わたしは息子二歳を愛しているつもりでした。でも、息子二歳はママが想う何倍も多く、ママを愛してくれていました。

満開の桜並木

画像提供:まこりげさんによる写真ACからの写真

息子二歳に怒ってばかりいる自分が嫌になったので、改善するため、子育てに関する本をいくつも読みました。息子二歳の言動に対してイライラしたときには、なぜこんな行動をとったのか、落ち着いて考えようと決意。あわせて、「なんで泣いたの?」「なんで叩いたの?」と質問してみました。すると、息子二歳の言動にはちゃんと理由があって、悪気が無いことに気づいたのです。

「ママがあそんでくれないから、えんえんした」「ママがキッチンいったから、エイした(叩いた)」など、ご飯の片づけや洗濯で、息子二歳から離れてしまうのが主な不満の様子。

ママを困らせようと思ってしている行動はひとつもありません。大好きなママに遊んでもらおうと一生懸命。

(・∀・) なるほど。ママが毎日している行動だから、次に何をするか分かったうえで反抗しているようです。記憶力が良くなったから、泣いていたんだなあ。家事のあいだは、遊んでくれないから、嫌だったんだね。


 みんな誰かの憧れ 


子育てはイライラすることがたくさんあります。でも、本当は怒りたくないし、いつもニコニコ暮らしたいと思っているから、上手くできない自分にもイライラしているはず。公園や子どもが集まる場で出会うママたちは、みんな子育てを楽しんでいるように見えます。まぶしい。

一方、わたしはすぐにイライラする。子育てに向いていない。と、落ち込みがちです。

ところが、近所のママによると、わたしは他のママに比べて、人生を楽しんでいるように見えるそうです。子どもはママに似て陽気だし、情緒が安定していて、大泣きすることもない。道でこけても泣かないし、すぐに起き上がる。彼女の子どもは神経質で泣いてばかりだから、息子二歳が羨ましいと言われたのです。

たしかに、息子二歳はあまり大泣きしないです。道でこけても泣かない。性格は間違いなく陽気。わたしは息子二歳の「できない」ところに注目しすぎているのかもしれないと気づきました。

わたしは「ないものねだり」をしていたようです。息子二歳には、他の子より優れているところはたくさんあります。良いところをもっと褒めてあげたい。自分が伸びる力を楽しんで欲しい。そう考えるようになりました。


 子育てに困ったときには本を読もう


わたしが子育てに困ったとき、息子が0歳や1歳のときには母や祖母に相談することが多かったです。が、息子が2歳になり、子ども全般に共通する生活習慣というより、個性による行動に悩むようになると、母や祖母の経験談では解決できず、よりモヤモヤすることが多くなりました。

離れて暮らしているから、息子二歳の行動スタイルも知らないし、一般的な子育ての話しかできないのは仕方ない。毎日一緒にいるママと、年に数回しか会わない母や祖母では、息子二歳に対してもっている感覚が違うのは当然だ。

(・∀・) ママのやりたいように育てたら、良いんやで。

というわけで、人生の先輩である母や祖母に相談するのは諦めて、わたしが良いと思う子育て論を生活に取り入れ始めました。わたしは読書が好きなので、子育てに関する本をよく読んでいます。図書館で気になるタイトルを選ぶと、高確率で「汐見 稔幸」先生が書いた本です。

(・∀・) 汐見先生の子育てへの考えかたが好き

大学時代、汐見稔幸先生の講演会に参加したことがあります。こちらが言いたいことではなく、相手の言ってほしい言葉を伝えるのが「ニーズ」であり前進する力になるんだという話題がありました。自分が子育てを始めて、再び当時の講演内容を振り返ると、以前よりも心に響きます。

子育てに困ったとき、自分が好きな子育ての本を読んで、家族以外が考える子育て論にアドバイスを求めると、気持ちが楽になったり、目からウロコの発見があるかもしれませんよ。

子育てはベストを目指さなくても良いのです。ベストじゃなくて、ベターを目指す。いまよりもちょっとだけ心地よい暮らしをするのを目標に、自分が納得した考えや行動を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

(・∀・) 目に見える変化はすぐには起こらないけど、「こうなりたい」と思いながら生きていると、少しずつ、無意識で目標に向かった行動をしているはずだよ。わたしもがんばる!

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