【IQはだんだん低下する場合が多い】発達凸凹4歳前半、発達相談

発達凸凹の4歳息子が、特別支援学級の検討をすすめられたので、スクールソーシャルワーカーでもある臨床心理士さんに相談した、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

青い花、ムスカリ

画像提供:写真AC ラッキーエースさん

(・ω・) ムスカリの花だよ。花言葉は「明るい未来」


 【IQはだんだん低下する場合が多い】発達凸凹4歳前半、発達相談  


個別療育で、特別支援学級の検討をすすめられたので、スクールソーシャルワーカーをしている臨床心理士さんのところへ、発達相談に行ってきました。そこで、わたしのなかで衝撃をうける情報を教えてもらいました。

「IQはだんだん低下する場合が多い」

IQは同年代の子どもに比べて、どの程度の理解があるかを調べるもの。いまは、わずかな差であっても、その差のままで成長するのではなく、成長スピードの差によって、だんだんと差は開く。3歳の子どもに1歳の発達の遅れがあるとしたら、高校入学頃には、5年、6年と差が開いていることもある。小学校の低学年までは、なんとなくついていけても、高学年になるころに勉強が分からなくなる場合も多い。

(・ω・) ほう。だんだん追いついてくるのだと思ったら、さらに差が開くとな。驚いた。

ただし、IQの数値だけで、普通学級と特別支援学級に分けられるのではない。たとえ、数値が低かったとしても、他害がなく、自分で困ったときに先生に主張できる子どもの場合、普通学級で馴染む場合もある。臨床心理士は訓練をしているので、数値だけで子どもの状態を判断することはない。実際の行動を見て、エピソードが伴わないデータから、子どもの特性を判断することはない。

逆に、IQ検査の数値が高い場合であっても、それだけで普通学級にとはならない。自閉傾向が強い場合には、IQが100を超えていても、特別支援学級へ就学する場合もある。自閉傾向が強いと、知能が高くても、教室で他の子どもたちと同じことができるかというと、難しい。多動症で動き回る、パニックや他害を起こす子どもも同じく、普通学級は難しい。

普通学級へ就学するか、特別支援学級へ就学するか、その判断はIQの数値だけではなく、言葉による指示が通るか、他の子どもたちと馴染めるかなど、幼稚園や集団療育での様子を総合して判断する。

特別支援学級は、先生の数が桁違いに多い。きめ細やかにサポートしてくれる。福祉的な立ち位置の教育施設なので、不登校にも細かく対応するし、最終的な就職支援もしてくれる。だから、将来は自立する可能性が高い。

ギリギリのラインで、普通学級に進んだ場合、小学校の低学年のうちは、なんとかついていけても、高学年あたりから、ついていけなくなる。中学へ進んで、高校となったときに進学できる高校が見つからない、なんとか通信制高校に進学しても、その後、自力で就職することもできないとなる可能性がある。

普通学級に行ったから、できることが増えるかというと、そうではない。できないまま、放置される。特別支援学級で手厚い支援を受けていればできるようになったであろうことも、習得できないまま、大人になってしまう。

(・ω・) らしいよ

最後に「たとえ、普通学級に就学しても、中学をどうするか、高校をどうするか、多くの親御さんが悩んでいます」と言った、臨床心理士さんの言葉が重く感じた。

療育の先生は、幼稚園を卒業したあとの様子について、多くを教えてくれない。詳しく知らないのだと思う。小学校や中学校で、スクールソーシャルワーカーをしている臨床心理士さんの話は、とても参考になった。良いことも言わないし、悪いことも言わない。情報として素直に受け止められた。

(・ω・) この先生は、曖昧な言い方をしないので好き。

発達検査の数値からわかる事実、状況が理解できたと思う。きょう聞いた話をもとに、不足している情報を、小学校の見学や、市町村の窓口で確認しながら、前進しよう。

幼稚園の行きしぶりや、問題行動についての対応も教えてくれた。具体的でわかりやすいアドバイス。すぐに実行できそう。長くなるので、近日中にまとめます。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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