【療育の交流会に参加、みんな一緒と気づく】発達凸凹4歳前半

療育の年中交流会に参加し、集団療育で感じていた気持ちに変化があった。お利口さんに見える子どもにも、療育にくる理由があるんだと改めて気づいた、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

ハルジオンとちょうちょ(ベニシジミ)

画像提供:写真AC 由華。さん


 【療育の交流会に参加、みんな一緒と気づく】発達凸凹4歳前半 


療育の年中交流会に参加しました。昨年度はコロナの影響で中止になっていたので、はじめての参加。他のママから問題行動への対応アイデアを教えてもらおうと、意気揚々と出発したのですが、いろいろと気づくことがありました。

(・ω・) みんな、一緒だなあ、と。

わたしより前から療育に通っている人であっても、豊富な知識、対応アイデアをもっているわけではないようです。そりゃ、そうだ。みんな、どうしたら良いか分からないから、療育に通っているのだから。

問題行動への対応は聞けなかったけれども、(ほう)と思う話はたくさん聞けました。就学に向けた準備や、民間療育の評判、各幼稚園の加配対応の様子、近隣のお医者さんの雰囲気など、普通の幼稚園ママからは聞けない話題が多く、参考になりました。

集団療育で同じクラスのママもいました。集団療育の時間は、自分の子どもに手一杯で、まわりのお母さんと話す時間がなかったので、初めての会話。いつもシャッキリしていて、前向きに子どもと関わっていると感じていましたが、1対1で話してみると、わたしと同じように悩んで苦しんでいるんだなと気づきました。

「可愛いと思う日もあれば、ええかげんにしろと思う日もある。自分が、おかしくなってきた。かと思えば、わたしがなんとかせなあなん、落ち込んでる場合じゃないと思う日もある」と。わたしと同じように、気持ちが上下しながら生きているんだなと気づいた。わたしは、自分はダメなママだと感じていたけども、みんな一緒なんだと気づいた。安心した。

(・ω・) まあまあの自分で良いんだ

何年か療育に通っているママから聞いた話も興味深かった。「集団療育で同じクラスにいても、発達の程度が同じというわけでもないし、悩んでいることが結局違うから、長く続く相談仲間はできにくい」って。特定の相談仲間を作るのではなく、療育で主催している交流会に積極的に参加すると、そのときどきに必要な情報が聞けて良いよーって。

ママ交流会のあいだ、4歳息子は、運動療法の専門家や、臨床心理士さん、保育士さんなど療育スタッフを交えて、みんなで簡単なルールの集団遊びをしていたようです。楽しかったらしい。良かった。

最後に、きょうの子どもたちの様子を教えてくれるとき、他の子どもたちの雰囲気を見ていました。わたしが暮らす市町村は複数の療育施設があるので、クラスごとに似たような特性のある子どもを集めているんだと思っていたのですが、先輩ママから伺ったとおり、特性がバラバラでした。

そういえば、集団療育では、一度も声を聞いたことがない子がいる。集団活動に参加できない子もいるし、教室の隅っこに座りこんでいる子もいるし、4歳息子のように走り回っている子もいる。いろんな特性の子どもを組み合わせて、集団療育のクラスが作られているんだなあ。この組み合わせにも、きっと意味があるに違いない。

集団療育では、4歳息子だけ騒がしすぎる、みんなお利口さんだと悩んでいましたが、クラスが分散されているだけで、よく似た特性の子が何人もいることが分かった。あわせて、言葉が出ていないとか、緊張で動けないとか、みんな、それぞれ、療育に通う理由があるから、ここにいる。その事実に改めて気づいた。

(・ω・) 4歳息子の集団療育クラスは、前年度から通っている人が多い。集団療育で成長して、静かに座っていられるようになったんだ。できるようになってきたんだ。すごいと思って見ていたが、もともと、特性が違うらしい。

みんな、一緒。悩んでいるから、療育に通っている。4歳息子のできないことをできる子もいれば、4歳息子ができることをできない子もいる。(あの子、あんなことができるんだ)(うちの子だけ、できない)と落ち込まないようにしよう。もともと得意なこと、苦手なことが違うだけだ。特性が違うから、一緒のクラスになっている。納得した。

ママの交流会に参加して、集団療育への考えかたが変わった。他のママから問題行動への対応アイデアを教えてもらうという当初の目標は達成できなかったが、良い時間になった。次回も参加したい。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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