【人生はそれほど長くない】海原純子、読売新聞「人生案内」

わたしはなぜブログを書いているのだろうか。と考えていたときに読んだ、海原純子さんの言葉が心に響いた、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

空を飛ぶカラフルな風船たち

画像提供:写真AC p****mさん


 【人生はそれほど長くない】海原純子、読売新聞「人生案内」 


きょう、ネットスーパーから届いた人参を包むために、新聞紙を広げていたところ、とある言葉が目に入った。それは、読売新聞の「人生案内」にあった、ひとつの言葉である。

人生はそれほど長くはありません。
海原純子(心療内科医)
参考文献:読売新聞 令和2年12月2日

相談者が悩んでいる過去の出来事に対しての言葉はなく、現在起こっていること、それから今後、自分で変化させることができるものについての言葉だけを並べてありました。気持ちが未来に向いている。この人物「海原純子」さんについて詳しく知りたいと考え、ネット検索。

海原純子さんは、女性のストレス疾患治療の第一人者として活躍している女性だそうです。

この文章を読んで、自分からストレス(もやもやした不快感)を取り除くために必要なものは、過去の振り返りではなく、前進なのだと気づきました。


 人生はそれほど長くはない 


2021年2月は、わたしにとって、どこかしっくりこない時間でした。早送りされたような。

いろいろ考えていたうちのひとつは、わたしは何のためにブログを書いているんだろうかという悩みでした。

旅行の思い出を話す友達がいないので、感動を誰かに伝えたいと考えて始めたブログは、コロナの影響で旅行から遠ざかり普通の日記となり、やがて発達凸凹の3歳息子の話をつづるブログになり。

3歳息子の発達凸凹について書くといっても、解決していない、現代進行形で悩んでいる内容について、人に伝えたいと衝撃を受ける話など、そうそうあるわけもなく。

わたしは、いったい何をするためにブログを書いているんだろうか。時間には限りがあるのだ。この時間を家事に使うとか、趣味に使うとか、仕事を始めるとか、他にすることがあるんじゃないかと。

そうか、そろそろ、ブログの辞めどきなのだ。店じまいする日がきたのだ。

そのように考えていたところ、読売新聞の「人生案内」、読者の相談に日替わりで専門家が答えるコーナーに寄せられた海原純子さんの言葉に出会うのです。

人生は、それほど長くない。

わたしは、よく人のブログを読む。本人が「つまらない」と評して、書いては消してを繰り返すブログを、好んで読んでいる。不思議なことに、多くの人が1年もすると、本格的にブログを辞めてしまうのだ。

わたしと同じように「何のためにブログを書いているんだろうか」と振り返る日がきて、そのまま理由を見つけられず、やめてしまうのかもしれない。

そもそも、わたしは価値を生み出したいと思って、ブログを書いていたのだろうか。いや、ただ書きたいから書いていたはずだ。「つまらない」としても、それで良いのだ。日記帳に書いたら、どのみちゴミになるものなのだから、つまらないのなんて当たり前。考えるまでもない。何を悩んでいるのだ。

でも、ただの日記とは異なり、ブログには、同じ悩みをもった誰か、情報を必要としている人が読んでくれるかもしれない”おもしろさ”がある。そうか。わたしは、いつかの自分の驚き、喜び、心の動きを、誰かと共有したいのかもしれない。

いやいや、そんなに難しい話ではない。わたしには「友達」がいないのだ。脳のなかで言葉が大渋滞して、日常を圧迫してくるから、手放したくて仕方がないのだ。心から離したい、きょうの自分、きのうの自分が考えたことを。

そうやって考えてみると、わたしにとって、ブログは大きな価値のあるものだ。少なくとも無益ではない。わたしのなかで生まれる、明日に持ち越すほどではない気持ちの揺らぎを集める空間として、役に立っている。

わたしは、パソコンを借りて、ネットの広大な場所を借りて、自分の脳内を掃除しているのである。いったん、脳内の出来事を言葉にして、凝縮した言葉、想いを、自分に戻しているのだ。

だから、ブログを書くと、心がすっきりする。文章になった言葉は、辞書のなかにある言葉より、ずっと美しい。

結局のところ、わたしは文章を書くのが好きだ。それが、わたしがブログを続ける理由。

もしも、ブログを辞める日がきても、ペンと手帳をもって、死ぬまで、なんだかんだ書き続けていると思う。そうでありたい。

現代人は、すべての行動に意味を求めすぎていると書いてある本があった。余計なことは、しすぎるほど良い。そういう時間があっても良いのだ。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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