【自分に適した人と出会えるように】鈴虫寺、京都、パワースポット

「いい人と出会えますように」と願う人が多いけども、もっと具体的にお願いしたほうが良い。っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC サクママさん


 【自分に適した人と出会えるように】鈴虫寺、京都、パワースポット 


わたしは大学へ通うために京都で暮らし始めました。教科書に出てくる建造物が京都にはたくさんあるなかで、もっとも記憶に残っているのは「鈴虫寺」です。

正式名称は「華厳寺」なのですが、多くの人に「鈴虫寺」の愛称で呼ばれています。

そう呼ばれる理由は、お寺のなかで鈴虫を飼育しているからです。春も夏も秋も冬も、1年中鈴虫の音が聴こえるように、部屋の温度を一定に保ち、たくさんの鈴虫を飼育しています。

このお寺が多くの人に好まれるには、鈴虫がいるほかに、もうひとつ理由があります。それはもちろん「願いが叶う」パワースポットとして信頼されているからです。

わたしが大学生のころ、若い女性を中心に鈴虫寺に行くと願いが叶うと噂になりました。特に、恋愛にまつわる願いが叶う場所として注目を集めていました。

京都にある神社仏閣は、自由に参拝するスタイルのものが多いのですが、鈴虫寺は少し違います。

大きな部屋に集まり、30分ほどの説法を聞いたうえで、幸福お守りを授かるというシステムです。

30分というと、ずいぶん長く感じるのですが、実際に聞いてみると、あっというまに時間がすぎるのを感じます。

住職である桂紹寿(かつらしょうじゅ)さんは、大学で哲学を学んだ経験から、人間の心にまつわる話、とりわけ人との出会いについて、おはなしされる日が多いです。

関西人のテンポで笑いを交えながら、すべての人にわかりやすい、簡単な言葉を選んで、おはなしされます。最後には、穏やかな気持ちになり、前を向く元気をくれるものです。

何度か参拝するなかで、わたしがもっとも印象に残ったのは、「自分に適した人と出会えるように」というおはなしです。

お願いごとをするときに「いい人と出会えますように」と願う人が多いけども、もっと具体的にお願いしたほうが良い。

でも「イケメンで、お金持ちで、身長が高くて……」そんな高望みしたら駄目。「自分に適した人と出会えますように」 こうやって、お願いしてくださいね、と。

自分のなかで良い出会いのルールを決めてしまうと、それ以外の出会いに目を向けられなくなってしまう。良い出会いは、どのような形で、どのような姿でやってくるか分からないから。

このおはなしは恋愛以外にも通じるものだと感じました。

自分にとっての幸せはこれだと決めつけてしまうと、他の幸せに気づくことなく、幸せルールに当てはまらない不幸ばかりの人生になってしまう。

絶望と希望の哲学者である三木清氏の考えかたと近いように思います。

三木清は「懐疑(かいぎ)」という言葉を使って説明しています。絶対こうなんだと思っていることが、本当に絶対なのか、考えてみる。捨ててみる。って行動が、「幸福」につながるんだよ、と。

鈴虫寺は、わたしの人生に大きな影響を与えた場所のひとつ。鈴虫寺は、遠くから京都に来る人にも、ぜひ行ってみてほしいパワースポットです。

(・ω・) 嵐山の近くだよ

京都駅からだとバス、梅田駅(新大阪駅)からだと阪急電車が便利です。

嵐山や鈴虫寺は、春には桜がきれいで、夏には竹林がきれいで、秋には紅葉がきれいで、冬には雪化粧がきれいで、いつ行っても京都らしい素敵な場所です。

お昼ごはんは あんかけ湯葉丼がおすすめ、おやつは「稲」の抹茶わらびパフェがおすすめ。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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