息子二歳が大好きな牛乳は一瞬でなくなる
「我が家には頭の黒いネズミがいる」夫が突然そんなことを言い始めました。びっくりしました。わたしは見たことがないけど、我が家にはネズミがいるらしい。田舎の母にネズミ捕りの道具を貸してもらわなきゃ。
焦っていると、夫が「頭の黒いネズミ」は「息子二歳」と同一であると話し始めたのです。息子二歳は牛乳やチーズ、ヨーグルトなど乳製品が大好きです。冷蔵庫に乳製品があると、すぐに食べ尽くしてしまいます。はたのんママは(カルシウムだから、まあいいか)と考えていたのですが、夫の脳内では、非常事態だから、どうにかしなくては、と感じていたそうです。
(・∀・) 息子二歳は、冷蔵庫から牛乳を発見すると、なくなるまで、どんどん飲む。ひとりで飲むのは悪いと思うのか、はたのんママとパパのコップにもいっぱい注ぐ。1リットルの牛乳が一瞬でなくなる。イリュージョン。
夫はコーヒーに牛乳を入れて飲みたいが、すぐになくなってしまうので飲めない。と、不満を口にしました。そういえば、わたしもミルクティーが好きだけど、ながらく飲んでいないなあ。と、気づきました。息子二歳は牛乳飲みすぎで、おなかピーピーになる日もあった。カルシウムとはいえ、飲み過ぎは良くないと、夫と共に息子二歳から冷蔵庫を守るためのアイデアを絞り始めました。
冷蔵庫ロックをつけるも一日でマスター
まず試したのは、冷蔵庫ロック。子ども向け商品として、よく売られているものです。ははん。これで息子二歳から、冷蔵庫が守られるぞと自信満々で過ごしていると、わずか一日で冷蔵庫ロックをマスター。ママたちがガサゴソしていたのをチラチラ見て、あっというまにマスターしてしまいました。息子二歳の知能を甘く見ていた。予想以上に賢かったようです。
(・∀・) 食器棚とか、キッチンの下にも棚ロックを取り付けたけど、全滅した。知能ではなく、百万馬力でちぎられた。腕力もあなどれない。
ふたつきの牛乳 一週間でマスター
次に試したのは、キャップ付きの牛乳。牛乳パックのものより、価格が3割ぐらい高いけど、これで牛乳が長持ちするのなら、お安いものです。ペットボトルのようなキャップになっている牛乳を、息子二歳はなかなか開けらず、ぷんすかしていました。ふふふ、これで開けられまい。と、はたのんママは意気揚々。この勝負はママたちの勝ちだなと、ふふふふしていたところ、一週間後に息子二歳が開けてしまいました。勝ち誇った顔で。
|ω・) ちなみにペットボトルのキャップは未だに開けられない。牛乳を飲みたい気持ちが爆発して、牛乳パックのキャップだけは開けられるようになった。
ビニール袋で隠す
最後にたどり着いたのは、中身が見えないように、白いビニール袋に包んで、牛乳パック立ての底に倒して置く方法でした。息子二歳は、「ぎゅうにゅう、のんじゃお」と言いながら冷蔵庫を開けますが、「ぎゅうにゅう、ないねえ」と諦めて、戻ってきます。ついに、はたのんママが勝ちました。長い道のりでした。これで落ち着いてミルクティーが飲めます。
|ω・) 息子二歳も、おやつの時間にコップ一杯の牛乳を飲んでいます。牛乳を飲んだあとは、まだあるはずだと冷蔵庫を探しにいきますが、白いビニール袋に包まれた牛乳を見つけられない様子。まだまだ子どもだな、ふふふ。
ロボット型冷蔵庫閉め忘れ防止ガジェットが思わぬ効果を生む
牛乳不足の悩みから解放されたある日、断捨離をしていると、夫のお父さんからいただいたロボット型の冷蔵庫閉め忘れ防止ガジェットが見つかりました。しばらく開けっ放しだと、音を鳴らせて、お知らせしてくれるものです。冷蔵庫を開けるたびに、ちょこちょこ話してくれるタイプ。我が家の冷蔵庫は小さいので、 冷蔵庫閉め忘れ防止ガジェット を置く余裕がなく、ずっとしまい込まれていたのです。使わないからそろそろ捨てようかなと、わたしが手にもっていると、息子二歳が「こわい」と騒ぎ始めたのです。
「捨てる前に冷蔵庫へ入れてみたら」と夫がいうので、ポン。冷蔵庫を開けるたびに、勝手に動くロボット。息子二歳は驚いて、すぐに冷蔵庫を閉めるようになりました。「うごく」と大騒ぎ。 冷蔵庫閉め忘れ防止ガジェット 本来の使いかたとは違うのですが、大活躍しています。チーズなど、牛乳以外の食材も守られるようになりました。ありがたし。夫の両親に感謝。
子どもが冷蔵庫を勝手に開けて困っているママは、 冷蔵庫閉め忘れ防止ガジェット を検討してはいかがでしょうか。シンプルなものではなく、子どもが苦手なものに似ているデザインのものを探してみてね。
ちなみに我が家では、「STAR WARS/トーキングフリッジガジェット(R2-D2)」を利用しています。夫のお父さんがスターウォーズのファンらしい。わたしはスターウォーズを見たことがないです。冷蔵庫を開けるとR2-D2に出会うので、親近感を覚えています。これはどのようなキャラクターなのだろうかと、物語が気になり始めているところ。繰り返し会うと好感度が増すって、恋愛マニュアルにもよく書いてあるよね。わたしはいま、R2-D2が好きになり始めている。