【色が分からない、丸シールを使う】3歳、おうち療育アイデア

丸シールを使った「色の認識」をうながす方法。準備するものや、おうち療育のやりかたを紹介します。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。


 色の認識が薄い 


3歳半ばに受けた「新版K式発達検査」にて、色の認識が薄いとの指摘を受けた息子は、臨床心理士さんによる個別療育にて、色の認識の練習に取り組んでいました。

今回は、臨床心理士による個別療育で教えてもらった「色の理解」へ向けたアプローチを参考に、おうち療育で活用するアイデアを紹介します。


 課題 同じ色を探す 


課題:同じ色を探す

ポイント:色の名前を口に出す、同じ色のものをイメージする、手を動かす(自分で体験する)


 準備するもの 


準備するもの: 複数の色がある丸シール(百均や文房具店で売っている)、紙

色を認識する練習、はたのんオリジナル

ポイントは、四角を書くだけではなく、他の遊びを連想させる要素をつけること。

(・ω・) たとえば、車や電車に興味を持っている子の場合には「タイヤ」をつけてみる。

自分が好きな遊びに関連がある絵だと、興味がわきやすいらしいです。

(・ω・) たくさん書くと逆に興味が分散するので、さりげなく書く程度にお願いします。

はじめから作業する欄がたくさんあると疲れる(やる気をなくす)ので、まずは3箇所、慣れたら4箇所、5箇所と、増やしていくのがオススメ。


 おうち療育のやりかた 


いきなり紙を出して「さあ、やろう!」となると、なかなか参加しないものです。

なので、母が紙を出してガサゴソ準備しているところも、子どもに見せたほうが良いと思います。

「なに、やってるのー?」と集まってきたところを、「上の電車に乗っているのと、同じ色をシール貼る遊びしてるよー。やってみる?」と誘うなど、特別なことはやってません感をかもしだす。

今回のおうち療育のポイントは「色の名前を口に出す」「同じ色のものをイメージする」「手を動かす(自分で体験する)」

「色の名前を口に出す」「同じ色のものをイメージする」というのは、母がやります。「これは黄色、バナナの色」など、横から声をかけます。

(・ω・) 聞いていないように見えても、聞いていたりするので、毎回声をかけます。

いろいろな種類のものを伝えると、イメージがごちゃごちゃになるので、黄色は〇〇と決めて、毎日統一して伝えるのが良いと思います。

ポイント3「手を動かす(自分で体験する)」というのは、子どもがすることです。

息子もそうですが、発達に凸凹がある子どもの場合、耳で聞くよりも、目で見たものを強く覚えている傾向があります。さらに、見ただけよりも、自分で体験したものは印象に残りやすいです。

なので、色を見ながら確認するだけよりも、シールを貼るなど、手を動かして自分で体験するというところが大事です。

丸シールは5色程度入っているものが多いので、まずは2色、慣れたら3色、4色と色を増やすのがオススメです。

余談ですが、色の認識が薄いというのは、記憶力が悪いとは違うのだそうです。日常で出会ういろいろなものを分類して、ひとつのまとまりとして認識する力が弱いそうな。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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