【心が折れた、児童相談所に一時保護の相談】発達凸凹4歳前半

幼稚園に行きしぶる発達凸凹の4歳息子がカンシャク。傘で壁に穴をあけたのを見て、心が折れた。児童相談所に一時保護の相談をした、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

一輪のキンセンカ

画像提供:写真AC ぽぽ☆さん


 【心が折れた、児童相談所に一時保護の相談】発達凸凹4歳前半 


4歳息子は、きょうも幼稚園に行きしぶっていた。玄関で大暴れ。それは日常なのだけれども、きょうはまた新たな問題行動がありました。

傘で、壁に穴を開けたのです。

幼稚園の準備をして、靴を履く場面。あっちにウロウロ、こっちにウロウロして、靴を履かない。やがて、カンシャクというのか、パニックを起こしました。パニックのときは、ママはその場を離れて、4歳息子の気持ちが落ち着くのを待つと良い。臨床心理士さんからそう言われているので、玄関の扉外で待つことにしました。

「ママ、外で待ってるよ。自分で靴を履いて、外に来てね」と声をかけて、玄関の外で待機していました。

しばらく続く、大暴れ。30分ぐらいたつと、少し落ち着いた様子があったので、わたしも玄関のなかへ戻りました。すると、壁に穴があいていました。傘で叩いた穴です。

わたしは、そのとき、心が折れたのです。

(結局、何をやっても、だめ。一生懸命、療育に通っても、問題行動がどんどん増える) と。

(幼稚園に入園するまでは、こんな激しいカンシャクおこしていなかった。発達障害の子どもたちは、集団活動への参加が大事だというけれども、本当にそうなのだろうか。臨床心理士さんの言葉を信じて、無理やり幼稚園へ通い続けたのは、間違いだったかもしれない。全部、無駄だった)

わたしは放心状態で、座り込みました。その様子をみた4歳息子は、異常を察知したのか、「ようちえん、いく!」と、自分で靴を履き、玄関の扉を開きました。

わたしが「幼稚園は行けないよ。こんな危ないことする子は、幼稚園に行けません。傘も捨てます」と話すと、4歳息子は「ごめんね」「ごめんね」と、泣いて謝りはじめました。

4歳息子は反省していました。でも、心が折れたママには届きませんでした。すぐに、療育の臨床心理士さんに連絡しました。「児童相談所の一時保護を利用したい」と。

臨床心理士さんから「とりあえず、幼稚園に連れていきましょう。それから考えましょう」と。子どもが幼稚園にいるあいだに、ふたたび連絡をとり、対応を考えましょうとのアドバイスをいただきました。そんなん、無理だよ。4歳息子はママと一緒に母子登園しているんだもの。子どもが幼稚園に行っても、わたしに自由な時間はない。4歳息子を幼稚園に連れて行って、他の子どもに殴りかかったら、どうするの。モヤモヤしましたが、指示にしたがい、4歳息子とともに幼稚園へ向かいました。この時点で、すでにお昼過ぎ。

それなりのモチベーションで幼稚園を過ごし、帰宅。あいかわらず、心が折れたママは、すぐに児童相談所に連絡しました。担当者が、療育の臨床心理士さんと相談し、緊急の一時保護はできないと判断されました。「一時保護ではなく、一時保育を利用したらどうか?」との提案があり、すぐに一時保育の予約を入れました。

一時保育の予約をして、ホッとしたとき、気づきました。そうだ、4歳息子を自宅から連れ出すことができないんだ。幼稚園と一緒、保育園まで連れていける自信がない。自宅から機嫌よく出発できるなら、幼稚園で十分。幼稚園にも行けないのに、新しい場所に行けるはずがない。落ち込んで、一時保育をキャンセルしました。

自宅からの移動支援にも相談しました。多動や注意欠陥のある未就園児を、屋外で預かることはできないそうです。保育園まで連れてきもらえたら対応できると。つまり、一時保育の扱い。無理だ。

どこにも相談できるところがない。明日から、幼稚園も療育も休んで、遠方の実家に帰ろうかな。そう思っていると、さきほど連絡した児童相談所の担当者から連絡がきました。

「一時保護の相談ではなく、別のサービスを提案したいので、相談にきませんか?」 とのことでした。それから、4歳息子の様子を見せてほしいと。虐待を疑われたのかもしれない。まあ、いいや。別に、やましいことはないので、相談に行ってきます。

児童相談所といえば、家庭に問題のある子どもを保護する団体というイメージしかなかったのですが、発達障害の検査や対応も担っているそうです。「どのような対応をすれば良いのか、一緒に考えましょう」と言われました。どんな話をするのだろう。子育て支援センターや、療育の先生と違う対応を教えてくれるのだろうか。

どうしたらいいか、分からない。心が折れたまま、きょうが終わる。自分では修復できそうにない。

と、昨日は思っていたのだけれども、一日経過して、少し気分が落ち着いた。前向きな気持ちにはなっていないけれども、それなりの気持ちで生きているところ。

ほな、また。よしなにー。

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