「吃音・チック・トゥレット症候群のお友達」を読んだ感想です。息子3歳に起こる言葉の詰まり「吃音」について知るために読みました。
息子3歳、言葉が詰まり始まる
息子が3歳を過ぎたころ。それまで気にならなかった“言葉の詰まり”を感じるようになりました。(なんなんだろうか)と不思議に感じたので、母に相談したところ「子どもによくある。そのうちなおるよ」と言われ、一安心。
が、半年過ぎても、なおらない。なんで?
ネット検索をしてみると、「吃音」の症状が、当てはめることに気づきました。
発達相談にて臨床心理士さんに相談したところ、3歳ぐらいの子どもの言葉が詰まるのは、よくある。1年以内のあいだに、自然となおる場合が多い。発達凸凹がある子にも多い症状だけれども、いまのところ心配するほどではない。と言われました。
心配するほどではないらしいけども、やはり気になる。ので、図書館で「吃音」に関する本を借りてきました。
「吃音・チック・トゥレット症候群のお友達」は子ども向けの本
わたしが選んだ「吃音・チック・トゥレット症候群のお友達」は、どうやら子ども向けに作られた本。図書館で予約した本を受け取ったとき、(あれ、これは大人が読む本じゃないぞ)と気づいたのですが、とりあえず読んでみるかと持ち帰り。結果、めちゃくちゃ分かりやすい。
(・ω・) 「吃音」初心者に、ちょうど良い情報量です。
「吃音」には種類がある
(1) 「連発」 同じ音を繰り返す
(2) 「伸発」 音を引き伸ばす
(3) 「難発」 言葉が出ない
息子3歳の場合は「伸発」に該当します。使い慣れていない言葉を使うときに、はじめの文字が伸びてしまうように感じる。
「吃音」があると無口になりがち
吃音がある子どもの場合、うまく話せないので、恥ずかしくなり、無口になるんだって。
(・ω・) わたしも、それを心配していた
家族だったら、話が終わるまで待つけれども、ほかの人は待ってくれない。子どもなんて、特にそう。待ってくれない。幼稚園に通い始めたら、会話ができないんじゃないかなって心配していた。
対応のコツ。ゆっくり待つ。「おちついて」はダメ
「吃音」がある子への望ましい対応は“ゆっくり待つ”だそうです。
(・ω・) おう、自然にやってた。
たぶん、息子3歳本人は、自分が言葉に詰まっていることに気づいていないと思うのよ。何を言おうとしているのか、いっしょに考えようと思って、同じ文字をママが口にしたら、怒られたことがある。何かを思いだそうとしているのに、邪魔されて嫌なんだなと考えて、息子3歳が話し終わるまで待つ対応をしていました。
(・ω・) 頭のなかから言葉が見つからないのではなくて、頭のなかから見つけた言葉を口に移動させられない状態なのかな?
言いたい言葉は見つかっているのに、口が上手く動かせなくて怒っていたんだなあ。なるほど。
「落ち着いて」「ゆっくり話して」は、逆効果なんだって。(やっぱり自分の話しかたは変なんだ)って、自信をなくしてしまうそうだ。
「早口症」なんてものもあるよ
「早口症」は、“話したいことを忘れてしまう”“質問への答えが、すぐに出てこない”などの特徴があります。
(・ω・) わたしやないか。
読んでいて気づいたのですが、これは、まさに、わたしです。
(・ω・) 頭のなかで、言葉がどんどん生まれて、口の動きが間に合わないんだよ。覚えているうちに、早く伝えなくちゃと思って、早口になってしまう。
子どものころは、言葉が早すぎて、聞き取れないと言われる機会が多く、意識して、ゆっくり話すように心がけていた。
(・ω・) 子どもが生まれてからは、意識しなくても、ゆーっくり話せるようになった。
さいきんは、話したいことをメモに書いて順番に話すようにはしている。昔に比べると、まわりに訊きたいことが減ったようにも思う。自分の経験のなかで解決するものも多いから、急いで人に伝えたいと思う内容が減ったような。
ブログは、自分のペースで書けるから、好き。ゆっくり話しているうちに、自分が何を考えていたのか忘れてしまうことがよくあるので、モヤモヤしている。
本によると“ゆっくり話すために合図を作る”“相手と順番に話す練習をする”が良いんだって。息子3歳と一緒に、やってみよう。
息子3歳「吃音」経過報告
3歳から3歳6ケ月にかけて、ママやパパが(おや?)と感じるぐらい、音を引き伸ばす状態が日常的に続いていました。3歳7カ月を迎えたあたりから、じょじょに言葉の詰まりが減ってきたように思います。
(・ω・) たまに詰まる程度になった
8月(3歳5ケ月)の発達相談では「少し気になる」と言われたけども、10月(3歳7ケ月)の発達相談では気になるほどではない状態になっていたようです。
そういえば、よく笑うようになった。ここ半年、息子3歳は怒っている日が多かったけども、さいきんは、いつも穏やかにニコニコしています。
コロナウィルスの影響で外へ遊びに行けなかったり、パパの在宅勤務で遊ぶ部屋が制限されたり、めちゃくちゃストレスだったのかも。自由に行動できる時間が増えて、気持ちにも余裕ができた様子。
このまま「吃音」がおさまっていけばいいなあ。
「吃音・チック・トゥレット症候群のお友達」は大人も読みやすい
「吃音・チック・トゥレット症候群のお友達」は、小学生の子どもたちが、まわりにいる「変わった子」への理解を深めるために作られた本のようです。
分かりやすい表現で、例やイラストを交えて説明されているので、はじめて「吃音」って言葉に出会う大人にも読みやすいです。
特徴だけではなく、対応の仕方や、まわりの人が思うことなども書かれていて、「吃音」をもっている子どもが、どういう場面で誤解されやすいのかが分かるのも、良いと感じました。
「吃音・チック・トゥレット症候群のお友達」は、子どもの「吃音」が気になるとき、はじめに読む1冊として、おすすめの本です。
ほな、また(・ω・)よしなにー