【幽霊が壁をすり抜けるのはなぜか】純粋理性批判、カント

「純粋理性批判」カントの考えかたを学ぶと、近い未来に“幽霊が壁をすり抜けるのはなぜか”の謎が解けるのではないかと考えた、っておはなしです。

夢と希望をのせたロボット飛行機

画像提供:June11さんによる写真ACからの写真


 宇宙は無限か、有限か。アンチノミー


さいきん、カントによる「純粋理性批判」に興味をもちました。

(・∀・) テレビで見た。アンチノミーだって。

アンチノミーというのは、対立する両方の説が、両方とも成立する状態のことです。

たとえば、「宇宙は無限か、有限か」 

“時間”と“空間” ふたつの要素によって、「宇宙は無限か、有限か」を考えます。

(・∀・) 成立する理由じゃなくて、対立する主張が成立しない理由を考えるらしい。

宇宙には時間がないとする。でも、何もないところから何かが生まれるはずがない。最初のスタート地点、はしっこが必要。何もないところに何か(時間や空間)を積み重ねることはできない。宇宙が無限にあるのなら、そこに存在する時間にも空間にも継続性がないはず。過去の積み重ねである“いま”があるのは、おかしい。だから、無限説は否定されます。

|ω・) 星を見るときに「100年前の光だよ」っていう話があるよね。宇宙が無限に存在するなら、100年前っていう過去の地点の光が“いま(100年後)”に届くのはおかしいってこと。かなあ。継続した時間が存在するから、100年前の光が見えるはず。

では、逆に宇宙の時間と空間は有限だとすると、いちばん最初を作ったのは何なのか。何もないところから、いきなり時間と空間が始まるはずはない。その前にも、何かがそこにはあったはず。何か原因があるからビックバンが起こって、宇宙が始まった。そのはじまりには、さらにはじまり(原因)が必要だし、その原因(出来事)にも原因が必要。はじまりの地点を見つけることも難しい。だから、有限説も否定されます。

両方とも否定されてしまうのです。答えは、たったのふたつなのに、そのどちらの説も成立してしまいます。これが、アンチノミーらしいです。


 ふたつめのアンチノミー 「物質の最終要素は何か」 


中学生あたり、理科(科学)の授業で習いますよね。鉄Feとか、カルシウムCaとか。「これが一番小さな単位だよ」って。

でも、物質を最終要素に分けるなんて、できるの? 技術の進歩とともに、無限に分割できるんじゃないの? って。

“物質は、小さな単位に分けることができる(有限)”と“物質を、小さな単位に分けることはできない(無限に分割できる)”という、ふたつの考えかたがあるのです。


 幽霊が壁をすり抜けるのなぜか


物質が無限に分割できるかどうか。の話を聞いて、(まだ見つかっていない物質が発見されたら、幽霊が壁をすり抜けるのはなぜか、分かるんじゃないか)と、わたしは考えました。

(・∀・) いま解明されているものが、本当に一番小さな単位なの? もっと小さな単位があるんじゃないの? って。

夏です。ホラーの季節です。幽霊は壁からすり抜けて、登場するものが多いです。木を人間が通りぬけることはできないし、コンクリートだって、そうです。いまの常識では、人間が壁を通りすぎることはできません。

もしも、まだ人間が気づいていない、木や鉄を通りすぎることのできるモノが発見させたら、幽霊はホラーではなくなります。何者かが姿を変えて、木や鉄を通り抜けて、壁の先で再び人間の形に戻るのです。幽霊というのは、不思議な現象ではなく、未来の移動手段かもしれない。

幽霊は、常識ではできないことをするから、怖い。不可能だと思われることが起こる。それが、恐怖の正体なのだと感じる。100年後には、幽霊が怖いものではなくなっているかもしれない。

(・∀・) 壁を通り抜ける、サプライズ好きの新しい生き物みたいな感じになるのかな。

わたしはオカルト系の物語も好きです。そのあたりの現在では不可能に思われることが、だんだんと再現可能な現象になるのかも。未来が楽しみだ。


 衝動のなかを生きる 


中学生や高校生のころは、昔の考えかたとか、古い書物とか「ポカン」だったのですが、大人になってから知ると、「なんで、そうなるの?」「おもしろい考えかただ、もっと知りたい」など、興味をもつものが出てきました。昔の発見が、現在に繋がっているんだなと気づくようになったから。

(・∀・) 衝動のなかを生きている。「知りたい」かつ「おもしろいから、まわりの人にも知ってほしい」と思う情報が、たくさんある。

学生時代は覚えることがいっぱいあって、暗記スピードに余裕がなかったけど、大人になると、勉強することも、暗記すべきものも、少なくなるので、いろんなものを吸収して、自分なりに考える余裕ができる。他の知識とつなげて納得できる発見も増える。興味深い。学ぶ意欲、向上中。

どんなおもしろい情報であっても、出会うタイミングが大事なんだなと、改めて感じた。人との出会いもきっとそう。ちょうど良いタイミングで出会った人同士が仲良くなって、結婚するのだろうなあ。

夫と喧嘩(冷戦)ばかりしているけども、ぼちぼち仲良く暮らしたい。日々の暮らしにも、余裕をもちたい。わたしは、しなくてもいいことを、一生懸命している気がする。

(・∀・) もっと雑な暮らしを、したい。

ほな、また。よしなにー。

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