【3歳息子の癇癪にママは自信喪失】わたしは子育てが下手なのか

三歳息子の大暴れが続き、ママとして子育てへの自信を失ったときに励まされた言葉や、これが癇癪なんだと気づいたっておはなしです。

親子で仲良く歩くハリネズミ

画像提供:toco-gさんによる写真ACからの写真


 息子三歳、癇癪で大暴れ


息子がちょうど三歳になったころ、わたしの地域を担当している保健師さんから電話がありました。

(・∀・) わたしが住んでいる市町村では、地域の保健師さんから、月に1回程度、さいきんの子どもの様子について電話があるんだよ。困りごとや気になる問題があったら、自宅訪問をしてくれる仕組み。

で、ちょうど三歳になったころの電話では「癇癪(かんしゃく)はどうですか?」という質問がありました。息子三歳、毎日機嫌よくしていますよと電話を終えたのです。息子三歳は陽気な性格だし、癇癪とは無縁だわと他人事のように感じていました。

ところが、まもなく迎えた4月初旬、突然でした。(こりゃ、すごいな。)と感じる大暴れが始まったのです。(なんでこんなに不機嫌なんだろう)と、しばらく悩んでいたのですが、どうやらこれが癇癪なんだと気づきました。

(・∀・) わたしがコロナウィルスへの心配でイライラしているから、息子三歳も機嫌が悪い日が続いているんだと思ってた。息子三歳、新たな成長を始めたらしい。


 わたしは子育てが下手なんだと自信喪失 


さきほどの癇癪。2020年4月を迎えたあたりから始まりました。それまでも不機嫌な日はありましたが、長時間に渡って不機嫌が続く日は多くありませんでした。でも、4月からの不機嫌というのは、何時間と暴れ続けたのです。いままでと違い、迫力満点です。

|ω・) コロナウィルスによってお外に行けないから、怒っているのかなあ。わたしの接しかたが悪いのかなあ。

初めのうちは、近くに寄って「どうしたの?」「いやなことがあったの?」と声をかけていたのですが、こちらの声なんてまるで聞こえていないような様子で大暴れを続け、叩いたり、蹴ったりを繰り返します。だんだんとママとしての自信をなくしてしまいました。

「まま、きらい」「おそとに行って」と怒り続ける息子三歳を見ていると、悲しくなってきました。(ママがいつも怒っているから、嫌いになったんだ。)と落ち込んで、やがて声をかける時間が少なくなりました。ママが嫌いだと言っているのです。ママが離れて過ごしていたら、怒りがおさまるのかもしれない。そう感じて、近づかなくなりました。

「まま、きらい」と言って叩く息子二歳。ママが離れてしまうと、こちらをちらりと見て、また近くに寄ってきて、泣く、暴れる、叩く。を繰り返します。離れることもできない。でも、一緒にいても会話はできない。

どうしたらいいの。わたしは途方にくれていました。

|ω・) 大暴れしているのに、急にいつも通りの陽気な息子三歳に戻る。でも、また急に大暴れ。気持ちが不安定。ママの育てかたが悪かったから、こうなってしまったのかもしれないと自信喪失。


 まわりにアドバイスを求めると違った自分が見えてきた


困り果てたわたしが、まず相談したのは祖母。息子三歳のひいおばあちゃんです。

「上手く子育てができない。」と相談すると、「心配しなくても、上手く育ててるよ。ひとりで頑張ってるよ。頼れる人がいないのに、一生懸命育ててるわ。あなたのお母さんは、毎日ばあちゃんの家に来てたよ。それに比べて、よく頑張ってる」と。

男の子は小さくても力があるから、叩いたり、蹴ったりしたら痛い。まだ分かっていないから、全力で攻撃してくる。なかなか外で遊べないから、イライラしてるのよ。ママの育て方が悪いんじゃないと応援してくれました。

それから、「旦那さんは仕事してくれてる。仕事は本当に大変よ。子育て手伝ってほしいと思ったらダメだよ。共働きのおうちが多いなか、気楽に子育てさせてもらってるんだから、感謝するんだよ。」と言いました。

祖母の言葉は、わたしの心に染みるものが多いです。わたしの母は、「もっと旦那さんに手伝ってもらいなさい。」と。よく言うんだけども、なかなかそうもいかないのです。祖母がいうように、わたしにとって仕事は子育てよりも大変だから、それをひとりで担ってくれている夫には感謝している。

(・∀・) 祖母と話したら、ちょっと元気が出てきた。

それから、母、お姉ちゃんにも相談。

「あなたは真面目だから、きっちり、きっちりしようとしているんだよ。わたしがあなたを育てているときは、もーっと手抜きしてた。それで良いのよ。外遊びなんてほとんどさせてなかったし、歯みがきだって、ちょろっとしかしてないけど、虫歯で苦しんだ記憶ないでしょうな? 気にしすぎなのよ。」

「一緒にお料理したり、おしゃべりしたり、楽しくしてる日もあるんだから、子育てが下手なんてことないよ。子どもは怒る時期があるの、そういうもの。」

お姉ちゃんの“子どもは怒る時期がある”という言葉が気になって、ネットで検索したら、「三歳、癇癪」というキーワードに出会い、(息子三歳と一緒だ! 癇癪だったんだ)との結論にたどり着きました。

(・∀・) 二歳がイヤイヤ期っていうのは知っていたけど、三歳になると癇癪が始まるというのは知らなかった。イヤイヤ期と癇癪というのは、呼び方が違うけど同じ現象をさしているんだと勘違いしていた。ほう、なるほど。


 自分が思っているほど、ダメなママはいない 


わたしは自分をダメなママだと感じて、落ち込んでしまう日が、よくあります。陽気なわたしが、こんなに悩むのです。世間の多くのお母さんだって悩んでいるに違いない。

息子が1歳のころ、近所のママに「わたしは子育てが下手で、いつも悩んでいる。」と話すと、驚かれたことがあります。他のママに比べて、人生を楽しんでいるように見えていた、子どもとの接しかたが上手なんだなあと感じていたと。

逆に、わたしがそのママのことを、子育てを楽しんでいる人だと思っていましたが、いろいろ悩んでいることにも気づきました。わたしと悩んでいる内容は違うけど、悩みごとはたくさんある様子でした。よく泣くとか、野菜を食べないとか、わたしが気にしたことがない悩みをもっていた。

自分のことって、よく知ってる。毎日、自分自身と共に生きているのだから、自分のダメなところは、よーく目につく。できていないことばかり気づく。

でも、まわりから見ると、できていないこと以上に、できていることの多さにも気づく。悩みごとは長時間、脳を支配してしまうけども、ポンとできたことは、すぐ日常の一部になって、忘れてしまうから。自分のすごさには、本人が一番気づきにくい。

なんだかんだと考えて、夫に訊きました。「わたしって子育てが下手なのかなあ。怒ってばかりいる。」 すると、「そんなもんだよ。」との返事がありました。

怒ってばかりいるとは思わない。悪いことしたから怒っている。理由もなく怒っているわけじゃないから、気にすることない。息子三歳がいたずらして、大暴れしているんだから、怒るのは仕方ないよ。と言いました。

わたしに子育ての才能がないから、息子三歳が不機嫌を繰り返す。夫は、そう考えているのだと思い込んでいました。でも、夫はわたしの育てかたが悪いとは考えていないそうです。息子三歳はおしゃべりが上手になって、言いたいことも増えて、したいことも増えて、自己主張が強くなってきたから、思い通りにできなくて怒っている。新しい成長なんじゃないの、って。

「癇癪は新しい成長の始まりなんだ」 そう考えたら、心が楽になりました。癇癪はいつまでも続くわけじゃない。落ち込んでばかりいないで、息子三歳が夢中になれる日常を創造しないといけません。わたしも息子の成長スピードに追い付くように、創造活動に励みます。

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