【カンシャクの分析と考察】発達凸凹の3歳息子

カンシャクをおこした発達凸凹のある3歳息子の行動を振り返り、直前よりもっと前の時間に何があったのか、ストレスポイントを見つけ、次の課題を考える、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

ブリキの金魚が泳ぐ

画像提供:写真AC エルドンさん


 カンシャクを起こした瞬間の出来事 


発達凸凹のある3歳息子がカンシャクを起こした時間は、午後3時。おやつを食べ終わったころ。

学研ニューブロックで作っていた「サメ」が上手にできないことで、怒り始めた。3歳息子は青いサメを2つ作りたかったが、青いブロックが足りなかったので、赤いブロックで作ったところ、「キンギョはいらない!」と暴れる。

(・ω・) そう。赤と白、黄色で作った自称「サメ」は、金魚や錦鯉のような魚になった。これはこれで、可愛くできたと思ったけれども、3歳息子は不満。

そのあとは、「おなかすいた」と騒ぐ。おやつを食べたばかりなので、おそらく、おなかはすいていない。

そのあとは「サメをつくりたいのに!」「おなかすいた!」及び奇声を繰り返す。


 カンシャクを起こす前の6時間を振り返る 


3歳息子の希望により、午前中は児童館で遊ぶ。

数組の親子が遊んでいた。先生が2人、出たり入ったり。3歳息子にも、積極的に話しかける。3歳息子は「こないで」と接近を防ぐ。

3歳息子より小さな子どもが近づいてくる。オモチャを欲しがっている。嫌々ながら「どうぞ」と渡す。まわりの大人が褒めてくれて嬉しかった様子。積極的に、いろいろと分けてあげる。

児童館が消毒の時間になったので、近所の公園へ向かう。

木の枝と小石を集めて、お店屋さんごっこ。3歳息子より小さな子どもが興味を示す。小さな石を分けてあげる。

おなながすいたので、帰宅する。自分でお皿を出して、ごはんを盛りつける。自分で、ゆでたまごの皮をむくが、途中で半分に割れてしまう。

午後からは、学研ニューブロックでサメを運ぶ船を作る。ママは洗濯と夕飯の準備、ネットスーパーから届いたものを片付けるのに忙しく、なかなか一緒に遊んでくれない。

午後3時。おやつの時間。ママがバタバタしているので、在宅勤務をしているパパに、おやつをもらいに行く。大好きな、たまごボーロをゲット。袋を開けるのに失敗して、部屋にばらまく。自分で拾う。

ママの家事が一段落。一緒に学研ニューブロックで「サメ」を作る。ここで、カンシャクを起こす。


 きょうのカンシャク、行動の分析と考察 


カンシャクをおこす6時間前を振り返ると、いろいろと気になる箇所があります。気になるというか、ママの反省点。

(1) 午前中の児童館。いつもは人がほどんどいないが、きょうは人の出入りが激しく、落ち着かなかったのではないか。ストレスポイント。

(・ω・) オモチャがたくさんあるところで、ママとふたりで遊ぶつもりだったんだと思う。人がたくさんいて、緊張した様子だった。

(2) 他の子どもにオモチャを渡すのが、嫌だったのではないか。ストレスポイント。

(・ω・) ちゃんと渡してあげた。がんばった。

(3) お昼ごはんの、ゆでたまご。いつもはキレイにむけるのに、上手にできなかった。ストレスポイント。

(・ω・) 途中から、ママが手伝う。この時点で、3歳息子の機嫌は良かった。

(4) 午後は、ママが家事をしていて、なかなか一緒に遊んでくれなかった。ストレスポイント。

(・ω・) ひとりで楽しく遊んでいるように見えた。だから、3歳息子をほっといて、家事をすすめてしまった。

(5) おやつのたまごボーロを部屋のばらまいてしまった。ストレスポイント。

(・ω・) 3歳息子は不機嫌ではなかったが、ストレスポイントが満タンに近づいていたのかも。

5つ以上のストレスポイントによって溜まった、心のもやもやが、カンシャクにつながったのではないか。

(・ω・) 少なくとも午後は、家事をするためにバタバタ動き回り、3歳息子の話をじっくり聴く時間がなかった。機嫌よく、もりもりご飯を食べて、ひとりで遊んでいたから、きょうを楽しんでいるように見えていた。

3歳息子は、ママが忙しくしているので、仕方なく、ひとりで遊び、「ほっておかれた」という不安な気持ちをもっていた。やっとやってきたママに不満を爆発させた結果、カンシャクが起こったのだと感じる。

3歳息子は、午前中の緊張を和らげるために、抱っこしてほしかったのではないか。たとえば、食後に、録画した大好きなアニメを見て、一緒にくつろぐ時間を作れば良かったのではないか。

3歳息子はママに甘えたかったのだ。甘える方法が分からないので、なにも主張せず、与えられるのを待っていたのである。

もし、この考察が合っているとすれば、カンシャクを防ぐために必要なことは、3歳息子に「甘える方法を教えること」だ。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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