小学校では息子の発達障害をカミングアウトするつもりであったが、医師と相談した結果、考えかたに変化があった、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC acworksさん
【カミングアウトで楽になるのは親だけ、医師と相談】発達凸凹5歳
児童精神科の医師と就学について相談しました。就学相談の判定結果と、それからカミングアウト。小学校で、どのような情報を公表すれば良いのだろうか、と。
すると、予想外の反応がありました。
「カミングアウトする必要ないでー」
ネットを読んでいると、みんな公表している。自分もカミングアウトして、すっきり小学生を過ごしたい、発達ママ友を作りたいんだと話したところ、
「あなたの特性(アスペルガー症候群)から考えて、カミングアウトしたところで、なんでも話すママ友はできへん思うから、心配せんでええ!」(←言葉にすると酷いが、愛はある言い方であった)と笑い飛ばされた。
(・ω・) 我に返った。そうだ、わたしはそういうタイプの人間ではない。無用の心配やった。
他に指摘されたのは、
「カミングアウトするのは、本当に少数。ネットで発信する人に、カミングアウトする人が多いだけで、実際にはほとんどおらへん。僕の担当している人のなかでも、1割程度おるかどうか、そんなもん。まれ。」
「ほとんどの人は発達障害と知的障害の違いも知らん。まわりに理解してもらおうと思わへんほうがええ。しんどくなる。困ったときはママ友じゃなくて、スクールカウンセラーとか、臨床心理士、医師など、専門の人に相談するのがベスト。」
「カミングアウトしたら、保護者から子どもに伝わり、その子が本人に”病気なん? 何が悪いん?”って、悪気なく直接聞いてしまうことがある。ある程度の知能がある子にとって、まわりへのカミングアウトはリスクが多い。本人へのカミングアウトを同時にするならええけど、まだ自分の発達障害を理解するのは難しいと思う。いまはその時期ではない。」
「秘密は苦しいもんやさかい、言いたくなる気持ちはわかる。でも、親によるカミングアウトは反対。カミングアウトするかどうかは、いずれ本人が決めたら良い。まわりが決めることじゃないというのが、僕の考え。」
いろいろ話すなかで、もっとも、心に響いた言葉がありました。
「カミングアウトして楽になるのは親だけ。」
なんだか心がスッキリした。このままでいいんだと思えた。カミングアウトについて悩むのはやめよう。
誰にでも秘密はあるのだから。
誰もがそれぞれつらい問題をかかえているわ。胸をしめつけられるような問題を抱えながら、それを周囲に知られないようにしている人たちだっているのよ。
マリリン・モンロー
ほな、また(・ω・) よしなにー。