【成長する力を自信に繋げる】0~3歳能力を育てる好奇心を引き出す

読書大好きはたのんママが「良かった」「役に立った」と感じた本を紹介します。きょうは、汐見先生(汐見 稔幸)の「0~3歳能力を育てる好奇心を引き出す」です。分かりやすい言葉で、実践しやすい具体例を添えて書かれた本です。この本を読んで、わたしが感じたことや生活に取り入れた体験談を紹介します。

キラキラのビー玉を運ぶ青い車

画像提供:ラッキーエースさんによる写真ACからの写真


 自己肯定感を育てる 


2歳、3歳のときに「自分はなかなか有能なんだ」って気持ちをもつことが大事。集団生活を始めたときに、自信をもって行動する力になるからだそうです。

(・∀・) 自己肯定感(自分が好きである気持ち)の基礎になる

我が家の場合、二歳息子が「自分でできた」ときは大げさに褒めています。わたしの母や祖母も、ちょっとした息子二歳の頑張りに対して、大きなリアクションをとっています。他のおうちでも、していると思う。お母さん、お父さんが自然としている行動が、子どもの自己肯定感を育てるんですね。

先日、はたのんママが食器洗いやお米研ぎをしていると、息子二歳が「やりたい」と騒ぎ始めました。ママがひとりでやってほうが楽だし早く終わるんだけども、時間に余裕があったので、息子二歳と一緒に取り組むことに。

横からお邪魔虫しているときは、水びちゃ事件が起こっていたのですが、息子二歳がキッチンの真ん中に立って作業すると、意外と丁寧で水びちゃ事件は起こりませんでした。最後は炊飯器の釜を運んで、明日の朝炊けるように予約ボタンを押す。思ったよりも、快適な流れでお片づけ終了です。

(・∀・) お片づけ上手!

自然と、息子二歳を褒め称えました。本人もニコニコ誇らしげです。「ダメ、お片づけ終わるの待ってて」と言うよりも、「一緒にやろう」のほうが、ママの指示を聞いて行動してくれるので、スムーズに作業が進むんだなあ。息子二歳の成長に気づく出来事にもなる。ママの指示を理解して、順序良く取り組んでいました。まだまだ赤ちゃんだから…… と思っていたけど、もういろんなことができる年になったんだなあ。


 物語を聞かせる。ママの自作でもオッケー 


子どもに対して、物語を聞かせてあげるのが良いそうです。絵本を読むと良いっていうのは、いろんな本に書いてあったり、地域の子育てサークルの話題になったりで知っていたのですが、ママ自作の物語でも良いっていうのは、初耳です。

さっそく、息子二歳に架空の物語を。寝る前の布団で「もしアンパンマンが家に来たら何をするか?」の物語をしました。物語をいうと、起承転結が…… と考えてしまうのですが、難しく考えず、絵を描くように思い浮かんだイメージを話すだけでも、十分おもしろいようです。

息子二歳も、「アンパンマンにおはようする」「アンパンマンとおべんとう食べる」「アンパンマンとねんねんする」「アンパンマンとブーブーであそぶ」など、楽しげに話していました。

|ω・) 翌日「アンパンマンなかなかこない」と息子二歳はそわそわ。現実感のある「もしも」の話は、まだまだ難しい様子。


 年齢×1キロ歩く 


ベビーカーや自転車を利用するのではなく、子どもの年齢×1キロの距離を歩くと良いらしい。

|ω・) 外には危険がいっぱい。突然走り出して、車にひかれちゃうかもしれない。目的地まではベビーカーに乗せてあげなくちゃ。

わたしは児童館など、子どもが自由に走りまわれるところまでは、息子二歳をベビーカーで移動させていました。歩いているあいだに疲れると、児童館でいっぱい遊べないし…… でも、子どもにとっては、目的地がどこであれ「道を歩く」だけで大冒険なんです。道のまわりに生えている草も気になるし、信号も気になるし、アリも気になる。

(・∀・) お散歩の目的地を決める必要ないんだ

そう気づいたのは、息子が二歳を過ぎてからでした。靴を履いて外に出るだけで、子どもは十分楽しんでいたのです。本人が言葉を話すようになってから、気づき始めました。わたしは児童館や地域の子育てサークルなど、遊ぶものがある場所で連れて行こうとしても、「こっちが良い」と違うところばかりに興味を示すのです。ママからすると「何もない場所」なのですが、息子二歳にとっては最高の遊び場だったようです。

(・∀・) 自宅のまわりしか歩いていないけど、息子二歳の満足度は高そうです。だいたい毎日歩いているので、息子の体力もついてきた様子。たまの遠出も抱っこばかりにならず、しっかり歩けるようになってきました。


 知的教育の前に心の教育を


著者である汐見先生は、早い時期から積極的に勉強する必要はないという考えをしています。それよりも本人の興味があることをどんどん追及するのが大事だって。

伸びる力を確かめられると自信がつく

得意なことはどんどん伸びます。「昨日よりできることが増えた」って本人もまわりも気づきやすいです。前よりできるようになったって気づくと、子どもの心に自信がつくそうです。自分には成長する力があるんだって。

これは最初に話した自己肯定感にも繋がります。「自分はなかなかに有能なんだ、成長する力があるんだ」って気づきが自信になって、他の子どもたちとの集団行動を始めたとき、自分らしく生きる源になるようです。


 ママが自分の人生を楽しむ姿を見せる


ママは自分のために生きるのが大事。そうはいっても現実的に自由に行動できる時間は無い。そういうときには、子どもが大きくなったら、どう生きたいかを頭のなかでイメージすると良いそうです。

子どもはママが大好き、ママが世界の中心にいます。ママが楽しんでいると子どもも楽しいし、ママが疲れていると子どもも不機嫌になりがち。

(・∀・) ママが楽しく生きることで、子どもの機嫌も良くなる。楽しく生きよう。

とはいえ、子どもが産まれると、子ども中心の生活になり、ママは自分らしく生きることが難しくなります。自分の趣味が何だったのか、忘れてしまうことも。

そういうときには、まず美味しいものを食べましょう。最近の冷凍食品はあなどれない。美味しい。ネットスーパーなどを利用して、自分が好きなメニューをごっそり購入して、冷凍庫に忍ばせておきましょう。

(・∀・) わたしは回転焼き(たいやき)とか、海老焼売、もちもちクレープが好き。息子が昼寝したときに、こっそり食べる。胃袋が満たされると、心も満たされる。

あとは、本を読むのもオススメです。カチカチになっている「子育てはこうでなければならない」って固定された気持ちから解放されて、心が楽になるよ。