【茹でるだけで良い】子育て飯のプレッシャーから解放される本

読書好きな はたのんママが、「良かった」「役に立った」と感じた本を紹介します。きょうはクーヨンBOOKS「<かしこい子>になるごはん」です。

わたしが「<かしこい子>になるごはん」をおすすめする理由は、(手の込んだ料理を作るのだけが愛じゃない、簡単なごはんで良かったんだ)と、子どもの食事作りへのプレッシャーから解放されたからです。特に印象に残った内容と、わたしが実践した感想をお伝えします。

ざるに入ったゴボウ

画像提供:HiCさんによる写真ACからの写真


 噛むと賢くなる 


「<かしこい子>になるごはん」によると、まず噛むことが大事だそうです。大きめに、硬めに調理すると良いって。

(・∀・) わたしは離乳食の流れで、小さく切ったり、柔らかめに煮込んだり、そういう調理をしていたので、意外な発見。

本に紹介されていた大きめの茹でニンジン、茹でごぼうをおやつに渡してみました。

(・∀・) 茹でただけのごぼう、完全に土の味

(これは食べないだろうなあ……)と予想していたのですが、息子二歳完食しました。ちょっと目を離しているすきになくなったので、どこかに捨ててきたのかと思った。本当に食べたのだろうかと半信半疑でしたが、夜ごはんのときもかじりついていたので、間違いなく食べたようです。

子どもが好きなもの、好んで食べるものは、大人がイメージしているものと異なるのかもしれないと気づきました。手の込んだおやつを作らずとも、茹でた野菜で十分美味しいみたい。

(・∀・) 息子二歳は、茹でたニンジンやスナップエンドウ、さつまいも、じゃがいも、ごぼうなど、茹でただけの野菜を喜んで食べました。


 エネルギー過剰の子どもには、エネルギーを開放する食品を 


息子二歳は陽気なタイプ。くよくよしない。イヤイヤ期で騒ぎがち。そういう子には、エネルギーを開放する食品を積極的に活用すると良いらしい。

たとえば、大根や柑橘類。お豆腐。ごぼうやニンジンはエネルギーを貯めこむ食品だから、葉物野菜も利用する。柔らかいゼリーを取り入れるなど。

この記事を読んで気づいたのですが、息子二歳は大根や柑橘類が好きです。お豆腐も。貯まったエネルギーを開放しようと身体の内部が欲しているのかもしれないと。発見。

虫歯の心配もあり、おやつは甘くないセンベイを積極利用していましたが、柔らかいメニューも取り入れようと思いました。さっそく、はちみつホットケーキを。

(・∀・) ホットケーキといっても、小麦粉と牛乳を混ぜて、バターで焼いただけだ。砂糖は入れず、はちみつをかけて食しました。

一週間、エネルギーを開放する食品を意識して活用してみたところ、わずかばかし息子二歳の行動が落ち着いたような。わずかばかし。


 保育園のメニューが役に立った


自然な保育をしている園の給食が掲載されていました。わたしが驚いたのは、お肉や魚などのメイン食材をあまり利用していない点です。ごはんは玄米で、よく噛むメニューが並んでいます。料理もシンプル。

(・∀・) さっそく、我が家も玄米ご飯を始めました。

イオンで販売されている発芽玄米を購入し、2割混ぜて炊いています。ごはんが少し茶色くなってキレイ。もちもちしすぎず、美味しいです。保育園のメニューを参考に、味噌汁には3種類の具を入れてみたり、味のついていない生の野菜を取り入れたり、芋や大豆製品を積極的に活用したり。

大豆が良いよ、ひじきが良いよと、情報はたくさんあるけど、どういう組み合わせで、どんな料理を作れば良いのか、よく分からなかったので、実際の献立を見て、イメージが湧きました。良かった。

(・∀・) 量が多いことにも驚いた

息子二歳、まわりの子どもよりいっぱい食べます。帰省した際に、祖母が「食べ過ぎてるんじゃないの?」と心配していましたので、(そうかなあ)とわたしも不安でしたが、全然大丈夫だってことも分かった。

(・∀・) いっぱいお食べ。ぐんぐん大きくなってください。

簡単な野菜料理をたくさん作るようになったおかげで、料理の数が増え、ママの満足感もアップ。いろんな栄養素をバランスよく食べるようになった影響なのか、食後に「物足りないなあ」って思う日が減りました。イライラする日も減った気がする。

(・∀・) 息子二歳のお昼寝中に食べていた、ママの秘密のおやつタイムもなくなった。おかげで体重が減ったし、おやつ代も減った。ありがたい。

「<かしこい子>になるごはん」は、肩の力を抜いてひとやすみできる本でした。茹でるだけで立派な料理になるってことに気づけたのが良かったです。手の込んだ料理を作ってあげなくちゃ、でも上手くできないと悩んでいましたが、こんな感じでオッケーなんだって、気持ちが楽になりました。

(・∀・) 息子二歳が「おいしい」と喜んでいるのです。これでオッケー。