【学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく】感想、発達凸凹の3歳息子

3歳息子が【学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく】を使った感想や、発達凸凹のある子どもにおすすめの理由についての、おはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

見守る天使

画像提供:写真AC momo105さん


 「学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく」 


3歳息子に発達凸凹があると分かる前、2020年春。外出自粛で暇をもてあます我々の元に、祖母から、いくつかの幼児ワークが届きました。

そのころ、3歳息子は、クレヨンをもつことをしなかったので、線をなぞるとか、そういうワークには興味を示しません。そのなかで、「これ、やりたい!」と、張り切って取り組んだのが、「こうさく」の幼児ワーク。

2020年8月。息子3歳には、発達凸凹があることがわかりました。手先が不器用らしい。検査のとき、臨床心理士さんが「はさみや、のりを、自分で使えるんですか?」と驚いたように言いました。

そのときは、なぜ驚いたのか分からなかったのですが、発達凸凹があり、手先が不器用な子どもは、はさみやのりを使いたがらない傾向があるそうです。3歳息子が、はさみやのりを好むのは、きっと、祖母にもらった幼児ワークのおかげだと思います。

子どもに発達凸凹があると指摘されたけれども、何をしたら良いのかわからず、悩んでいるママやパパに、使ってみてほしい教材だなと思うので、「学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく」 について、紹介します。

3~4歳 こうさく (学研の幼児ワーク) [ 学研の幼児ワーク編集部 ]


 「学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく」 が、発達凸凹の子どもに、おすすめな理由 


(1) 紙が薄くて、切りやすい

「学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく」は、他社の幼児ワークに比べると、紙が薄いです。(ペラペラで持ちにくそうだ)と、はじめは思っていたのですが、使い続けるうちに、良いところに気づきました。

息子3歳は、発達凸凹があり、手先が不器用です。はさみもぎこちないもちかた。でも、紙が薄いから、はさみのもちかたがおかしくても、ちゃんと切れるのです。

(・ω・) 紙が切りやすかったから、自分でやってみたくなったんだと思う。

以前は、おりがみなど「まま、きってー」と渡されることが多かったのですが、「学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく」に馴染んでからは、自分で、自分で、と、自分で紙を切ろうとがんばるようになりました。

ぎこちない持ち方をしていたはさみですが、ママと同じ持ち方をしたほうが切りやすいと気づいたようで、さいきんは、まっすぐ握って切るようになりました。

(2) はさみ、のり、シール貼る に集中できる

「学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく」の特徴は、「はさみ、のり、シール貼る」に特化しているところ。

「好きなところに貼ってみてね」とか「どこに貼ったら良いと思う?」など、子どもが考えて遊ぶページが少ないです。ある程度、決まった範囲で、「並べて貼ろう」とか「顔のまわりを切ろう」とか指示がはっきりしているところも、わたしは良いと感じました。

発達凸凹のある子どもは、同時に何かをするのが苦手な傾向があります。考えながら、切ったり、貼ったり、というのは、難易度が高いので、途中で飽きるのではないかと思います。

だから、「はさみ、のり、シール貼る」 それだけに集中できる問題は、発達凸凹の子どもに適していると感じます。

(3) 作ったもので遊べる

「学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく」は、工作で出来上がった作品で、遊ぶことができます。動物のおめんができたり、ロープーウェイができたり、紙相撲ができたり、仕上がった作品で遊ぶことができるのは、新鮮でした。

他のワークは、作品を作ると、そこで終わるものが多いです。工作に限らず、クレヨンの練習ワークなども、そう。だから、「作品で遊べる」っていうのは、おもしろいなと感じました。

遊べるオモチャが出来上がるので、3歳息子も、楽しんで取り組んでいたように思います。

(・ω・) 紙だから、長くは使えないけども、ぼちぼち楽しめるよ。プラスチックとは違ったタイプのオモチャだから、興味深い。


 【学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく】感想、発達凸凹の3歳息子  


3歳息子に、発達凸凹がある、手先が不器用、自然な学びができない、と指摘されてから、何かしたいって気持ちと、何をしたら良いんだ? って迷いが、わたしのなかにはありました。

【学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく】は、(なにかしてあげなくちゃ)っていう、ママの焦りに、ちょうど良い1冊でした。はさみで切って、のりで貼って、シールをとめて、出来上がった作品で遊んで。

(・ω・) ママとして、3歳息子のためになることを、してあげている気がした。満たされた。

【学研の幼児ワーク3〜4歳こうさく】を作るなかで、(こういう作業に興味があるんだ)(これができないんだ)(色が分かってないんだ)など、療育で指摘された内容を(たしかにそうだ)と納得できる時間になりました。

はじめは(本当にできないのかなあ?)と半信半疑だった内容について、(本当にできてない)と納得できた。

3歳息子ができないことに、納得できた。だから、次に何が必要なのか、療育の臨床心理士さんに相談する心の準備ができたように思います。いろいろ気づいた1冊。

(・ω・) 本屋さんで気軽に購入できるので、はじめの一冊に、おすすめです。

ほな、また。よしなにー。