【足尾銅山】所要時間、鉱物販売、カモシカの足跡、子連れ旅2023春

足尾銅山にある徒歩エリアの様子や、販売している鉱物の紹介、トロッコの写真、マイクラ好きな子どもにおすすめ などのおはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。


 足尾銅山とは、どんなところ? 


足尾銅山は、多くの銅を産出した鉱山として有名であるとともに、社会問題となった公害「イタイイタイ病」を発生させた場所として知られています。1973年に閉山しました。


 足尾銅山 料金 


2023年現在の足尾銅山は、観光地として一般に公開されています。

大人830円、未就学児は無料、小学生から410円です。

初見では(閉鎖された山を見るだけで830円は高いなあ)という印象をもったのですが、この料金には受付から鉱山へと続くトロッコに乗る料金が含まれていますので、高すぎることはない料金設定です。

以前に訪れた、石見銀山(島根県)に比べ、観光地化されていない印象を受けました。本格的な鉱山です。


 足尾銅山 トロッコに乗って鉱山へ 


足尾銅山のトロッコは電車の形

息子が好きなゲーム「マイクラ」に出てくる小型トロッコ(箱型)をイメージしていましたが、普通の電車型でした。現代的です。


 足尾銅山の鉱山内部はけっこう長い 所要時間60分 


トロッコで入る足尾銅山の入口

トロッコに乗って10分程度のところで停止します。そこからは自由散策スタイル。

鉱山に入ってからすぐに停止したので、見学できる範囲は、そんなに広くないのかなと考えていましたが、意外と長い旅になりました。

(・ω・) 子どものペースに合わせて、ゆっくり歩き続けて60分ぐらいかかった

真っ暗ではないけれども、明るくもない道を、そろりそろりと進みます。鉱山内部は水が滴っています。天井も低く、圧迫感があります。

感覚が過敏で、水濡れを気にするお子さんの場合には、カッパを準備しておいたほうが良いと思います。ビショビショにはならないが、けっこう滴ってくる。

順路に合わせて、当時の作業風景を模した人形が並んでいます。はじめは手作業で少しずつすすめていた発掘作業が、だんだんと機械を使うようになり…… 技術の進歩を感じました。

ボタンを押すと音がなったり、動き出したりする箇所がいくつもあり、小さな子どもでも飽きることなく過ごせました。


 足尾銅山はマイクラ好きな子どもにおすすめな観光地 


足尾銅山は、マイクラが好きな子どもの興味をそそる場所だと思います。

ゲームで探している鉱物が実在し、本当にツルハシで採掘している人形がある。洞窟に入らないと鉱物がとれないのもマイクラ世界のルールと一緒。

(・ω・) 足尾銅山は、マイクラで覚えた知識が体験になる場所。

マイクラのゲームは、おもしろいだけではなく、物理的なルールにそった形で世界が構築されている点が、素晴らしいよね。楽しく遊んでるだけで、理科に詳しくなる、興味深いゲームである。


 鉱物販売状況 


お土産売り場は、想像していたより小さかったのですが、満足感のある品揃えでした。

特に「黄鉄鉱」(FeS2)や「アメジスト」(SiO2)がたくさん並んでいます。足尾銅山周辺で産出した鉱物かもしれません。

黄鉄鉱やアメジストは、横4センチ、縦3センチ、奥2センチ程度、木の台座つきで、300円からの販売でした。

(・ω・) かなり安いと思う。京都周辺の博物館やミネラル展では、この値段では買えないよなあ。

他の鉱物、化石もたくさんありました。丁寧に包装されたものから、大雑把にドンと置かれているものまで、さまざまな質・価格帯のものが並んでおり、見ごたえがありました。

我々は、黄鉄鉱やアメジスト、ビスマスなどの元素鉱物を購入。うっとりする品が手に入りました。良き。

店員さんから息子に、おまけで「磁石にくっつく石」をいただきました。マグネタイト(Fe3O4)と話していたような気がする。

(・ω・) ヘマタイト(Fe2O3)と、非常によく似ている。表面がつるつるで傷がつきそうにないぐらい硬い雰囲気。


 川を散策、カモシカの足跡を発見 


足尾銅山の裏には川があります。自由に出入りできる階段があったので、散策しました。

カモシカの足跡を発見。栃木県の足尾周辺に生息する鹿だそうな。特別天然記念物。

足尾銅山近くの川で見つけたカモシカの足跡

たくさんのフンも落ちており、どうやら、こちらの川はお気に入りスポットのようです。息子は「奈良公園で見た鹿のフンに似てる!」と盛り上がっていました。

こちらの川には、石英(透明な石)を含んで、キラキラする石が多くありました。

(・ω・) 川の石じっくり見たこと無いから、他の場所との違いは分からん。

石英のなかで紫に見えるものをアメジストと呼ぶらしいです。石英をたくさん含んでいるのは、このあたり、足尾銅山周辺の川石の特徴かもしれません。

夫の希望でやってきた足尾銅山。息子と母も、想像以上に満喫できました。また行きたい。他の鉱山にも行きたい。

このあと、わたらせ渓谷鉄道の「トロッコわっしー」に乗車しました。その話は、また後日に。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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