テントウムシの幼虫に新鮮なアブラムシを与えるために考えた、虫カゴでアブラムシを長生きさせる方法や、やればできるもんだなあって、おはなしです。
新鮮なアブラムシを与えたい
テントウムシの幼虫は、1日で100匹のアブラムシを食べます。ネット検索したときには、(そんなに食べるの?)と半信半疑でしたが、ハイスピードで成長するテントウムシの幼虫を見て納得。

新鮮なアブラムシを捕獲するために頑張りましたが、雨の日など、外に出かけられない日があります。人間と同じくテントウムシの幼虫だって、ごはんは毎日食べたいです。アブラムシが少なくなった虫カゴを見ると、かわいそうな気持ちに。
|ω・) 我々が勝手に公園から連れ帰ってきたのだから、ごはんはおなかいっぱい食べさせてあげたい。
雨の日のために、アブラムシを大量に捕獲するが……
天気予報を見て、翌日の雨を確認。いつもよりたくさんのアブラムシを捕獲しました。これで安心と思っていたら、翌日には多くのアブラムシが死んでしまいました。
|ω・) 我が家のテントウムシの幼虫は、死んだアブラムシを食べないらしい。
アブラムシが死んだ状態でも食べるかと思っていたのですが、間違いでした。アブラムシの近くをぐるぐるするけども、美味しくないのか、少しかじって離れてしまいます。お口に合わないらしい。
アブラムシはメスのみで増え続ける
「テントウムシの幼虫を育てるの難しい。毎日アブラムシを提供するのが難しい」と母に相談していると、思わぬ発見がありました。母によると、アブラムシというのは、オスとメスがいなくても、どんどん増えるらしいのです。毎日どんどん増殖する、と。
(・∀・) 園芸の本に書いてあったんだって。害虫対策のページに。
ということは、虫カゴのなかで生きながらえる方法が見つかったら、無限アブラムシ空間が誕生する? 数日だけじゃなく、ながーく心地よくアブラムシが暮らす空間を作ろうと決意。
虫カゴでアブラムシを長生きさせる方法
一年前の家庭菜園でアブラムシが大量発生した記憶を再生してみると、アブラムシはセロリや水菜、小松菜が好きっぽい。
(・∀・) ちょうど家庭菜園に水菜の新芽がある!
水菜の新芽(根っこあり)と土少々、ペットボトルのキャップ、キッチンペーパー、サランラップ、輪ゴムを準備しました。
1)サランラップをひく。一口おにぎり作るぐらいのサイズ。
2)キッチンペーパーをのせる。ペットボトルのキャップを置いて、その上に根っこつきの水菜新芽、土をのせる。
3)おにぎりを作るように丁寧にまとめる。輪ゴムでとめる。完成!
(・∀・) 水菜と土だけだと安定しない。ペットボトルのキャップが重要。
水菜の新芽によって、アブラムシが長生きし始める
虫カゴに手作り水菜オニギリを入れると、すぐにアブラムシが集まり始めました。良い感じです。
テントウムシたちは、しばらくのあいだ、いままでと同じく虫かごの底をウロウロしていました。が、だんだんと賢くなり、水菜オニギリを巡回し、新鮮なアブラムシをムシャムシャするように。
(・∀・) 母のいうように、虫かごのなかで増殖もしていたと思う。毎日たくさんのアブラムシが食べられるけども、水菜オニギリのアブラムシが全滅することはなかった。生き延びたアブラムシが増殖していたに違いない。
そのうち、テントウムシの幼虫はサナギになりました。大人テントウムシになったら、またアブラムシ食べるから置いとこうと思ったのですが、アブラムシたちがサナギをつついて心配だったので、解散しました。無限アブラムシ虫カゴ、解散です。
やればできるもんだ
わたしがテントウムシの幼虫を飼育してみて学んだことのひとつは(やればできるもんだなあ)って、物事を楽観的に予測する気持ちです。
はじめは(テントウムシの幼虫を飼育するなんて、できないよ)と思っていたし、そのあとは(毎日アブラムシを大量に捕獲するなんて、できないよ)って嘆いていたけど、なんだかんだとアイデアが浮かび、テントウムシのタマゴは無事に大人テントウムシになったのです。
“やればできるもんだなあ”って。
息子三歳が生まれてから、できないけどやるしかない状況がどんどんやってくる。が、最終的にできることが多い。できないと思い込んでいることでも、やればできることって、たくさんあるんだろうなあ。残りの人生は、「やってみます」が口癖の、はたのんになりたいなあと思った。
ほな、また(・∀・)よしなにー