知能検査への不安を吐露したところ、4歳年中の夏休みに療育施設で受けた田中ビネーの結果を共有して就学相談を進めましょうとの結論になった、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC riomiwaさん
就学相談2回目 臨床心理士さんと面談
発達凸凹5歳息子と就学相談へ行ってきました。
(・ω・) 市町村によって就学相談の流れは異なるらしいので、詳細は市町村の窓口へ確認してね。
さて。わたしたちの就学相談2回目は、臨床心理士さんとの面談でした。いろいろ聞かれると想像して緊張しながら向かいましたが、今回は提出した生育情報の確認が主な内容。さっくり終わりました。
そのあいだ、5歳息子は保育士さん(たぶん)と遊んでいました。行動観察をしていたのかもしれない。予告はなかったが。
(・ω・) 集団行動の観察は別の日にあったよ。
最後に、就学相談全体を通じて、お母さんやお父さんの気持ちはどうですか? 聞き取り情報として記録しないものなので、ざっくばらんにどうぞー との質問コーナーがあり、さいきん考えていたことを相談しました。
知能検査が不安
ここさいきん、わたしが悩んでいたのは、就学相談で受ける予定の知能検査についてです。
発達凸凹5歳息子は、3歳時に新版k式発達検査、4歳時に田中ビネー知能検査を受けました。両者のあいだには、30以上の開きがありました。上昇したのです。
(・ω・) 知能指数(発達指数)は、大きく変動しない、だんだん下がることはあると聞いていたから驚いた。
検査の種類が異なることをふまえても、1年で2年分以上も成長したとは思えない。3歳時の検査では、療育の先生のアドバイスどおり、コミュニケーションの問題で正確な検査ができていなかったのかもしれないし、4歳時の検査がたまたまよく出来すぎていたのかもしれない。
信頼して良いのか、心配にもなった。同じ臨床心理士さんから、同じ条件で検査を受けたとしても、子どもの状態によって大きな変動がある検査なのかもしれないと感じた。
しかし、数値に大きな変動がある検査だと感じていても、わかりやすく伝わる数値は胸に刺さる。特性の凸凹へ目を向けるまでに時間がかかる。数ヶ月は、心が落ち着かない。
就学相談で、知能検査を受けて結果をもらって、その情報をどのように短期間で解釈・消化して、次の面談に臨めば良いのか分からない、という相談をしました。相談というか、心情の吐露。
すると、臨床心理士さんから提案がありました。「知能検査は受けなくても良いんじゃない?」と。
知能検査は受けない
臨床心理士さんによる「知能検査は受けなくても良いんじゃない?」の言葉。
4歳年中の夏休み(1年以内)に療育施設で受けた田中ビネーの結果を共有して就学相談を進めましょうとの結論になりました。
ホッとした。しかし、就学相談で受ける知能検査は、より詳細が分かる検査。就学に向けて、この機会を逃して良いのか。
「いままで一度も検査を受けたことが無いお子さんや、療育施設と繋がりの無いお子さんの場合には、重要な検査ですが、過去に2回検査を受けていて、2年前から療育に通っていることから、お子さんの傾向は療育施設が把握しているはずですので、まったく問題ないですよ」とのアドバイスをいただきました。
ここで知能検査を受けないといっても、療育施設より共有された検査の情報から専門家が意見を出し合う仕組みに変わりはなく、他の子たちと同じ項目で判断されるため、心配ないそうです。
(・ω・) 意思確認の書類も、すぐに出してくれた。
療育施設で受けた知能検査の結果を就学相談で使いたいという申し出はよくあるから、深刻に考えなくていいと教えてもらいました。相談してみて良かった。ひとつ心の乱れが整った。感謝。
療育施設から許可が出ない場合には知能検査を実施する。公立の療育施設だから、まあ問題なく共有できるでしょうとの見立てがあり、就学相談2回目が終わりました。
その後、就学相談を担当してくれた臨床心理士さんから、療育施設で個別療育を担当してくれている臨床心理士さんへ連絡が届き、無事に検査結果が共有されました。知能検査は受けなくて良いと電話あり。
(・ω・) 就学相談で共有された情報は、就学相談が終わってから、開示請求をしたら見せてくれるって
実際に就学相談を受けるまで恐怖しかなかったけれども、予想以上に柔軟に対応してくれるので、驚いている。
6月頃、就学相談が不安で吐きそうや、とブログに書いた気がする。
(・ω・) 案ずるより産むが易し やな。
困難を予期するな。
決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな。
常に心に太陽を持て。
ベンジャミン・フランクリン(政治家・科学者)
ほな、また。よしなにー。