幼稚園で加配がついている子は支援級と言われて動揺したが、学務課へ質問すると間違いであることが分かった。悩んだときは相談するのが大事だ、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC スタジオエブリィさん
幼稚園で加配ついてる子は支援級
今回のおはなしは、就学相談が始まる前の出来事です。就学相談に向けた事前の個別相談がありました。
わたしを担当してくれたのは、保育士さん。
「情緒の支援級設置を申請するか、通級にするか、迷っている」「幼稚園は加配をつけて通っている」と告げたところ、想定していない答えがありました。
「幼稚園で加配がついているなら、支援級(知的級)ですね。」と。
療育の先生から、支援級(知的級)に申し込んでも通級の判定になるだろうと言われていると質問したところ、
「でも、加配ついてるんでしょう? 加配ついてる子が、普通の学級にいっても何も学べない。まわりの子にも迷惑かけるし、支援級(知的級)が良いと思う。」
「知能の問題だけじゃないからね。知能検査だけで判断できるなら、就学相談なんていらない。毎年何人かいる、情緒的な理由で支援級(知的級)に行く子が。幼稚園で加配ついてる子は支援級(知的級)って決まってるんじゃない?」
療育の先生から聞いた内容と違ったので、とても驚きました。
(息子の就学先は、幼稚園で加配をつけると決めた2年前から、もう決まっていたんだ。誰も教えてくれなかったけど、本当は決まっていたんだ。我々に選択権は無かったのか。) 少し落ち込む。
帰宅後、夫に「幼稚園で加配ついてる子は支援級(知的級)に行く決まりらしい」と告げると、「そんなわけないやろ」と冷静なツッコミが。夫と話しているうちに、わたし自身も(そんなわけないやろ)という気持ちになり、とりあえず学務課へ確認することに。
やっぱり、そのような決まりは無かったです。
何年か前までは、幼稚園や保育園で加配をつける基準が厳しく、結果的に支援級に就学する子が多かった。幼稚園や保育園で加配のついている子が支援級に就学する決まりがあるわけではない。
情緒的な理由で支援級(知的級)に行く子はいない。境界知能で情緒的な理由もあり、というお子さんが支援級(知的級)に就学するケースはあった。情緒的な理由といっても、自閉傾向やADHDがあるというだけではなく、家族以外の人の前で声を出すことができない特性のあるお子さんだったと記憶している。
支援級は、あらゆる困りごとを抱える子どもを支援しているクラスではない。主に学習のサポートをするクラスであり、情緒的な問題を抱える生徒をサポートできる先生がいない。情緒面での支援が必要な場合には、通級が適している。
地域の小学校への情緒級設置は、なかなか難しい。先生の確保、教室の確保が難しく、申請しても実際に設置されるのは何年も先。就学相談にくる保護者の、目の前のニーズには間に合わない状況がある。
そのような情報を教えてくれました。就学希望を考えるなかで、非常に参考になる情報。感謝。
最後に「担当した保育士が違う地域の情報と勘違いしたのかもしれません。余計な心配をさせて、申し訳ないです。」と。
わたしも聞き間違えたかもしれない。就学相談が不安で、冷静に聞けていなかったと思う。お手数おかけして申し訳ないと伝えて、電話が終わりました。
(・ω・) 4月頃は、頭のなかが大混乱していた。いろいろ聞き逃していたんだと思う。
わたしはいままで、ひとりで悩むことが多かったけれども、療育に通うようになってから、心配なことは(とりあえず質問しよう、それから考えよう)という前向きな気持ちをもつ日が増えた。あのとき、もし聞いてなかったら、何日も悩み続けていたと思う。
(・ω・) 行動して良かった。
息子はもちろん、わたし自身もいろいろな人に助けられて生きていると感じる。助けを求めると、助けてくれる人はたくさんいる。幸せなことだ。
ほな、また。よしなにー。