【集団療育でお母さんが怒って泣いた理由】発達凸凹4歳息子

走り回る子どもたちを椅子に座らせてほしいとの先生のお願いから、お母さんが怒って泣いた。みんな楽しそうにみえるけど、本当は困ってるんだと感じた出来事。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC EMSjpさん


 集団療育が荒れている 


9月初めの集団療育は、クラス全体が大騒ぎ。机に登る子どもがいたり、ホワイトボードをひっくりかえしたり、走り回ったり。

(・ω・) 幼稚園が再開して、みんな疲れていたのかな

そんな感じなので、療育の時間もシッチャカメッチャカ。それ以降、9月はずっとそんな感じでした。子どもたちは自由に走り回って、楽しそう。

(まあ楽しいなら、良いのかな)と思っていたのですが、最後の時間に先生から、お願いの言葉があり、お母さんが怒る出来事がありました。


 集団療育でママが怒った理由 


先生からのお願いというのは、子どもたちが騒いでしまうので、見守りを強化してほしい。椅子に座るように協力してほしい、というものでした。

そりゃ、そうです。先生の言葉は、その通りだと思うのですが、

(・ω・) どうしたらええのか分からへんから、集団療育に来てるんや。どうやったら、おとなしく椅子に座るか、分からへんから、困ってるんや。

戸惑いながら、話を聞いていると、ひとりのお母さんが怒ったのです。

「どうしたらいいか分かってたら、やってます。どうしたら良いか、分からないから、来てるんです。椅子に座ってほしいのは分かりますけども、どうやったら椅子に座るのか、教えて下さい!」 これをもっと関西弁にした言葉で怒っていました。

怒っていたお母さんは、最後に泣き出してしまいました。幼稚園にもなかなか行けず、集団療育に連れてくるのも、やっとだと話していたお母さん。きっと、きょうも、暴れる子どもを一生懸命 連れてきたんだ。想像していたら、わたしも涙ぐんでしまいました。


 集団療育、補助の先生が増えました 


1週間後のフィードバックで、子どもたちが椅子に座らない問題の対策として、補助の先生を増やすことになったと報告がありました。ベテランの先生です。

椅子に座らず走り回ることに対して、意見の交換会がありました。

わたしの意見として、4歳息子が椅子に座らず走り回るとき、どうしたら良いのか分からないので、先生の行動を見て真似していました。引っ張って下ろすとか、つかまえて椅子に運ぶとか、そういう対応をしていましたが、あまり変化がありません。この対応は適していないのかなと思うとの話をしました。

また、幼稚園では、おとなしく座っている。個別療育でも走り回ったことはない。集団療育に来ると、落ち着きがなくなる。集団療育の部屋は自由に走っていい。間違った認識をもっている気がする。そう話すと、まわりのお母さんからも賛同がありました。

まわりのお母さんの意見を聞いていると、わたしが想像もしていなかった視点が出てきて、興味深いです。集団療育は子どもが成長するだけではなく、お母さんが視点の広がりをもつ場でもあるなあ、と改めて感じた出来事でした。

(・ω・) みんな楽しそうにみえるけど、本当は困ってるんだ。一緒だなあ。わたしも落ち込んでばかりおらずに、ぼちぼちがんばろう、って前向きな気持ちになる。

ほな、また。よしなにー。

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