【外出時のオムツをやめたきっかけ】発達凸凹4歳6ヶ月、声のかけかた

外出時のオムツ卒業の後押しとなった言葉や、ネガティブな結末を想像するのは良くない、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC ぴぴふぉとさん


 自宅でオムツが外れるが、幼稚園にはオムツで通園 


4歳年中の頃から幼稚園に通い始めた息子。そのころ、自宅でのオムツは外れていましたが、本人の希望で外出時にはオムツを使用していました。

(・ω・) 家族と出かけるときにはトイレに行ってたよ、オムツはしていたけども

息子の通う幼稚園では、はじめの段階で半分ぐらいがオムツで通園していました。

公立幼稚園ということもあり、発達に不安のある子どもも多く通っていました。そのため、オムツで通園するかどうかは、各家庭の判断に任されていました。

決まった時間に、みんなでトイレに向かうので、ある程度のトイトレが終わっている子であれば、漏らす心配はないのかなという印象があります。

近隣の私立幼稚園は、オムツが外れていない子、マスクをつけられない子は、年少から年中への進級許可が出ないらしく、こちらに転園してきた子どももいました。


 外出時のオムツをやめたきっかけ 


自宅でオムツを利用していないことから、幼稚園でもオムツなしで生活できるだろうと思われたのですが、本人の拒絶があり、なかなか進みません。

年中のあいだ、集団療育に通っていました。

母が先生と面談しているあいだにトイレに行きたかったけれども、付き添いの先生に言えなかったらしく、「オムツぬれたー」と言いに行きました。

オムツを交換しようとしたところ、先生が「オムツ替える前に、トイレに座ってみたら?」と声をかけてくれました。

息子は不満そうな顔をしていましたが、先生に連れられて子ども用トイレへ。

先生に「できるじゃなーい! 今度からはトイレしたくなったら、ここでしたら良いんだよー。」と。

そのあとは、自信にあふれた顔で帰宅。

翌日、登園する準備をしていると、「きょうからはオムツいらない、トイレいける」 意気揚々とパンツにはきかえて出発しました。

それから、外出時にオムツを要求することはなくなりました。自宅ではオムツを利用していたこともあり、漏らすこともなく、無事に日中のトイトレが終わりました。


 外出時のオムツ卒業に向けた声かけ 


個別療育の臨床心理士さんが、よく口にしていました。

「無理に”いまできないこと”をさせるよりも、”いまできること”を何回も繰り返すことが大事」

幼稚園では半分ぐらいの子がオムツを着用しており、急がなくても大丈夫だと感じていたのですが、年中で参加した集団療育ではオムツを履いている子が逆にほとんどおらず、焦っていたように思います。

いろんなことに焦っていました、あの頃は。

できるはずなのに、できない。なんでだろうか。と。

よく行く場所にある子ども用トイレの場所を把握したり、子ども用トイレのある場所に合わせて経路を考えたり、トイトレ中は、わたし自身もトイレへの不安を大きく感じていました。

トイトレって、大人でも、けっこうストレスフルなイベントです。子どもにとっても、ストレスの大きい成長段階であったのだろうと思います。

「大丈夫だよ」とか「いける、いける」とか、簡単な言葉だけれども、応援して励ますような声かけが必要で、とても大事なものだったのかもしれません。

我が家は3年ぐらいトイトレにかかりました。最初は、ちゃんと応援していたような気がするのですが、発達がなんだかんだあって、だんだん(やっぱり無理なんかなあ)とネガティブな結末を想像する癖がついていたように思います。

そんなときに、先生から言われた「できるじゃなーい!」の一言が、息子の前進する力を後押ししました。

同時に、母であるわたし自身の気持ちも後押しされたような気がするのです。(やっぱり無理なんかなあ)から(いや、できるやろ!)と前向きな気持ちになりました。

そうなのよ、何気ない言葉に救われるときというのは、やっぱりあると思うのよね。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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