【おばけえび飼育観察9】水槽に浮かぶ膜はカビ、海水交換の準備

おばけえび水槽に膜がはるようになったので海水交換をした、準備するものや海水の濃度についての、おはなしです。

青空とひまわり

画像提供:するめいぬさんによる写真ACからの写真


 水槽の浮かぶ膜は「カビ」。お引越しをしなくては 


夏です。夕方に窓を開けても、一瞬で閉めたくなる暑さになったころ、おばけえびの水槽に異変が起こりました。水面に膜が現れたのです。

しばらくは(エサの残りが浮いているのかな……)と考えていたのですが、月日が流れても減らない様子を見て、これは水が腐っているに違いないと考えるようになりました。

(・ω・) 近所の公園の池の表面にも、同じような膜があったの。だから、水が腐っているんだと思った。

そういえば、前回、水の入れ替えをしたのはいつだろう。少なくとも8月に入ってからはしていない。そろそろ、お引越しをしてあげなくては。

|ω・) ガイドブックを、よーく読んだところ、これは「カビ」なんだって。そのままにしておくと、おばけえびが死んでしまうので、ティッシュペーパーでとりのぞくのがおすすめだって。

何度かティッシュペーパーで取り除いてみたけども、すぐにカビカビするので、やはりお引越しを決意。海水を交換します。


 おばけえび水槽の海水交換に準備するもの 


事前に準備するもの:海水(一晩置いた水、粗塩)。ペットボトルのキャップ、デザートに使う透明で小さなスプーン。おばけえびの一時置き場(豆腐の容器が便利)

おばけえびのお引越しには、まず「海水」が必要です。“学研おばけえびすいすい水族館”についていた海水は200ミリリットルで8グラムだから、塩分濃度は4パーセントぐらいだと思う。

(・ω・) 市販の粗塩でオッケー。食卓塩はダメ。わたしは100ミリリットルにつき4グラム(目分量)入れることにした。我が家の水槽は、「学研おばけえびすいすい水族館」についていたものなので、200ミリリットル。だから8グラムの塩を用意

使用する水は、1日前からペットボトルなどで確保します。1日置くのは、水道水に含まれるカルキを抜くためです。ミネラルウォーターはダメなんだって。かならず、水道水を使いましょう。

|ω・) そういえば、むかし、池で捕まえたヌマエビたちが1日で死んだことがありました。片方の容器だけ、全部死んだ。だから、この容器は呪われているに違いないと思っていたけど、たぶんカルキで死んだんだと思う。生き延びた容器は池の水、そのまんまだった。みなさん、カルキには、気をつけて。

「海水」のほかに、「ペットボトルのキャップ」「デザートに使う透明で小さなスプーン」「豆腐の容器(おばけえびの一時置き場)」があると、水の交換がしやすいよ。


 おばけえび水槽の海水交換、お引越し


おばけえび水槽の海水交換の流れ:水槽から豆腐の容器へ一時預かり、水槽を洗う、海水を作る、よく混ぜる、おばけえびをお引越し、終わり。

おばけえびの水槽を洗うあいだ、豆腐の容器に生きているおばけえびを一時預かりします。古い水と一緒に移動。次は、水槽を洗います。

(・ω・) 水槽は水洗いしてね。石鹸や洗剤を使うと、水槽に残って、おばけえびが死んでしまうかもしれないよ。洗い終わった水槽は、よくふいてね。カルキが残った水は、おばけえびにとって危ないよ。

水槽が洗い終わったら、ペットボトルのキャップを使って、お豆腐の容器から水槽へ移動します。水槽を傾けたり、スポイドで吸い取って移動したり、できそうでできない。ペットボトルのキャップを使って、移動させると簡単です。不器用なわたしができるので、とっても簡単。みんなもやってみてね。

(・ω・) プリンなどに利用する透明で小さなスプーンも便利だよ。金魚すくいみたいで楽しい。息子3歳も熱中。

今回は生まれたばかりの1ミリ程度のおばけえびがたくさんいて、けっこう時間がかかりました。1時間かな。数日前に、おばけえびのタマゴをたくさん入れたところだった。失敗。次回は海水交換、お引越しが終わってから、次世代のおばけえび育成を始めたい。

新しい水槽は良い感じです。さっそくエサ(スピルリナの粉末)をあげてみると、たくさんのおばけえびが水槽の上までやってきて、もぐもぐと食べていました。満足。小さいけれども、可愛い生き物です。充実した1日だった。

ちなみに、いま水槽にいるおばけえび、ボスはオス1.5センチ、次に大きいのは1センチ(性別不明、メスっぽいが托卵は無い)、残りは1ミリ多数。1番大きなおばけえびは、そろそろ3ケ月ぐらいなので、寿命で死んでしまうと思う。同じ時期にオスとメスの大きなおばけえびが存在することは難しい。繁殖への道のりは長い。


 おばけえびは塩分濃度が変わっても平気 


「学研おばけえびすいすい水族館」についていたガイドブックによると、塩分濃度が2パーセントでも、10パーセントでも、タマゴは生まれるらしいです。

(・ω・) 塩分濃度によって、おばけえびの身体が変化するんだって。濃い海水で育つと、尾の先にある毛が少なくなったり、おなかが細くなったりするって。

ふたつの水槽を並べて実験してみようと思いつつ、もう半年が過ぎました。月日が経つのは早いものです。

さて、ガイドブックには、他にもいろいろな実験の方法が紹介されています。たとえば、冷凍したタマゴや、真っ暗な状態のタマゴはちゃんと生まれるのか、など。

(・ω・) 子どもの自由研究にピッタリ。どうやって実験したら良いか紹介してくれているところも、良い。やっぱり学研を選んで良かった。おもしろい、不思議だなあって観察するだけじゃなくて、自分で実験、比較する方法を提案してくれるのが、ありがたい。

おばけえびが、大人になるには1ケ月かかります。でも、タマゴから生まれるのは、わずか1日(夏の場合、寒い時期は2、3日かかる)。だから、どんな環境だとタマゴが生まれるかの自由研究に向けた夏の比較実験は、3日ぐらいで完成すると思う。余裕をもって1週間あれば、充分できるよ。

(・ω・) 自由研究が間に合わない。と悩んでいる子どもに、おすすめ。残り少ない夏休み、楽しんでください。

ちなみに、おばけえびのタマゴは、わたしが利用した「学研おばけえびすいすい水族館」のようなセットになっているものだけじゃなくて、アクアリウム屋さんで魚のエサとして売っていたり、ガチャガチャにあったりするよ。

ネット配送が届くまで待つ時間もない! って急ぎの場合には、近くのお店で探してみてね。水槽など付属品がついていない場合には、ペットボトルやお豆腐の容器でも育てられるよ。スポイドがあると長生きするかも。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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