【イクメンじゃなくても良い】だがしかし、感謝はしてほしい

仕事が忙しい夫に「イクメン」を望んでいないはずなのに、イライラするのはなぜかと考えたところ、言葉で感謝を伝えてほしいのだと気づいた、っておはなしです。

輝くピンク色の花

画像提供:umiphotoさんによる写真ACからの写真


 イクメンパパをもつママに囲まれて


コロナウィルスが流行る前、昨年の出来事です。息子三歳と同い年つながりで、近所に住んでいるママ4人によるお茶会がありました。

どうやら、他3人のママの旦那さんは、イクメンらしい。休日はパパがお世話してくれるから楽なんだよね。って。

我が家はイクメンとは程遠い状況。(へー、そんなこともしてくれるんだ。いいなあ)と羨ましく感じながら、まわりの話を聞いていました。

やがて、我が家のノットイクメンパパが注目される状況に。「二人目できたら、パパに手伝ってもらわないと、生活できないよー」「お風呂ぐらい、入れてもらいなよー」「土日はパパの日にしたら良いんだよ」と、三人から口々に言われ、なんとなくモヤモヤする時間を過ごしました。


 イクメンじゃなくても良い。だがしかし、感謝はしてほしい 


わたしもイクメンに憧れはあります。だがしかし、転職後も夫は仕事が忙しく、子育てや家事を手伝ってほしいとは考えていませんでした。独身時代を思い出すと、働くのは大変だった。お金の心配をすることのない暮らしをさせてもらっているのです。わたしは夫に感謝していました。

(・∀・) 感謝しているが、イライラはする。

夫がイクメンではないことには納得しているはずなのに、なぜ休日に昼過ぎまで寝続ける姿にイライラするのか。

なぜだろうか。と、約一年考えた結果、自分のなかで(なるほど)を感じる気持ちに出会いました。

(・∀・) わたしは、感謝されないことに、怒っておる。

夫が仕事で忙しいのは分かっていますので、土日は早起きして家事育児を分担してくれとは思っていない。じゃあ、なんでイライラするのか考えたところ、夫から「休日も早起きして息子のお世話してくれて、ありがとう」と感謝されたことがない点について、わたしは怒っているのではないかとの結論に至りました。

(・∀・) さっそく、夫に報告

「休日になると、昼過ぎまで寝ている夫にイライラしている。だがしかし、早起きして子育てを交代してくれとも思っていない。考えた結果、“きょうも早起きして息子のお世話してくれてありがとう。おかげで、ゆっくり眠れたよ”と言ってほしい。適材適所。夫は仕事、わたしは家事育児を担う。だがしかし、お互いに感謝は必要」

夫は「うん」と、納得。

(・∀・) うむ、良い解決策が見つかった。

と、思っていましたが、あれから10回の休日を過ぎでも、一度も感謝の言葉は届いていません。どうなってんだ!


 何か忘れていませんか……


昨晩、夫がアイスクリームを買ってきてくれました。息子三歳が寝てから、こっそり食べるつもりの美味しいアイスクリーム。ぐふふと思っていたけども、息子三歳に発見され、みんなで美味しくいただきました。

(・∀・) 息子三歳、朝起きたら、まず冷蔵庫をチェックするのが日課。「おなかすいたなー。なにかおいしいものないかなあー」って言いながら、ガサゴソしてる。

さて、おやつにアイスクリームを食べたあと、息子三歳と一緒に「おいしいアイスクリームかってきてくれて、ありがとう」と言ったとき、(そういえば、わたしへの感謝はどこいった)の気持ちがモクモク。

「パパ、何か忘れていませんか……」と尋ねると、(うーん)って顔をしながら、悩んでいる様子。しばらく考えても出てこないので、さらにヒントを。

「早起きして息子のお世話してくれて、ありがとう。を、言う約束をしましたね? あれから10回の休日が過ぎました。一度も届いていないんですけども……?」と、質問したところ、“そういえば”という顔をして、「いつも、ありがとう」と握手。

(・∀・) うむ、良いのだ良いのだ。息子のお世話は、わたしの担当だからね。心地よい言葉を、ありがとう。


 家族でも、言葉で感謝を伝えるのが大事である 


わたしの夫は、「うん(肯定)」「うーん(迷い)」「ううん(拒否)」の三語で、自分の意思を伝えようとするツワモノ。子どもが生まれるまで、だいたいの会話が「うん(肯定)」「うーん(迷い)」「ううん(拒否)」で成り立っていました。

(・∀・) なぜ、三語で成り立っていたのか、思い出せない。困ってはいなかった。はず。

その後、子どもが生まれて、日常に息子のお世話が混ざり始めると、相談や連絡、確認、共有したい話がたくさん生まれて、三語じゃ足りなくなってきました。

特に「ありがとう」が不足している。夫は、わたしに対して感謝がないわけでもなさそうです。わたしが好きな期間限定販売のおやつを買ってきてくれる、子育てに疲れてゲッソリしている日は息子と散歩に出かける場合もあるなど、行動による感謝は届いています。しかし、言葉はゼロです。

なぜ、夫は「ありがとう」を言わないのか。モノを買うより、簡単にできるのに。と考えたところ、“ありがとう”の言葉がほしいことに気づいていないのではないか。と考え、“早起きして息子のお世話してくれて、ありがとう。と、言ってほしい”に、つながりました。

(・∀・) わたしは感謝の言葉がほしい。「ありがとう」「ごめん」は、早急に追加してほしい。

適材適所。夫は仕事、わたしは家事育児。それぞれの持ち場で、がんばっている。わたしは夫に、家事育児へ協力してほしいとは思わない。だがしかし、家事育児を専門として活躍する妻に、尊敬のまなざしは向けてほしい。わたしも、もちろん、仕事で活躍する夫を、尊敬している。

夫は仕事が忙しい。休日は好きなだけ寝たら良いし、ゲームもしたら良い。時間をかけて何か手伝ってほしいとは思わない。ただし、時間をかけずにできる“ありがとう”は積極的に活用してほしいと願っている。

(・∀・) “家族だから言わなくても分かってくれる”は、夢物語。

人間が何のために言葉を使うようになったのか。“察する”なんて本能、人間には無いのです。家族でも、言葉で感謝を伝えるのが大事である。

ほな、またー。よしなにー。

スポンサーリンク