【加配の申請、園長面談で聞かれたこと】発達凸凹3歳息子と

発達凸凹の4歳息子は、加配の先生をつけて幼稚園に通っています。加配申請の流れ、園長面接での質問内容、一般的な入園願書提出との違いなどの体験談。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC hiyoriさん


 幼稚園の加配申請をしようか迷っている人へ 


昨日に引き続き、きょうは「幼稚園の加配」についての体験談を書きます。

10月になり、来年度の入園に向けて、加配の申請について調べているかたの参考になると嬉しいです。


 加配の申請 


わたしが初めて「加配」という言葉を聞いたのは、入園相談をしたときでした。ちょうど1年前。

「加配の申請をしたほうが良いですよー 2年つけると、全然違いますよー 私立幼稚園だとつけられないから、公立の幼稚園がおすすめですー」と。

そのまま、言われるままに公立幼稚園へ入園願書の提出、加配の申請を提出しました。

市町村の窓口の担当者が「幼稚園は教育の前段階の集まりなので、補助(加配の先生)をつけても集団行動ができないと判断された場合には、入園が許可されません」と何度も繰り返しました。

当たり前に入園できると思っていた公立幼稚園。4歳息子にとって、それが当たり前ではないと気づいたとき、少なからずショックを受けました。


 園長面談で聞かれたこと 


入園を予定する子どもが全員受ける園長面談は、簡単なもの。発育状況などを記入する紙を見ながら、サササッと終わりました。

その後、別の日に、加配の申請をした子どもには2回目の園長先生が行われました。2回目の園長面談は、小児科の先生(園医)や、加配の先生が一緒でした。

両日とも、当時3歳の息子は一言も喋ることなく、ニコニコ走り回っていました。そんな感じなので、わたしも追いかけるのが忙しく、まともに会話はできない状態。

遠くから小児科の先生に聞かれたのは、たったひとつの質問でした。

「言葉は、どう?」

わたしが、走り回りながら「言葉は達者です!」と答えると、「それやったら伸びるわ! 幼稚園に入っても、療育は続けてください。こういうタイプの子は、療育に通うと、よう成長するさかいに! はい、終わりー!」

以上、あっというまに終わりました。1時間ぐらいあるのかと思ったら、5分で終わった。びっくりした。

園長先生も驚いた顔をしていました。たぶん、3歳息子が一言も話さなかったからだと思います。この子は、本当に喋るのか? そう疑っているようにも感じました。

帰り際、「緊張してるのかな?」と話しかけられても、振り向きもしない。まるで聞こえていない様子の、3歳息子。先生も反応に困っている様子。不安が募る。入園は許可されるのだろうか。


 普通の入園手続きと違ったこと 


我々の暮らす市町村。通常であれば、公立幼稚園へ願書を提出した時点で、入園許可書が送られてくるのですが、加配の申請をした子どもは、審議があり、そこから3ヶ月後に入園申請の結果が届く仕組み。

心配になり相談へ向かったところ、市町村の窓口の担当者が「幼稚園は教育の前段階の集まりなので、補助(加配の先生)をつけても集団行動ができないと判断された場合には、入園が許可されません」と、前回と同じ内容を繰り返しました。

公立の幼稚園に入園できなかったら、どうしたら良いんだろう。次は何を準備したら良いのか。私立幼稚園は定員割れしているところがないし、ハードルも高そう。保育園を探し始めたほうが良いのか。 と、担当者に質問すると「保育園と幼稚園は利用目的が違う施設なので、できるだけ幼稚園に通えるように、どのような配慮が必要か検討します」と。

あれやこれや質問していると、「たぶん入園が許可されないことは無いので、心配しないで、お待ちください」と。

(・ω・) なんや、なんなんや、はじめから、そう言うてくれや、

お正月を過ぎたころ、みんなから3ヶ月遅れて、幼稚園の入園許可書が届きました。ほっと一息。

幼稚園の入園ひとつとっても、多くの人が経験しない出来事の連続でした。療育の先生とも、いまほど親しくなかったため、気軽に質問できず、毎日、四苦八苦。

だから、いま、同じように悩んでいる人の役に立てると良いなと思って、幼稚園や加配申請についての体験談を書きました。参考になる部分があると嬉しいです。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

スポンサーリンク