自己肯定感について考えてみたところ、子どもだけではなく、世の中の親を苦しめる呪いの言葉やないか。と思った、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC sayokさん
【自己肯定感って呪いの言葉やな】とあるアスペルガーの脳内
発達凸凹のある子どもの育て方についての書籍を読むと、よく登場する言葉がある。それが「自己肯定感」だ。
そして思う。自己肯定感って呪いの言葉やな、と。
いろいろなマイナスの結果を「自己肯定感が低いから、こうなった」とつなげる傾向がある。実際、どうだろう。
子育てに自己肯定感が大事だというのは、10年前の時点では、すでに知られつつある情報であった。にもかかわらず、世の中に多く存在する「元・子ども」は自己肯定感が高い状態に育っていないように思う。
それどころか、逆に不幸な大人を増やしたのではないか。「自分は自己肯定感が低いから、うまくいかない」と悩む人や、「自分は、子育てに失敗した。自己肯定感の低い子どもになった」と落ち込んでいるお母さんが、わたしのまわりにも少なからずいる。
なんだ、これ。自己肯定感って、世の中の親を苦しめる呪いの言葉やないか。と、思った。
自己肯定感が大事とはいうけれども、自己肯定感を伸ばす、実践しやすい方法が少ないのが原因ではないだろうか。わたしもいろいろな書籍を読んだけれども、どうすれば自己肯定感が高くなるのか、納得するアイデアには出会っていないように感じる。
たとえば「褒める」という方法がある。これには懐疑的だ。なせならば、わたしは褒められるのが嫌いだったからだ。
中学時代、塾の友達に「姿勢が良い」と褒められた。わたしは、褒められる(注目される)のが嫌だったので、その日から姿勢良く椅子に座るのをやめた。すっかり猫背の人生に。
そういうわけで、わたしは「褒める」に懐疑的。疑いのまなざしである。
自己肯定感が低いから、褒められると嫌な気持ちになる。という考えもある。自己肯定感が高いときは、褒められると素直に受け入れられる、と。
そうなると、自己肯定感がどうこうではなく、生まれ持った気質や性格の差なのだと思う。どうだろう?
お母さんが子どもの自己肯定感について悩む必要はない。自己肯定感は、育てかたによって変わるものではないのだから。たぶん。
ちなみに、わたしは自己肯定感の低い人の特徴に、わりとピッタリ当てはまる。しかし、自己肯定感の簡易チェックをすると天井近く高いことが多い。不思議だ。
(・ω・) ネガティブな感情とポジティブな感情が同時に存在している、かもしれない
きょうのまとめ。今後「自己肯定感」という呪いの言葉に一喜一憂するのはやめよう。そのままの自分でオッケー、そういうことや。
ほな、また。よしなにー。