空気が読めないなどマイナスに思える要素を持つ発達障害が、進化の過程で絶滅せずに生き続けているのは、存在する価値がある人間だからなんだよ、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC ナンバーさん
性格には良いも悪いもない
わたしは昔から、空気が読めませんでした。わたしが喋ると、みんなが呆れたような顔をする場面が、よくありました。だから、わたしは性格が悪いのだと感じていました。
劣等感の塊である、わたしの心に響いた言葉です。
進化の過程で、一見弱そうな性格も残ってきたということは、そこにちゃんと存在意義があり、その人にしか果たせない役割があるということです。
土屋賢二(哲学者) 参考文献:PHP no.852
性格は5つの要素で成り立つと考えられています。「開放性」「協調性」「外向性」「誠実性」「神経症的傾向」の5つ。
(・ω・) 開放性は、想像力や感受性のことだよ
5つの性格の中で、「神経症的傾向」は、他のものと雰囲気が異なります。イライラしやすいとか、落ち込みやすいとか、どちらかというとマイナスに見える性格です。
でも、この性格要素は、失敗を恐れて慎重に行動し、感染症にかからないように警戒するなど、人間が長い期間生き延びるために必要な能力なのです。
そうやって考えてみると、わたしがもっている空気が読めない性格も、何かしらの意味、役割があるのだろうと思うのです。
【発達障害が進化の過程で絶滅しなかった理由】存在意義とは
その後に読んだ本に書いてありました。正確な文章は覚えていないのだけれども、「自閉症や統合失調症は、結婚適齢期よりも前に発症するものである。にも関わらず、異性に好まれ、結婚して、子どもを育てる人が多くいる。つまり、自閉症や統合失調症の人々がもつ神秘性というものは、人々をひきつける魅力があるということだ」というものでした。
これは、発達障害にも当てはまると思うのです。発達障害は、突然起こるものではありません。結婚する前から、その性格であったはず。でも、わたしのように結婚して、子どもを育てる人が多くいます。
つまり、発達障害の人がもっている特性は、進化の過程で淘汰されない意味のある、価値があるものです。
自分が発達障害であっても、自信をもって生きてください。空気が読めないとしても、あなたは、魅力あふれる人間なんですよ。ってこと。
(・ω・) 現在、発達障害は、どちらかというとマイナスな印象を受けるものだけれども、重宝される時代がくると思ってる。きっと、そう。
ほな、また。よしなにー。