読書感想文【おうち療育で会話力がぐんぐん伸びる】発達凸凹4歳年中

柳下記子さん「発達障害がある子の会話力がぐんぐん伸びる おうち療育をはじめよう! 」の読書感想文。具体的な作業、教え方が紹介されている、分かりやすい本です。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC Kisaragiさん


 発達障害がある子の会話力がぐんぐん伸びる おうち療育をはじめよう!  


きょうは、柳下記子さん「発達障害がある子の会話力がぐんぐん伸びる おうち療育をはじめよう! 」の紹介です。

漫画もまじえて、(あー、なるほど)とパッと読んだだけで理解できる内容。おうち療育初心者にわかりやすく具体的な作業や教え方がまとめられていました。良い本だったので、おすすめしたいと思いました。

特に印象に残った3つの作業について、詳しく紹介します。


 あいさつの練習をしよう  


発達凸凹がある子どもは、挨拶が苦手な場合が多いといわれています。

(・ω・) 4歳息子も、そう。顔をそむけたり、隠れたり、挨拶しない。

そういう子どもに向けた、おうち療育。あいさつの練習。こういう場面ではどういうの? と確認して、実際に声に出してみる。

幼稚園の送り迎えにて、(きょうも、挨拶しないなあ)なんて思っていましたが、これは、どうやら「自信のなさ」も影響しているらしい。間違えたら、どうしよう。と不安になっているのかも。

自宅で何度も繰り返した結果、挨拶を口に出す習慣がついて、実際の状況でも自然と挨拶できるようになると良いなあ。

(・ω・) もし、挨拶できなかった場合の声かけ例も良かった!

子どもが挨拶できなかった場合、「どうしてできないの?」ではなくて、「挨拶はできなかったけども、相手の顔を見ていたのが良かったよー」「挨拶する場面だなって気づいたのが良かったよー」など、前向きな声かけを。

(・ω・) 「できたことを褒めてあげて」というのが書いてある本が多いけども、何を褒めたら良いのか、褒める部分があるのか、よく分からなかったので、参考になった。


 自己紹介シートを作ろう  


次の「自己紹介シートを作ろう」は、小学校入学に向けた準備として良いなと思った。

自己紹介シートにまとめるのは「名前」「年齢」「がんばっていること」「がんばりたいこと」「好きな勉強」「好きな遊び」「好きな食べ物」「得意なこと」「大きくなったら何になる?」など。

(・ω・) 小学校ぐらいになると、クラスで発表する機会が増えるテーマたち。

パッと考えるのは難しいから、少しずつ埋めておくと、スムーズに会話できるよーって。

想定される質問をあらかじめ知っていて、答えが決まっていると、スムーズに会話ができる。なるほど。


 気持ち日記を書こう 


情緒に関するものでは、気持ち日記を書こうが良かった。

コップの絵を描いて「いまの気持ちがどれぐらい溜まっているか」を考えさせる作業。

(・ω・) コップに気持ちがだんだん溜まると、溢れてしまうんだよーって説明するの。

悲しい気持ちや楽しい気持ちなど、いま感じている気持ちを表現して、自分自身の心を穏やかにする練習です。

悲しいときに怒ってしまう、楽しすぎると走り回るなど、気持ちのコントロールが苦手な子どもにおすすめの作業。


 おうち療育をはじめよう。読書感想文まとめ 


「発達障害がある子の会話力がぐんぐん伸びる おうち療育をはじめよう! 」は、行動や情緒の部分を伸ばすためのアドバイスをまとめた本でした。

わたしはいままで、文字や数字の読み書き、体幹を鍛える おうち療育に取り組んできました。自宅では個人の能力を伸ばすのが大事だと思っていたからです。

ですが、この本を読んで、対人面、コミュニケーションについても、おうち療育で伸ばせる可能性があるんだなと気づきました。

家庭での実践は難しいけれども、コミュニケーションに必要な土台の部分、たとえば、あいさつができるように、スムーズに会話ができるように、自分自身の機嫌をコントロールできるようになど、ひとつ武器を持って、人との会話に向かえるように「準備する」ことが大事なのだと思います。

(・ω・) これから始まる年長の1年は、コミュニケーションの武器を作る部分を応援したい!

ほな、また。よしなにー。

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