「ナナフシのへや」を見るために橿原市昆虫館へ行ったところ、ミズカマキリに夢中になった、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC feathercollectorさん
【生きているナナフシが見たいときには】橿原昆虫館、奈良県
冬休みに奈良県にある橿原市昆虫館へ行ってきました。今回の目的は「ナナフシ」を見ること。
(・ω・) 「ナナフシのへや」がすごいと聞きまして
注意:カーナビに「橿原昆虫館」と入力しても出てこず一騒動ありました。「橿原【市】昆虫館」が正解です。
橿原昆虫館「ナナフシのへや」がどこにあるか分からず館内を2周する
橿原市昆虫館には体験展示がたくさんありました。カマキリの気持ちになって手を動かす体験、ミズスマシになって水中と水上を同時に見る体験(ミズスマシは目が4つあるそうな)、土の中に暮らす生き物を覗き見る体験、特別な光を当てて虫にだけ見える模様を見る体験など、ひとつひとつの展示がおもしろく、知っているようで知らなかった虫の世界に気づきました。
カマキリのエリアも充実しています。一般的な緑のカマキリのほか、花のように白いカマキリ(ハナカマキリ)や葉っぱのようなカマキリ(メダマカレハカマキリ)など、そのなかで特に気になったのが「ミズカマキリ」です。
大きめの水槽に他の昆虫とともに展示されていました。どこにいるのか。
普通のカマキリの姿をイメージして水中の地面をじーっと探していましたが、なかなか見つかりません。すると、息子6歳が「これちゃう?」と水中上部を指さしました。
え? これかなあ……? 細すぎるんちゃう? ざわつく。
「しっぽが長いなあ」「こんな細いのに魚捕まえるんかなあ?」 我々親子は初めて見る昆虫に興味津々。
自宅で図鑑を調べたところ、ミズカマキリのしっぽに見える管は空気を通すものだそうです。エサはおたまじゃくしやアメンボらしい。どうやって食べるんだろうか。見てみたい。
そのあとは昆虫館の定番、蝶々が飛ぶ温室を通り、なんだかんだと展示を見て、満足して帰宅しようとしていました。
そこで夫が一言。
「ナナフシ見てへんやん。」
(・ω・) ほんまや!
ミズカマキリに魅了されて、すっかりナナフシのことは忘れていました。
ナナフシ、どこにおったんや……。
我々が入り口付近でわーわーしていると、他のお客さんが「蝶々の奥におるで。増設されたさかい、見つけにくいとこにあるんや」と教えてくれました。
教えてもらったところへ向かうと、確かに扉がありました。
(・ω・) お手洗いにつながるだけの道かと思って、通り過ぎてた
くねくねの廊下を歩くと、お手洗いがあり、その奥に特設展示スペースがありました。
目の前にドドンと「ナナフシのへや」と書いた小部屋が現れました。大きな木の枝が置いてあります。ここからナナフシを探すのは大変だなと思っていましたが、そんな心配は御無用でした。
全部ナナフシです。
木の枝に見えた部分のほとんどがナナフシです。ガラスにもたくさん張り付いています。200匹? もっとかな。
息子6歳「ナナフシはどこ?」と聞いてきましたので「これ、全部、ナナフシ」と教えてあげると、驚いていました。
わたしも、こんな大量のナナフシがいる場面を見るのは初めてで感動しました。興味深い展示です。
ナナフシというのは常に擬態しているのだと思っていましたが、これだけたくさんいると枝につかまることも難しく。擬態を諦め堂々と暮らす様子がおもしろかったです。
近くに世界中のゴキブリを展示する「ステキなゴキブリ天国」エリアがあるので、苦手な人はお気をつけください。
余談ですが、「ナナフシ飼いたいなあ」と調べたところ、エサ用ナナフシが販売されているらしいです。入手はできそうですが、問題はその後です。新鮮な木(葉っぱ)が必要なため、我々が飼育するのはやはり難しそうです。
ほな、また(・ω・) よしなにー。